不運な店員へ。

最初に言っておく。俺は仕事にかまけてばかりの会社員亀の代理だからな！
何で俺がこんな役目を…とにかく、似非なのには目を瞑っておけ！

ここでの書き込み読ませて貰った。代理まで使っていたのに、亀はあっさり見つけたらしいな。ストーカーなのはアイツの方だ。
相変わらずな自身の遅レスに落ち込んでいた時だったから、実はかーなーり嬉しかった。

今日の珍しく早い返信は俺なりのサプライズだな。返信ペースを把握したなんて可愛い事を言ってくれるから、ちょっと悪戯したくなった。

俺の方こそお前に夢中だ。仕事中ですらふとした弾みにお前の事を思い出しては会いたい気持ちを募らせている。…会えないのは自業自得だし、本当に勝手なもんだな。笑ってくれて構わない。
この忙しさが一息ついたら、真っ先にお前に会いに行く！そして、思いっきり甘えるからな！…って、俺に何を言わす気だ。くそっ、あの軟派亀め！

お前の好意に甘えてばかりで不甲斐のない俺だけど、お前を離すつもりはない。宣言通りいつかはお前に給料三ヶ月分のダイヤの指輪を贈らせて貰う。…返品はきかないからな！

伝言も伝え終わったし、俺はそろそろ帰らして貰う。…おっと、忘れるところだった。
お盆休みの三日間だけは何とか休みをもぎ取ったらしい。いつもよりは多い回数のメールを交わせると喜んでたぞ。もし、お前の予定が合ったら少しくらいは相手してやれ。

今度こそ俺は帰るからな。…文句があるなら、亀に直接言ってやれ。

あれ、侑*斗…？どうしたの…って、ふふっ…代わりをするくらい仲良くなったんだね。嬉しいな、すごく。

あの書き込み、見つかっちゃったんだね。バレないって自信はあったんだけどな。…愛の力かな、なんて…あはは、僕らしくないね。

遅レスに落ち込んでたの？そんな…僕は、返事が来るだけで本当に嬉しいよ。だから…無理はしないで？貴方の休む時間が少しでも増える事が僕の望みだから…って、侑&斗が伝えてくれる？

せっかく早く返してくれたのに、暑さに倒れてたなんて…僕の馬鹿。か、可愛くないからっ…本当に、書き込みした後に僕、気持ち悪いなって思ったし…
けど、嬉しいサプライズをありがとうございました。

笑ったりしないよ。だって…嬉しくて、愛しくて…胸の奥が熱くなるんだ。その言葉が、貴方の紡ぐ言葉が好き。
ふふっ、甘えに来て下さい。僕は何時でも腕を広げて待ってますからね。…あははっ、確かに侑&斗らしくない言葉だね。

わわっ…ほ、本当に？でも、僕も男だし…貴方に何かあげたい。その時までに考えておきますから…貴方も楽しみにしてて下さいね。…流石に高価な物は無理だけど。
ずっと、離さないで下さいね？もし居なくなったら…それも考えておきます！

侑&斗、ありがとう。本当に嬉しかったよ。またコーヒー飲みに来てね。
お盆休みは多分、僕もお休みだから…ふふっ、今から楽しみで…どうにかなっちゃいそうです。

文句なんてないよ。むしろ、嬉しくて…貴方は本当に、僕の幸運の星です。
じゃあ、またお店の方でもよろしくお願いしますね。失礼します。