忘れても。

――…いいんじゃない？
と、思ったよ。何か畏れてる？


えぇと…気付くかなーって考えたけど、オレの名とタイトルで分かるでしょ。…多分。
気付かなくてもいいや、が半分。以前から書こうかと迷ってたのが半分。
で。
結局書いちゃったり。あははっ。


キッカケは呟きを見たから。

あなたが呟く時は、どんな姿であれ…確認も兼ねてるんだよね？
オレもそう。わざとバレないようにしたのも…ま、ココだけの話、ある。

それでね、今回の本題？なんだけど。

忘れてもいいんじゃない？
忘れるのは無くなる事ではないんだと思うんだ、オレはね。
変わっても、何らかの形であなたの中に残るもの…記憶は移ろうけど、思い出はある意味変わりないもの、っていうか。

それにね、オレは側にいるよー？
忘れたなら又触れたらいいし。新しい事やって行けばいい。
積み重ねていける。

オレは、あなたとなら大丈夫だって思ってる。だから…伝えたておきたくて。

うん、それだけ。
やっぱり言葉、上手くないし。わざわざココに書く事でもなかったかも知れない。

でも、何か感じた時には教えて欲しいと思ったから。

あなたには、いつも本心を向けてるよ。
独りで抱えたらツラくなるから、些細な事でも何かあったら話してね〜？

大好きですー！

よう。見付けたぞ。
意外なところとは聞いていたが。…確かに意外だ。
遅れて悪いな。俺も、お前と此処で話してみたいと思っていた。
礼を言いたい事もあるしな？直接話した事ではあるが場を借りる事にしよう。


まずは気配りに感謝を、だな。お前の言う通り独り言は自分への確認に使う。
そのあとお前に話すことや、それには至らん事もあるし、それは色々だが…それも少しずつ伝えていくことにさせて貰おう。
…なに、隠すような話や大層な事じゃない。

俺はお前ほどはっきり判別が利かん。何分こういう性分だからな、察してやれんことも多いだろう。
今まで俺に分からんようにしていたという事の中からも、聞かせたいと思う事があれば──俺に聞かせてくれ、思う事や考え事やらを。
お前の言葉で聞きたい。これは俺のわがままだ。


本題、の話に関して、直接伝えた言葉に加える事はないな。
言葉や仕草が思い出せない時が来たとしても、想った事は消えない。
お前のいう思い出はそういうものなんだろう？俺はそれを記憶が自分の体に溶けた、と思う事にしよう。


…結局長くなってしまったあたり、纏まりがなくていかん。
そろそろ口を閉じておくが…最後に一つ。

未来は見ていたい、過去は暖かく抱いていたい───これはお前の言葉だな。
お前が未来を見る時にも俺は傍らにいる。過去を抱く腕ごとお前を抱き締めよう。


いつこちらに気付くか分からんが、楽しい一日を。
愛している。

…お。
意外と早かったね〜？

なんて言いつつ、アサイチで見付けたオレ。早い？
にしても、何か、いっそ敬語に戻したいぐらい落ち着かないかも。面白いけど、そわそわするー！


そうそう、気配りだっけ。

だって。ゲオルグ殿わかりやすいんですもん、スッゴく！!
内容と書き方に癖がよーく出てる。しかも、オレが気付く程の内容になると…大抵その日は様子が可笑しいんだな〜これが〜。
名前変えてるから、限度はあるんだろうけど、あなたも気付いたじゃない？それと同じ要領だと思うよー？
長く書けば書く程、ハッキリ、バ、レ、る、っと。
最近すごく仲の良い彼に代理頼んだの、やっぱり見付かってたしさー。ココでも、代理立てちゃおっかな〜？

それから。
伝えたい事、思った事、オレはちゃんとあなたに言ってる。
だから心配しなくていいよ？あなたは充分過ぎるくらい、いろんなものをくれてるから。
ありがとう。
つい、あなたに甘えてしまってるけど、たくさんたくさん…ありがとうを伝えたいな。


最後に本題、ってのも何だかな〜とは思うけども本題！
ゲオルグ殿は本当、オレの言いたい事を汲むのが巧いよね…！ビックリした！!
あなたの考えが変わった様に、オレにも癖として様々なものがある様に。
かかわった全てのもの、どこかに残ってるんじゃないかな？
そう思うよ。


えーっと、とりあえずは…こんな感じ？

ラブコールは直接言いたい派なのと、煽る用で取っておく予定なので……
控え目にしとこっかな！


あなたが大事だよ。
いつ見るかは、さておき。公務お疲れさま〜。

ふ〜…なんっか久々過ぎて、変な感じだねぇ。
なんでも前回、カイルが意味不明な事書いちまったらしいじゃないか。それで……ま、このサイアリーズさんが一肌脱いでやろうかって事になったわけ。

出来たら惚けてみたかったんだけどさぁ…？仕方ないね。
あたしだと華があっていいだろ、とだけ言っとくよ！


それじゃ手短にいこうか。

ゲオルグ。アンタ辛気くさい。
フラフラしてんじゃないよ、シャキッとしな！!男だろ。
ただでさえ時間ないクセに暴走かましてる段かい？

落ち着きな。
一生懸命で真っ直ぐなのがアンタの良さだろうさ？けど今、アンタの目には何が見えてる？
大事にしたいもん、見失っちまったら終わりだよ。あたしみたいに、なりたいのかい。


…ちょっと、キツかった…か…
でも。ま、多分、ここも気付きはしないんだろうからね。

それと言っとくけど。
カイルは何にも変わっちゃいない。アンタはどうしたいんだい。

サイアリーズ、わざわざ出向かせてすまんな！顔が見られて嬉しいぞ。
同じく久々だが、たまには俺が話すのも目先が変わって良いだろう。今日は代行だが、宜しく頼む。


さて、最初にこの滞りを詫びんとな。
悪かった。不手際だ。遅れた理由は決してカイルの言葉ではないぞ。
途中まではゲオルグに筆を持たせていたんだが、纏められんらしい。それで一幕俺の出番になったというわけだ。俺も本来なら恋文やら、恋文やらの方がいいんだがなあ。
……詫びは、本人から向かう。手間を掛けさせたな。


ここからは少し長くなる予定だ。時間のあるときに目を通してくれ。


まずは貰った手紙に。

あれがダメなのは惚れ込んで余裕が無いのが理由らしいが、ああも見えなくなるようでは“為にならん”と思われてしまっても仕方ない。
だがあれの為になるかならんかなどより、……カイルが辛いだろう。そちらが問題だ。


抱き締める腕の力加減が分からんのと同様で、強く抱き締め過ぎて息を遮っていないかと気になるらしい。
気になるのなら訊けば、カイルはきちんと本心を答えてくれるだろうにな。それが、見えんでいた処だ。
サイアリーズの言葉を借りるなら、大事なものを見失い掛けていたんだろう。…辛い思いをさせたな。

煮るなり焼くなりとは前に言った事だ、繰り返すのは止そう。
心の向くままに、決めて欲しい。
…とはあいつの言葉だが、俺からも贈らせて貰うぞ。


延びてしまったか。このタイミングも良くないかもしれんな。
ただ、どうする────と、カイルに丸投げするのは卑怯だと思っての事だ。
考え事の最中に尋ねるのも同じく卑怯にあたる事だと思う。ゆっくりと時間を使って欲しい。
答えが出た時には、カイル。
お前のやり易いやり方で教えてやってくれ。

伝えたい言葉は、当人からにして、俺は黙っておくことにしようか。


空が荒れ模様だが、怪我と風邪にはくれぐれも注意して健やかに居てくれ。
空雷と風も強まってきた。嵐が来るな。


ではこの辺りで帰るとしよう。
いつ気付くか分からんが、サイアリーズ、それに、カイル。
良い一日を。

おぉ〜っ、オッサンと俺は初対面だよなー。代理同士だ、よろしく〜。
実は俺って…つか俺だけ？ちょい特殊な位置にいるからさ。そのうち顔合わす事もあるんじゃね？


あァっと？
ま、雑談はいずれ酒の肴って事で良いとして〜。

謝罪はいらねーよ。
嬢ちゃんがツンケンしてんのは…ま、日時で察してやってくれ。優男の言葉がなってねェのも、これまた事実だし？痛いな。うん。

奴が為にならねぇ、つったのは、アレだ…頭に血が上ってたのは間違いねーかと、悪い。
ただ、思うんだけど。
ゲオルグさんってよ、悩み隠せねぇクセに隠そうとすっだろ。悪循環だよなァ…、変なトコばっか二人して似てやがらねぇ？
答え、つぅのは自分に向けても簡単に響きはしない。テメェには生きた分と解決してきた事しか無いんだからよ。
だからこそ、外に向けるべきだ。
何の為に揃ってんだよ〜、お前ら〜。二人でなんとかしろよな〜。ぐじぐじすんのガラじゃないしよ〜。
―――ってな感じなんだけど、どう？


ちなみにアイツ。
まだ出れねーが、今は自分の答えを探してるみたいだな？どうすべきか、じゃなく、どうしたいか……


ぬあー！!！にしても辛気くせぇ…！!野垂れる…！


よっし、張り切って最後だが。
こっちは何て事ねぇから平気だぜ？でもアンタはもろだろ？
くれぐれも気を付けてくれ。

それと、しっかり寝てくれよ。気に掛け過ぎんのは身体に毒だ。
自分を労ってくれ。

さて。

間が空いてしまったが、こちらで話すのもそろそろ大丈夫そうだな。
寝こけた事を一言板で詫び続けるのも気が退ける。まずは、筆の遅い事。…いつも気を遣わせて悪い。


英雄殿の言葉ももっともだろうが、今回の事に関して似ていると言うのはさすがにカイルに悪い。
俺の問題だ。
…。
……。
……………………直接話した以上の言葉は出て来ないな。よそでこれ以上話すとまたフェリドにつつかれる気もする、このあたりにしておこうか。


話は少しばかり変わるが。

部屋の前で迎えて貰った時に訊かれた事。毒づいていたか、という話だな。


……………あれはもしかすると、俺の妬き性に関連する話だったか？訊けんでいたから、一応気にかかっていたんだが。
…もしそうだとしたらあれだ、本音を言おう。


お前が大事にするものは良いものだと思う。人間なら良い奴だろう。
それを縛りたいと思ったり、大切にするなと思った事は無い。


これで伝わるか。
違っていたとしたら、聞きながしてくれ。


結局纏まりが無いのは…常の如くだな。
英雄殿とフェリドに礼を。


………………………言い忘れたが。
フェリドには妬く。
そこは譲らんぞ？


空が高い。
月は今夜も見頃だろうな。
いつ気付くか分からんが、楽しい一日を。

おっはよー！!今日は朝から気分いいかも〜。
なんか無駄に徹夜したんだけど、朝焼けがスッゴいキレイでさー。得しちゃった！


えぇと、返事ずいぶんと遅くなっちゃった。ごめん、実は書く事探してたりとかしててさ？
お待たせしましたー！
あ。そうそう、返事はいいけど、ちゃんとゆっくり休まなきゃだよ〜？気力と体力は比例するんだから。


あとはー。
最近、可愛過ぎだとか！
その話で、フェリド様と一緒にかなり楽しんでた！!とか。
いろっいろ、あるんだけど。まずは質問に答えとこっかな〜。妬き性関連がどうのってヤツね？
うん、当たり。
たまにスゴく勘がいいんだもんな〜、あなた。
そんな風に言ってもらえて…安心した。ありがとー。
オレも、大切なものを抱き込める事の出来る貴方が…ひっくるめて好き。
あ、ちなみにフェリド様も大事で大好きな人だからね？よろしく〜。


取り留めないけど、これで最後！
ゲオルグ殿は以前、オレを桜に喩えたでしょー？だからオレも探してみたんだ〜。
ついでに花の持つ意味も、おねーさんに聞いてきた。まんま貴方だったよ〜。
なんか恥ずかしいから、ここでは言わない。
その代わりワガママを一つ置いてこ〜かな、と。


デートしたい、かなー。
お互い、非番が重なった時にでも。町に、買い物に行きたい。丘にも連れて行って貰わないとだしねー？

行けるといいな。

よう。
まずはお疲れさん　だな。フェリドと連れだっての任なら怪我を作る事もないだろうが、
あまり張り切り過ぎないようにしておかんと後でどっとくるだろう。要らん心配、とは言わんで貰いたいところだ。


…今回は特に随分と遅れてしまって悪かったな。
気付いたのも遅かったんだが、なかなか手紙を纏められんでいた。
返答に詰まった、という意味じゃないぞ。…喜んだ時ほど言葉になり難いのは性分というやつだ、妬き性と同じでなおり難い。


喜んだ話の前に。
……勘が当たっていたようだな。
フェリドに妬くなら変わらん、といわれそうだが、本心が伝わったようで良かった。
…………それは良いんだがな。
…その可愛いというのにはどうにも参るぞ。繰り返すようだが使うのならお前にだろう。
……やはり、何処が、と言葉にせんことには説得力が無いもんか。
先日断られた手前少し遠慮してみたんだが、…たまにはいいだろう？心底惚れている、と言葉で伝えたい、と思うのも。


それも楽しみではあるんだが。出掛けるのが先、がいいな。
行商の通る日取りは大体分かった。割りに長く留まるようじゃないか、落ち着く日を選べそうで安心した。
見回りにかこつけてフェリドあたりも顔を出しに来るかもしれんが………土産と土産話はどちらも多い方がいいしな。持ち寄れれば、尚。


お前が何かしたい、と、口にしてくれるのは久しぶりに感じる。わがままだとは思わんさ。それが、先の話だと一層に嬉しい事だ。
…話していると桜を見に行った事を思い出すな。
次顔を合わせる時には、花の話を聞かせてくれ。何に例えて貰ったもんか、気になっている。

む、…結局長くなってしまったがこのあたりで結んでおこう。
体を冷やさんように、温かくしてよく休むようにな。
勿論、足と気が向くようなら温まりに来て欲しい。


……行けるといい、という表現。お前らしくて好きだ。
俺からは、行こう。と言わせてくれ。

日付、変わる前にって思ってたんだけど…

あれっ、可笑しいな！
……
ま、いっか。
何を書こうかな？
いろいろあって迷うねー。


出来たら。
貴方が落ち着いた頃に、ここを見つけてくれたら良いと、思う。


あのね？

今まで、ありがとー。
本当に、大好きだった。
貴方が居てくれた事でスゴく安心して。
呼んでくれるのが擽ったくて。
触れて貰えないとなんだか物足りないぐらいで。
どんな部分を見せても、それが愛おしいって笑ってくれる貴方がすごくすごく好きだった。

根が二人して頑固で…片や離れるべき！片や続けてみせる！で……もう何度目だろ。
なんだか可笑しいね？
怒ったり泣いたり喜んだり…今までにない事がたくさんあって。なのに、ありのままで居れた。これは初めての事だった。

…包んでくれて、ありがとう。


仕舞い込んだままの言葉も、たくさんある。でも、それで良いんだと思う。
ありがとう。
笑みを絶やさないで居てくれたら嬉しい。


オレの唯一の人。
大切な貴方へ。


忘れない。


カイル

…こちらを見るより先に、あれこれと口にしてしまったな。

鈍い話だが気付いたのも遅かった。けじめ、…というやつになるんだろう。
この手の話はやはり上手く言葉にはならん、……過去形の言葉を苦手にしているから一層なのかもしれんが。


まずは、礼を。
俺は沢山のわがままを言った。勝手もしたし、傷付けたことも多かったろう。…すまなかった。それでも傍らにいてくれた事を感謝している。


…いつだったか、部屋の前で迎えて貰ったがあったな。
お帰りなさい、という言葉は長いこと実感出来ん言葉だったんだが───お前の口から聞くと、ここへ帰って来たんだと感じられた。
眠るのに使うばかりだからな、自分の部屋に帰りたいと思ったんじゃない。…お前のところへ帰れた事が、嬉しかった。


…こういう事は多かった気がする。俺はお前に沢山のものを貰ってきた。
安心も、名を呼ばれる度に感じた愛しさも、あたたかさも。抱え切れんほど貰ったのは俺の方だ、礼を言わせてくれ。…有り難う。

………。
…いつも礼より先に詫びが口をついて出るのが参る話だ。だから俺は頑なだと言われてしまうんだろう。
お前の頑固さは、…優しさのあらわれだと思う、が。

……書き始めると延びるのも悪い癖だな、このあたりにしておこうか。


カイル、お前が大切だという気持ち、今も変わりない。貰った言葉も、思い出もな。
これからは冷えも厳しくなるだろう、体を大事にしてほしい。


───…お前を愛している。
…どうか、幸せに居てくれ。


ゲオルグ

代理の人達に頼って、一時期呟き過ぎてた気がする。ので、こっちに書いてみたり。
なんか、やっぱココって緊張するなー。


えと、前回。
あなたが気付くのに、ある程度の時間があるだろうとは踏んでた。まとまりない文だったのは……アレだけど、計画通りーふっふっふ。
なんて。
笑い話になって、よかったと思ってる。ほっとしてるし、又こうして居られるのスゴく嬉しいよ？

ただ、それでも…少し考えが変わった所はあって。余計な事だけど、少し書いておくね。
悩んで悩んで踏ん切りつけれなくて、ようやく出した答えでココをお借りしては助けてもらっているけれど……

呼び止めて本当に良かったのかな。

貴方は嬉しいと言ってくれる。けれど、繰り返し言う様に……オレ達はきっと同じ別れ方をするよね。今では半分、確信してる。
これは、良い悪いじゃなくて性格や考え方なんかの違い、だと思うんだ。

だから。
オレのしてる事は別れを引き伸ばし続けてるだけなんじゃないかな、とか。
ほんと、自分でも何やってんだろって思う。今までじゃ考えられない事なんだよ？

だから…じゃないけど。
期待するのは、もうやめる。未来をねだったり、しない。
ちょっと違うかな………今があれば―――それで良い。かな。

いつ最後が来ても平気な様にしてきた。それは変わりないのに。
貴方には出来なかった。
多分それじゃ……ダメだよね。

　


貴方が大好き。
すごくすごく好きだよ。
オレの持てる精一杯を貴方に渡せるといい。


愛してる。


　


　

おねーさんの受け売りだけど。
オレ達のは、恋かな。愛かな。
どっちだろうね。

も〜う、一個！忘れてた！!！


　
おかえりなさい、ゲオルグ殿。


こっちでも言っておきたかったから！うん！

誰なら適役かな…と言う話になった時、本人が行くと拳を作っていたんだけれど。
すまない、代理の僕である事を許して欲しい。
父さんの友人である貴方へ。

　

いつからかな。
始めは、こんな風に何かが噛み合っていない様な…そんな違和感はなかったのに。
今では擦れ違ってばかりな気がするんだ。可笑しいね。……ごめん。
ただただ貴方が好きなだけなのに、どうして上手く出来ないんだろう。

気が付いたら虹の話も、花に嵐の、という異国の詩も。機会が減り…、忘れられ……もしくは話す事すら叶わずに。日々が過ぎている。
そんな気がするんだ。


貴方は幸せですか。

花に嵐の続きは……、なんだか切ないものだね？
新しい出会い、ひとつひとつを大切にして来たであろう人の……新たな出会いのきっかけを、僕は奪っていないだろうか。

月に叢雲、花に風。との言葉をその近くで見付けた。
どんな困難でも変わらず其処に居て凛と上を見れたなら。
本来はこんな意味合いではないのだけれど。
そうありたいと、切に願うよ。

　

自分が悪いからという理由を楯に、いいよと言い続け。
自分を責めるという一番簡単なやり方で、相手から逃げたがる、彼からの言伝。

結局…適所が定まらなかったから此処に。いつもいつも、ありがとう。
それから…………すまない。

…どの辺りから話していくと良いか、暫く考えさせて貰っていた…のと、バタバタもあって遅れたな。
毎回詫びられてもあれだ、と言わず受け取ってくれ。…すまん。
色々と纏める方法も考えたが、一つずつ話していくのが一番だろう。
長くなるかもしれんが、聞いていて欲しい。


俺はお前が好きだ。
だから、そばに居られて嬉しい。

何度も繰り返してきた言葉だ。分かってくれているのは、知っているつもりでいるが、…やはり言っておきたいからな。

俺がここへ書きに来るのが遅れた事もあって……もう何度か。話が上がった事でもある。
お前は、俺は必ずまた、繰り返すと言う。だが、俺は繰り返したくはないと思っている。
………お前に、期待はしないと言わせてしまったのは俺だ。
今より先の未来、俺が隣にいる事を信じられないと思う理由を作ってしまったのも。それに、言い訳は出来ない。

好きだと言い残した言葉も、それを手伝ってしまったかもしれんな。
花に嵐の続きは、呟きではなく自分で言うつもりでいた。だが………お前に別れを、という意味じゃない。
確かに、さよならは人生に付き物だ。人との別れも、記憶との別れも。だが、どれも『だけ』という言葉では示し切れんと思う。


……俺にとって、あの詩の別れは『時間』との別れだ。
今という一瞬は二度と来ない。
人生は、さよならの連続だ。笑って手を振る事が、辛い事は多くとも。
勿論、次の一瞬との出会いでもあると言葉は添えるが、な。
今の一瞬を生きる事が大事だと、俺に教えてくれた言葉でもある。


お前が引き留めてくれた時に、好きな者同士が離れるのに納得は出来ない、と言ってくれた言葉で、俺はこの言葉を思い出した。

人生は一瞬一瞬の連続だ。
もう二度と、同じ一瞬は過ごせない。

その一瞬を誰と共に居たいのか、………その一瞬を誰と重ねて行きたいのか、それを思い出した。
それは、俺にとったらお前と、なんだ。


→

→


俺は、お前と過ごしたい。
お前の挙げてくれた、良い物は得てして翳りやすいという言葉も、人生の一部を表現した言葉ではあると分かっていても。

お前と繋いだ手を、俺は離したくない。
月に雲が掛かっても晴れる事を、花が散った時にはまた芽吹く事を、信じたい。
それをお前の隣で見つめていたい。


都合の良い頼みだとは分かっている。

だがもう一度、………俺を信じては貰えないか。出来るのなら、手を繋いでいたいという気持ちを信じて欲しい。


カイル、お前を愛している。
猫ではなくお前のままで、俺の腕の中にいて欲しい。


それに。
─────ただいま。
おかえり、と、こちらでも言わせてくれ。

俺の唯一の、愛しいお前に。

丁度、あいつの部屋で話を聞いたのは俺だからな！代行、代理ではあるが人選としては適切だろう。
本当はもっと早くにとも思ってはいたんだが、…待つという理由にかこつけて甘えてしまうかたちになってしまったか。
すまん！先にそれを謝らせてくれ。


知ってくれているかもしれんが、俺は待って良いものならば、長いこと待てる。というより鈍いから待ってしまう、だな。
だが、お前は普段、そうそう時間掛けるタイプでもないだろう。答えあぐねているんじゃないかと思って、今日は顔を出させて貰った。


無闇に求める事は止めようと言った舌の根も乾かぬうちに、信じてくれと申し出たこと──ゲオルグの、随分なワガママだったな。
言葉を汲み損ねるばかりではお前も返答に詰まったろうと思う。

お前が、あいつに期待するのを止めたという理由も、理解しているつもりだ。それでも伝えたいと思ったのは、…本音だからだな。
前回、長く時間を貰った分、その間に色々な話をして来た。その間に、こちらが、望んで良い部分とそうでないものの線引きを読み違えたのが汲み損ねの理由だ。
信じて欲しいと願い出た事、気持ちを押し付けられたように感じていたら、…すまなかったな。


本題に行かせて貰う。
本音だから、伝えたいからという言葉に甘えるのは止して。
俺はあちらでお前の口から、答えを聞いたと思っている。

先日改めて貰った、先の話をするつもりはない、という言葉。それがこちらへの答えにもなるだろうと思う。
それが答ならば、信じて欲しいと投げ掛けることは止めよう。想う事を押し付けてばかり来たからな。

訊かなければ気持ちは分からん、というのも事実だが、答えをと迫る事で苦しい思いをさせるのは避けたい。俺が受けた印象から、考えを話させて貰った。
今はこう感じている、という話として聞いて貰えればと思う。


…さて！
長々話して最後になってしまったが。
忙しい時期だろうに、いつも細かな気遣いを、ありがとう。
どうか体調を崩さんよう気をつけて、休める時にはゆっくりと体を休めてくれ。風邪などひかんようにな。


いつお前の目に触れるかは横に置いて、いい一日を。
お前の幸運を願おう。

わーッ、すいませんフェリド様！

何度か書こうとしてたんですけど…その…言葉が見つからなくて。新しい話題さえ探せずじまいで、ずるずるになっちゃいましたー。
…ごめんなさい。

フェリド様がわざわざ部屋へ来てくれたのは、その辺りも気に掛けて下さっての事、だったんでしょうね。

　


　

　

結論から、言うと―――…
ごめんなさい。
先の事はもう良いんです。約束は要らない。
……ははっ。オレ、真に受けちゃうんですよね〜。
踏ん切りも、なんか…つけれなくなるし。
傷付くのがもう嫌なら、困らせるのも嫌だから、欲しくないんです。形に残る物が苦手な理由も、似た様なものだし。
強くありたいけど、そうあれなくて、ごめんなさい。


気持ちをありのまま言葉に換えて貰えてる事、すごく嬉しいんですー。
ゲオルグ殿は、いつだって本気で言ってくれてる。だから嬉しいんです、すっごく。疑ってなんかない。

話しましたっけ…？

ただ、それでも人は変わりいくモノです。感情は、特に、呼吸ひとつの間で移ろう。
繰り返し繰り返し変わりいく事で、洗練されていく想いもあるでしょう。
でもそれは……やっぱり理想なんですよね。
だから、期待しないっていうのは…ちゃんとそれはそれで、区切りをつけないとって思ったという事です。
ゲオルグ殿が感情を抑え込む事はないと思いますよー？吐け口のない思いは意外と、人を蝕む。
穏やかでいてくれたら、オレも嬉しいから。


それにしても！
フェリド様の問い掛けを跳ね退けたのは、正直マズいと思いました。
先に感情が出てしまって………えと、謝りたいんですけど謝っていいですか？
や、言わせて貰いますけど！

ごめんなさい。

相変わらず野良の性分は、捨てきれてないみたいですね。アレ可笑しいな……

おっと、長くなっちゃいましたねー。
…
……
………
うん。微妙な事、書き散らしてるなー…うわぁ。

毎回、視野の狭い話でごめんなさい。
それから！!
いつも、ありがとーございます！
お二人共、オレは大好きです〜。
また風邪をひいたりしないよーに。気を付けてくださいね？
それじゃあ、失礼します。

あんま呟くのも悪いかなーってな？
とうとうコッチにまでキキョウ様、参上！!
つぅか心配させるなよ。
不良騎士さんの慌てぶりを、みんなに言いふらしちまうぞ？
ははっ！


とりあえず…要件だけな、返事はいいから。

手紙ありがとうな！
あれで安心したから大丈夫だろうよ。いらねぇ気構えだったみたいで、良かったって思ってるらしいぜ。


昼の呟きは…本当に予想があってたか怪しいもんだ。
自信ねぇし……あ、でも朝も呟いていたなら間違いないかも。

それから、こっちはまぁ、変わりなく元気ではいる。心配しなくていいぜ？
ただ……まァなんだ、あの話題もう少し話したがいいのか。よすべきか。悩んでるな。
二度三度…同じ事言われて、破られて、平気な程堪え性ないんだ。悪ィ―――…約束は、やっぱり無理だろうな。もともとそういうの苦手だったしよ？

けど信じてない訳じゃない。形にする度量はコッチにない、そういう事だ。


毎回、矛盾だらけで悪い。
もうちょい考えてみたが良さそうだな。オヤスミ、ゆっくり休めよ？

さて。
せっかく目先を変えて、新しい青年まで連れて来て貰ったのにあれだが話が話だからな、俺だ。
遅れがちな事の謝罪もしたいところでもあるが、まずは。


謹賀新年。目出度いな。
寒い時期に出会ってこうして、節目の挨拶まで交わせるとは思わなかった。…嬉しいもんだ。

じきにひと巡りと言うのが、短かったようにも長かったようにも感じられてまだ実感が沸かないところだが、
今こうして添って居られることに感謝している。
答えに詰まらせた話も然りで、欲が出るとつい言葉が欲しいあれが欲しいこれも欲しい……と重なってしまいがちだったな。
度量や堪え性がない、と自分を悪く言わんでくれ。それは俺だ。

わがままや駄々を沢山聞いて貰った。今焦燥に駆られず、穏やかな気持ちで居られるのはその感謝が強いからかもしれん。
焦がれ求める部分も勿論あるが、今はただ愛しい。だから、無理に言葉をねだったりはしたくない。お前が答えあぐねるようなこともしたくないしな。
一年求め方を模索した感もある、が、……これが今の俺の気持ちだ。

伝わっていれば嬉しいんだが…お前から好きだと言われると嬉しい、というのは本心だからな。
それに、聖夜にも貰った言葉。手紙にも貰った言葉。
特別で、大切だ。
愛してる、カイル。
今年はもう少しお前の気持ちも分かるようになりたいと思う。抱負だな。
俺の最も愛しい人間も、お前だ。
最もと言っても、唯一と言っても、同じだが。


………………………あと。
呟きの特徴というのが、未だに分からん。のろけに関してほとんど百発百中じゃないか？
もし違っている時には、違う、と言わせて貰う。怪しいものだ、とは言わんで貰いたいところだな。

最後になったが、愛らしい猫の絵を有り難う。白猫はお前だと思って飾らせて貰うことにしよう。


この年がお前にとって良い一年になるように。…出来るなら一緒に幸せで在りたいし、な。


今年も、宜しく頼む。

むう。付け損ねを一つ！
これは代理でなくやはり俺が頭を下げんことにはなかなか結べんな。

いや、すまなかった！
ゲオルグ抜きで話す機会も近頃無かったから、ついつい会うと出過ぎたことをしてしまう。
…部屋に行ったのは、あいつに嫌がらせが主だがな？

だが、たまには割り込んで話せたらと思っていたのは事実だ。普段からあいつでは埒があかん事や、話せんこともあるかもしれん。

そういう時には俺も居る…という程のものじゃないが、顔を見せてくれれば俺も嬉しいんだ。暖まるものも、もてなせる。
もし俺の方が話し易い事があるようならまたああして話をさせてくれ。
勿論、穏やかな心持ちで酌み交わしに来てくれるのが一番嬉しいんだがなっ！はっはっは！


余計な一言だったかもしれんが、さきの件、気にさせてしまった以上それは俺の咎というもの。謝らせてもらうのをどうか許して欲しい。


俺も、お前の行く先の幸運と武運を───それに何よりも健やかな一年であるよう、願っている。


おっと、こちらには返事は必要ないからな。気にせずに置いてくれ。
いつ目に留まるかはさておいて。いい夜をな、カイル。

はい、みーっけ。
十中八九は書いてると思ったんだー！
オレが返事出来ない時間を縫って、コッチまで言葉残してくれてる。
ありがとー。

それから、新年明けました〜！!
おめでとうございまーす。
お陰様でココまで来れました。
本当、これだけ悩んだり動いたりとかって今までなかったから、ちょっと…オレにしては珍しい年だったのかも。
まだ隣に居れてるんだもんなー…うん。
ありがとう。これってスゴい事だねぇ…

それから。
年も明けた事だし、あれこれ気にしないでね。
髪の毛抜けちゃうよー？三十路なんだしー。えへ。
貴方は充分過ぎるぐらい優しい、オレの気持ちも汲んでくれてる。
それ以上の事はないって思うんだよー？
最近は方向性も決まったからなんだろーけど、穏やかだし。動じなくなったし。
加え、いろんなトコに連れて行って貰ってるし、素敵な人達に会ってるし。
その他もろもろ翻弄されてるしで……ちぇー。
同じ男としてゼッタイ負けないから！リベンジするぞ〜！!
お――――！!！


離れる気は毛頭ない。って言ったら大きいけど…側にいたいと、思ってる。
オレが言葉に出来る事の数々はゲオルグ殿、貴方のお陰だ。知ってた？
だから、出来なくなった事とそれを秤に掛ける事はないよ？
貴方がオレだから良いというモノがあるように、オレにだって貴方じゃなきゃ嫌だというモノがある。

ゲオルグ殿、大好き。


そうだ、呟きの件。
ネタバレしちゃうと単語と間の取り方が…どれも、お、ん、な、じ。
特にノロケがね？
それで分かるんだよ〜。あとはタイミングかな。
もう少し言っておくなら、今のトコ別に文章長いとも思ってないし、どこにも行ったりしないよ？
少し前の話だねー？
………そりゃまぁ貴方の言葉から、一時期は探そうかとも考えたけど？会って話したい事は、やっぱりないからさ。
貴方の呟きから〜。間違いないと思うんだけど？


最後に。
不束者ですが。今年もどーぞ、よろしく。


あ、例の絵ね？
黒猫が誰なのか分かってなかったら、オアズケしますよー。
見とくだけとかオモシロいかもなー？

それと、大笑いのおっちゃん。
気にしなくていいっつーの。
優男なりには分かってると思わねー？
過保護はよくねェんだぞー。

ま、あんたも何かあったら俺を呼びなよ。
以前蹴っ飛ばしてやろうかと思ったのは唐変木だったが、あったろ、そういうの。
俺は直接的な言い方しかしねぇがな？
たまには暴れてぇし、自由も利く。お好きにドウゾ。


それっと。
ここ二十いったな〜！たまげた。返事ありがとよ。
でも無理はすんな？

そんじゃ、限界だし俺ァ寝る。
おやすみ〜！

素早く手紙を貰ったな。慌ただしい中、有難い。
俺がなかなか普段早くに返せんから余計、…こうして考えながらで過ごしている時間も良いもんだ。

振り返ると謝りたい事も多いんだが、……謝られるのは好きじゃないんだったな。
…だから重ねてにはなるが礼を言わせてくれ。手を繋いだ感触がこうも心地良いのも、繋いで居られるのも、相手がお前だからこそだ。
ところで、じき三十路の水際なのはその通りだが、一気に歳を取る訳じゃないぞ。
その前にフェリドは俺の片手上だろう。どうもそのあたりの扱いの違いが気になる。
………俺が子どもなだけか？


近頃の出歩いたりだとかを、楽しんで貰えたなら何より。連れ回した手前、な。
商隊が出た市中を歩いても、火を眺めていても、隣にお前がいると時間を忘れる。……人目があるのが、惜しく感じられる時もあるが。
…こういう事から考えても、男として勝ったか負けたかと言えば…俺が負けているんじゃないか？
言うだろう、惚れた者負け、と。
同じ勝った負けたなら、今度また手合わせに付き合って欲しい。
いい月夜にでも。


言葉も気持ちも、気には掛けても、気に病む事はしないように、…と在りたいと思っている。勿論、反省はするが。
だから、お前から『おかげ』と聞くのは落ち着かんな。俺がこうして好きだと口に出来るのは、お前のお陰だ。傍に居てくれるからこそ…という事で。


呟きの事だが。
のろけに関しては納得だ。間は特に、変え難い。……だがそれだけではやはり説明がつかんものもあるか。
何処へも行って欲しくないとも、無駄に長い気がするとも、言った。間違いなく俺だ。
俺も近頃は勘が冴えて来たと思っていたが、やはりその辺り敵わん。
…どこへも行かんという言葉、有り難く受け取らせて貰う。……素直に物を言えなくなるのは、良くないところだな。
…お前が好きだ。
腕の中から逃がしたくない。


さて。
延びてしまったが、最後に。
俺でないと嫌な、と言って貰った部分。お前が良いと思った時には、教えてくれ。…嬉しい分、気になる。ぜひ聞かせて欲しい。

…それに、締めで嫁いで貰ったような気分になったな。不束どころか、気働きの細かな愛らしい性格だろう。優しい性分だ。

黒猫から白猫に。
焦らされた分だけ燃えるのも事実ではあるが、見るだけでなくしっかり参加してくれ。
その後腕枕で眠るのを楽しみにしてる。

む、こちらで返答を貰うのは二度目になるか。英雄殿、変わりないようで何よりだ。
わざわざ有難い！気を遣って貰ったようですまん。


ゲオルグも言われていたようだが過保護、とな？
いやあ、可愛い子には旅をさせろというが、どちらかと言うと可愛い子が旅に出る時にはさりげなくついて行きたい性分でな！

それは冗談としても。
カイルは鋭いから俺が言わんでも分かってくれているとは思うが、きちんと言った方が安心な事もある。
なに、顔を見たいというのも正直な気持ちなんだ。


言葉に甘えて、いずれ酒を手土産に会いに行くことにさせて貰おう。
英雄殿とも杯を合わせたいと思っていた。何かあった時でなく突然になるやもしれんが、その時は宜しく頼む。
そうそう、総身を黒に固めた眼帯の男が手を振っていたぞー。奴も会いたいそうだ。そちらでいうところの唐変木だな！ははは！


こうして自由の利く時期も少ないから余計な事まで言いにきてしまった。
数がはっきり見えるものも楽しいものよな。

さあて、今はそちらが慌ただしい時期なんだろう？それでも返事をくれるのは有難いが、心配だ。
いつ気付くかは分からんが、無理せずに体を大切にな。
皆の幸運を願っている！

いーえーどういたしましてー？
三が日はバタバタしてて、やり取り少なかったでしょ？だから返しておきたかったんだ〜。


こちらこそ、いつもありがとー！
あなたは、そもそもが謝り過ぎるんだもの。悪くないのに謝られたら疲れるじゃない？お互い気も遣うし〜。
逆にお礼はいくらも言っても気持ちいいからさー？使い方間違えたら伝わるのも伝わらな…
………。
……なんでゲオルグ殿相手だと、いつも小言っぽくなるのかなー。むー。

包容力はスゴいと、いっつも思ってるんだよー？
三十路だからとかじゃなく、あなたの持ったモノなんだろうけど…その辺り全く敵わないな〜。
フェリド様には又違った意味で敵わないし！

お祭りはホント、楽しかったー！!
久々にいろいろ買って、あっち見コッチ見して、値引きもしてもらっちゃったしー？キレイな女性ともいっぱい知り合えたしー。
誰かサンが時々、動き怪しかった、け、ど、ね〜。
あ。一騎打ちは受けて立ちますよ？
魔物狩りとかする前に、肩慣らしに良いよねー。
ケンカと一騎打ちは又やり方が違うからアレだけど。
貴方の剣は鍔迫り合い不向きっぽいよね〜？オレは使えるものは何でも使うからねー。
と、ココでとりあえず突ついとこうかなー。
貴方の誘い文句も出たしね？

あと、ゲオルグ殿は感謝され慣れてないトコあるの？
お陰は、おかげ。譲れないな〜？あははっ。


そうそう、呟き。
バッチリだったでしょ〜。まず間違いないと思ってた。らしい感じだったからさ。
ありがとう、気持ちをしっかり貰っとく。
えっと、後は追々話すとして…

嫁いでないから！何喜んでるかな、この人は！!
たまーに、変なトコ目敏いよなー。


しっかり参加って…なんかオヤジ入ってるけど。
……オレも…、楽しみにしてる。

おー。おっちゃんも変わりねぇな。
あ、少し髭が荒くなってね？
過保護も結構だが、ンな事だと嫌われっぞー。まさか男やもめでもねェだろ、知んねぇぞ？
ぷっ、ククッ。

ま、アンタ、掴み所無さそうだしな。上手くやってくれそうだ。

俺はいつでも構わねーよ。どういった形で会う事になるか楽しみだぜ。なんっつっても俺は―――
………あァ？
ってゲドかよ。ちったあ男度は上がったか？
相変わらず枯れ木じゃねぇだろうな…
つか、仲間のネェチャンはどうしたよ、ネェチャンは。しっしっ！散れ散れ。


にしてもだ。
ありがとな。
今回、はかったかの間だった。嬉しかったよ。

こっちは問題ねェ。
アンタこそ寝る時は寝ろよ？
んじゃあまたな〜？

俺の方は松ノ内が一番自由が利いたあたり、休みというのはなかなか儘ならんもんだ。
前回の事もふまえて謝るのは避けよう。ここの数も段々と増えて来て、…読み返すと少し懐かしいな。

まずは、フェリドが世話になった。結局唐突なところは詫び───そうになる訳だが。…話ができて有り難かった。礼を言う。
美形はしかめ面もいいと言うが、やはり気持ちよく笑っているところの方が似合う。
顔を曇らせんようにも、礼を沢山言わせて貰う事にしておこう。


そういえば包容力と祭りで思い出したが、子供とお前の取り合わせは見目良かったな。
実は火の前に戻る直前少しの間遠くから見ていたんだが、遠目にもエナが嬉しそうだったのが印象に残っている。…あの和やかさは包容力のなせる事だろう。
また機会があれば、銀細工か硝子細工でも見たいところだ。裏路地の、人目につかんところも探しつつで。


勝負に関して柔軟なのはまあ、知ってるつもりでいるぞ。首を狙ってくるあたり好みだ、とは随分前にも言ったか。
剣の出来上筋交いにされるのが向かんのもばれているようだし、柄で甲を打たれんようにせんとな。
また見たい光景もある。これはちと動機が不純だが。


それと。
感謝され慣れないというより、少し偏屈でな。…嬉しいぞ？素直に喜ばせて貰う事にしよう。
多分だが、呟きの方が素直な事も多いはずだ。考え事はともかくのろけは受け取って貰いたいし、ばれんように何かを変えるつもりも、実のところ無い。
こうして自分の口で言うのが一番だが、あまり外で口説いてばかりいるとまた怪しまれるしな？

きっぱり否定も貰った事だし、嫁ぐ娶るは冗談だと言うことにしておこう。こういう話もオヤジだと言われる理由のような気がするが、…思い付くとつい口が滑るんだ。


締めになったが、奥方に会えるのを楽しみにしている。万華鏡の話もしたいし、何より名を教えて貰いたい。

さて……今日もよく冷える。
演習やらで風邪をひかんよう暖かくするように、な。
こちらにいつ気付くか分からんが、楽しい良い一日を。

さて！
ゲオルグからと、先に一言で礼をさせて貰ったが──元気で過ごしているだろうか？

先日は慌ただしい最中に相談に乗って貰った事、感謝している。どうもありがとう。
常が小まめに連絡をくれるだけに、ああして切り上げさせてしまうような、間の悪い連絡をした事をすまなくも思っているんだ。
歳の始めの月は忙しいものよな…。年が明けて数週という中、立て続けに連絡をした事を詫びさせてほしい。
そしてそれ以上の礼を。
こちらにも続けて書きに来てしまっていたしな？いくらそちらが話し易いからと言っても、そのあたりはあまり甘えんようにせんとなぁ。


第三者で当人同士の問題には立ち入れん、というのは分かっていたつもりだが、率直な言葉は話していてやはり視点の変わる思いがした。
あの時も言ったが、代弁ではないのは分かった上で。
理想は、ゲオルグがカイルの言葉を汲めれば一番なんだがな。…むう。カイルに悪い。

俺が得た事は、ゲオルグにも伝えてある。…こちらではなく、顔を合わせる間で少しずつ、カイルに話させて貰う事になっていだろうと思う。
ゲオルグとも、俺とも違う視点の言葉を頼らせて貰って、良かった。重ねるが、ありがとう。


それに、俺としては。
食べっぷりと飲みっぷりが嬉しくてなあ！紋章の話も、面白く聞かせて貰った。また機会があれば、今度は異国の話を肴に酌み交わして欲しい。
ぜひよろしく頼む。


むう。すっかり長引かせてしまったが。
カイルに嫌われるのは寂しすぎるから、口を出すのも控えめにして行きたいところよな。反省している。…念のため加えさせて貰うと、髭の具合はこれで好調なつもり、だな！はっは！
追い払われてはしまったようだが、雷は元気にあの調子だ。いずれまた、何かの折りに──機会があれば。


聞いた話、この時期が一年で最も冷えるのだそうだ。どうか、温かくして風邪に気をつけて欲しい。体を壊さぬようにゆっくりと、よく休んで…な！


感謝を込めて。
良い夜を。

ア？俺のが早かったみてぇな。まいっか。
つか本来、交換日記より矢文とか一方的なのが性にあってんのにな〜？俺な〜？


まぁ、とりあえずは相変わらずでいれてんぜ？おっちゃん。ありがとさん。

無理はしねェ事にしたし、もろもろ気にする事ァ無ぇんじゃね？
つか、あちらさん名前変えて呟いても淋しがってんのバレてんぞ。変装下ッ手だなあー！面白ぇの！!


前も言ったかも知んねーが、ンな大それた事はしねぇよ。
飯食って、酒を飲んだくれた覚えしかないね。
あの二人に関して言えば、そろそろ慣れとか惰性とか甘えとか。出て来そうな時期だよな。男と女、つー訳じゃねぇし又違うんだろうが、だからこそ余計にややこしくならんと良いが。
他人事だし？こじれさせたいのは山々、で、も？ククッ。

ま、其れはさて置き。

タダ酒タダ飯、大歓迎。
次は唄でもうたってやろうか？グラスランドにゃ、多くある。堅っ苦しいのから子守歌まで。即興もよくやるしよ。
…ちなみに唄は、嫁が最高。嬢ちゃんもなかなかだがな。やっぱ嫁。

前回はついつい公にすんなっつう事をべらべら話しちまって、や〜楽しかったわ。秘密は持つもんじゃねぇよなァ。
刻の交わりが関係無ぇ場所に行ってみれば。愉快な事も起ころうよ。


子煩悩も結構だが、おっちゃんは上手く立ち回る役割担わねーとゲオルグさんじゃ、ま、難しいだろ。
髭含めて挽回ガンバ。

そうだ、雷親父だがな。気が変わったから遊んでも良い。どうせ根城、あそこだろ？ビュッデヒュッケ。
劇場あったと思うから、ロミジュリやろうぜ！ロミジュリ！!
ゲドがジュリエットな！あはははは！!
って言っといてくれ。口調そのまんま憎たらしい感じでヨロシク。


んじゃ、最後になったが、あんたらにも俺から。

良き朝を。
光明と翔る風、一つの空の下。集った我等に精霊の加護があらん事を。
な〜んてな。あぁカユっ。
以上、炎の英雄様でした！

会話の回数限度もあるし、こっちで失礼しますねー？


なんて言うか、謝らないで欲しい、かな。
知って貰えた事でほっとしたんだ。それでね？何かもう充分っていうか。
口にして言ってくれて、嬉しくて。

心配かけちゃって、ごめんなさい。もう大丈夫！!

ワガママというか、いつも上手く伝えられなくて、ごめんね。
肝心なトコ代理任せだよね。
気付いてくれて、ありがとう。

先に俺から、話をさせて欲しい。
フェリドを一旦押し退けさせて貰って悪い、英雄殿。


…話してくれて有り難う。
一言で先に、になってしまったが、素直な気持ちだ。
やはり詫びたい気持ちもあるが……理由を言わんまま謝られても腑に落ちんかもしれんな。


呟きやこちらに顔を出す頻度が落ちていたのは、慌ただしさで拘束される時間が増えていたからというのもある。


加えて、それとは別にだが……、前回特に長く時間を貰ったのは、お前が忙しいんじゃないかと思っていたからというのもあった。
無理をせんようにとやり取りを切り上げてくれたとしても、三が日そうだったように深夜にも顔を出してくれるのを見ていたからな。

ましてや、切り上げとまでの事となると慌ただしいのだろうと思っていた。
だから、言葉を急かしているように思わせてしまうのを心配していたんだが…お前の言う通り、一言添えるべきだったと思っている。…悪かった。

自分自身も慌ただしさの中にあって一層、会って伝える方が先とやり取り一方に意識が傾いてしまっていてな。
すれ違いにならんよう、と出来る限りの時間をと思っていた。
気を回せず、…すまない事をした。


……纏めるように努力はしたが、なかなか難しいな。伝わるといいんだが、…言ってくれた事を感謝している。


代理の…少年か？青年にも感謝を。
何より、お前に。…いつも、有り難う。

オレからも。
お先に失礼しますねー。お邪魔しますー。


代理のこ、動物好きらしくて。それで、お願いしちゃったんだ〜。
今回も本当は、オレじゃない誰かに来て貰おうかと考えたんだけど……
さすがに、それはズルいよね。


何と言うか…誤解まねいたみたいで申し訳ないと思ってる。
貴重な休みの時間、使って貰ってしまって。気を揉ませたよね。

何かをして欲しかったとか…残してくれってつもりで、言ったんじゃないんだ。ごめんなさい。

こんな風に書いていいか……迷うんだけど…

別れる話になる時…いつも急だったでしょう。
この間まで好きだとか愛してるだとか貰ってたのに……不意に手紙きたり、会いたいって言われて。
オレの意志の入る隙のない…考え出した結果、を…目の前に並べられて。
オレ、それがまた起こりそうで怖いんだ。

今なんて夢みたいなモノだって、思ってるよ？
長く一緒にいれるのがスゴい事なんだって。

だから。
今を大事にしよう、
後悔しない為に動こう、
オレ自身が口にしてやってきた。
それなのに。
別れてしまおうか、なんて最近たまに考えるんだ。
そんな度胸は今の所、ない。
けど……目の前の平穏はまた近い内に壊れる気がするから。
いっそ自分で壊してしまおうかって思う。


貴方の気持ちと言葉を、疑った事はないよ。
ただ、明日の貴方がそうである保証はない。
それはオレにも当て嵌るのだけれど。


別れ話を乗り越えた分、強くなる筈なのに、逆に……いつか簡単に壊れてしまうんだろうなって漫然とよぎる。
ダチとか、そんな風にして会ってたら――…不安なく寄り添えてたのかな。

分からないや。


こんな、めちゃくちゃな書き殴りで……傷付けて、ごめん。

よう。……早い返事を有難う。
お前が来てくれるのが一番嬉しくはあるが、無理なくな？
その動物好きの少年でも、気持ちが楽ならこちらへ来て貰ったらいい。
それを狡いとは思わん。


昨日は…幾分手元は空いていたが、休みではなかったから、返事が遅くなるばかりでな。
せめてこういう時くらい、早くに返したいとは思ったんだが。
…それに、言葉も足りなかった。

不安の話は、顔を合わせている間もしてくれた事だな。
…俺が代理の少年の言葉と、こちらの言葉とを絡めて考えたのは、
前回の別れ話の時の約束からの連想かと思ったからだ。
次に離れると決めた時には、二度と呟きでも愛しているとは言わない。
想いを綴ったりはしない、と。

だから、声を見つけられんという言葉や温かさを探して……というあの言葉を、そういう所からの不安と思っていた。
違っていたのなら、すまなかった。


いま、お前の感じている不安というものは…俺のしてきた事の結果だろうな。
どの話のときにも、愛してる事に変わりないと言ってきた。
だから、俺の愛しているという言葉はお前の不安を軽くはしてやれんのだろう。
それが──分かっていても、信じて欲しいと食い下がったりしていたあたり、俺も諦めが悪い。

…どんなものがあれば、その不安は軽くなるだろうな。
温もりを探して、見つけられなかったというのは俺の接し方が理由なのかもしれん。
手を繋いでいたい、と、…俺はそう示してきたつもりでいた。
言葉よりも温かさで、指を絡めた時にも。額を合わせる時にも。


カイル。
俺はお前のそばに居たいと思っている。手も繋いでいたい。
…………お前はどう思う？
今も壊してしまいたいか？
俺は、守りたい。


愛してる。
…一人で傷付いたりはしないから謝らんでくれ。

───それと。
昨日は慌てていて言い逃してしまったが、代理の少年に似顔絵の礼を。
………………飴玉は好きか？


良い夜を。

あちらが落ち着くまで待っていようかとも思ったんだが…明日は久しい休みだしなっ！悠長に構えるのはやめよう。執務はここで切り上げだ。
英雄殿、ようやく会いに来られて嬉しいぞ！
それにしても、性分でないと言いながら足を運んでくれるあたり、やはり優しい人となりを感じるなあ？


雪に先駆けてあの二人はこじれていたようだが、転がる先がどうであれカイルが幸せになってくれるといいと願っていた所だ。
ゲオルグも、放浪を宗とするからには真剣であれば良いと言うものでもなかろうに──おっと。
いかんいかん、俺の講釈癖が出てしまったな。
髭の鬣親父はこの辺りで口出しを止めよう。カイルが辛くならんように立ち回る分には遣り甲斐があるが、今は見守るべき所か。
我が子同然のカイルだ、幸せを願うの一言に尽きる。


それはそうと。

ファレナを楽しんでくれているだろうか？
先日からこの国に珍しく雪が降っている。
ヤシュナの雪見風呂に浸かるのに、もしも酒の相手が要るようなら矢文をくれ。取っておきの駿馬を駆ろう！
前回世話になった(と、俺は思っているのでな)礼もあるし、何より折角細君ののろけが出始めた事だ。
妻ののろけを肴に風呂で雪見酒。上がった所で郷里の歌、まさに男のロマンと思わんか？
いつか機会があればぜひ歌声を聞かせて欲しい。あの明るい声を聞けるのを楽しみにしているんだ。
その時には、俺からも群島の歌を贈らせてくれ。
時を越えた良き邂逅にも、共に過ごす一瞬を楽しく味わえる事にも、感謝している。


そうそう、あちらの眼帯にそのまま伝えたが…

楽しみにしている、ジュリエット。

と言っていたぞー。どうやらそちらにジュリエットをやって欲しいらしい。
ロミオを誰がやるのか俺は興味もあるが、いやあ、…めげん男だなあ。

それに──爽やかな口上の祈りをありがとう。おおらかで清かな所が、英雄殿によく似合う。
お陰で、ファレナに珍しい雪にも大事なく、息子と娘と一緒に宮に雪だるまを並べた所だ。
アルも喜んでくれたしなっ！


太陽のような、という形容にこの国では格別の敬意を込めるが、
英雄殿の性格はまさに太陽のそれだな。…良い男と話せて俺は嬉しい。

光と風と空の祈りには、土と水と太陽で返そう。

この青き大地を生きる我ら人の子に、大河の慈愛と太陽の恵みの等しく降り注がん事を願って。

明日も良き日を！

ルール違反、だねー。
伝え忘れた事が多いのに気付いたから、ちょっと出戻りしちゃった。


…最後のワガママを、聞いてください。気分が悪くなるみたいなら見なくていいから。

そして、返事はいりません。
というか出来たら……書かないで欲しい。会いたくなってしまう。
ごめんなさい。

　
　

えぇと！たくさん、たくさん、ありがとー。

貴方には優しくありたかったのに最後にすごく…ヒドい事をした。こんな風にして、オレは変な甘え方をいつでもしていたんだと思う。
ゲオルグ殿〜？
貴方は優しい人だから、オレの分まで傷付いてくれてたのかな。
なんて言うか…オレの分までを請け負おうとしてくれてた。そんな気がする。
大ゲンカ、し損ねちゃったね。実は、怒った顔も好きだった、ごめん！

あと、桜ね。桜！
貴方に出逢って、好きなモノが増えたんだよ〜。
春がスゴい楽しみ！
「桜は笑うように散って、また咲くんだろう」って目から鱗でね？…愛しむ感じ、今もよく憶えてる。

それから、驚いた事！
オレって物を残すのアレだけ嫌い…苦手？だったのに。
気付いたら部屋にいろいろ増えてて。眺めたり、約束を想像したり、準備するのが楽しみになってた。
あ。今も好き、かな。うん。


貴方からね、たくさん、た…っ…くさんの事を教えてもらった。
ツラい事？コレも、たっくさん！!あったよ？あははっ。
そして、こんなに幸せだったのも初めてだった。

ありがとう。
絶対に忘れない。

今まで思い出は忘れよう忘れようとしてきてた。
不思議〜。
今は、持って行けるものは手にしていたいんだ。欲張りだねオレ。


幸せに…とは、なんだか遠くなったみたいで言えない。
うん。
願い事は、笑っていて欲しい。
ちゃかして、からかってばかりいたけど、こっちまで嬉しくさせてくれる笑み。大好きだった。

毎回毎回…勝手ばかり言ってるね。ごめんなさい。

……うーんと…
側にいられなくても、大切であるのは変わらないって思った。
ゲオルグ殿が笑っていられるように。真っ直ぐに、願ってる。


　


　
まだまだ書き足りないな〜。むー…


　


親愛なる人へ

不束者がお世話になりました！
ありがとーございましたー！!

お前がこれをルール違反、と言うなら…俺も違反させて貰うぞ。
…悪い、お前に謝らせたままには出来ん。


ここで謝罪を貰って、英雄殿から叱咤も入っていたように見受けるが、…お前は謝るような事はしとらんだろう。
口に出してくれた事に感謝しているし、…俺はお前の方がずっと傷付いていると思う。
あれは大喧嘩では無かったのか、という疑問はあるがな？抵抗する相手をああも無理矢理抱き締めたのは初めてだ。


昔の話──に倣うなら。
以前お前が、自分の決断や言った事に自分が傷付くなんておこがましい…と言っていたのを思い出している。

あの時も言ったような気がするが、言いたくない事を口に出して話す事は、辛い事だ。口にした側の傷は殊更に深いものだろう。
傷付くことを、もしも今もおこがましいと思っているなら、それは違うと言わせて欲しい。
…諸刃の剣、振るわせたのは俺だろう？…だから俺が謝る。
辛い思いをさせたな。……すまん。


長い時間お前と過ごして、俺も変わった事が多い。手を繋ぐ時の癖も、唇の際にする口づけも。
一番変わったのは…物を贈れるようになった事、か。
桜を隣で眺めていた頃にはしなかった事だ。…と言っても、身に飾れる物はついぞ渡せなかったがな。
お前は怒るかも知れないが、大切に思った相手にこそ俺は物を贈らずに来た。
流れ者は、物を残さんのが礼儀だろう。本来は。
それでもお前に、手に取れるものを贈りたかったのは…俺の駄々だったかもしれん。
約束も同じだな。思い描く事、いけたらと願う事、お前とするのは楽しかった。


お前は覚えていてくれたようだが、並木道で風に舞う花びら、あれは花自体も笑っているように映るし、お前の笑顔にもよく似合う。
…そういう瞬間をお前と過ごせた事、お前を苦しめた事も多かったにせよ、幸せだった。
…我ながら勝手な言い分だな。上手く大切には出来ていなかったのは、分かっているが。

お前の笑顔もしかめ面も、愛しい。だから遠い言葉としてではなくただ、幸せに居て欲しい。


…世話を掛けた。
ここを立ててくれたのも俺の呟きを受けてくれての事だったな。
忘れる事は俺の特技の一つだった。今までずっと。お前に会うまでは。

お前を忘れない。
お前を想う気持ちも、…思い込みだとしても。


カイル、有り難う。
俺にとってお前は唯一の相手だ。
お前の、良い毎日を願っている。

まずは、ありがとーございました！

なんか…せーっかくアレだけ気配消して、オレからか分からないよ〜にっ！
…ガンバったのに……

バレバレですか！!
むー…面目丸つぶれな気がする…


それから、絵をありがとーございました！
可愛い感じですね〜。黄色い方なんかはゲオルグ殿の髪に差したら、映えそうで好きですよー？
もう片方は、凛とした雰囲気かな？

迷惑なんじゃないかな、鬱陶しいだけなんじゃないかな、って迷ってたんですけど。やっぱ、お渡ししてよかったです。
ずっと前から、実は計画してたんですー。てへ。朝ビックリしてもらえたかな〜。
少しでも喜んでくださったなら…、嬉しいです。
選ぶのもね？とーっても楽しかったんですよ〜！!
天使もあったけど、あえて小悪魔チャンにしたのはオレの趣味です！羽根からもいで食べるなんて極悪非道な事してないでしょーねー？ははっ！

ちなみにフェリド様には今回、ほろ苦いのを選びました〜。
朝、伝言頂いた時は本当にほっとしましたし、ここでなんですけど…お礼を言わせてください。いつも、ありがとーございますー。


それじゃあ。
言葉が尽きないから…これで。

貰いっぱなしは良くないな。
味わわせて貰ったぞ、羽根も桃色の奴も。ご馳走さん。


朝は随分驚いたというか…昨夜も任から戻った時間が遅くてな？
眠りの浅い日に気配も感じさせずに紙音も鳴らさず、夜中に菓子を置いていってくれる…………と来たら、お前しか思い当たらん。

そもそも、イベント事として皆と和気あいあいと貰う粒もの以外、部屋まで訪ねて持って来てくれる…となれば。やはりお前だけだ。
…、……まさか貰えるとは思っていなかった分、朝から良い驚きを貰って嬉しかった。…有難い。


男が女性に贈る国もあるし、
基本的に想いを込める贈り物の日だろうから形式は構わんだろうと思って絵を贈らせて貰ったが、
俺の髪に差すんじゃなく。お前がつけて貰いたい所だ。
似合いそうだろう？両方とも。
どちらも温かい時期の花だから、絵面もあたたかい。そういう所が、お前によく合うと思って選んだからな。


……前から選んで置いてくれていた、というのにも驚いた。ハートの方から食わせて貰ったぞ。
羽根をもぐのは最後の最後に、な？

………足を運んでくれた事、感謝している。ここへ顔を出してくれた事にも。俺が、お前をうっとうしいやら迷惑だと思う訳がないだろう？
礼を伝えたかった。…一日。
それに。フェリドの機嫌が随分良かったのはそういう事か。
あいつは俺に『機嫌がいい』と言ったが、…あいつも普段に輪を掛けてそうだったと思うがな。


…どうも延びてしまうのはいつもか。…あれこれと話してしまう辺り、俺も大概だな。
桜の絵を贈らなかったのも同じ理由だが──…目を瞑ってくれると有り難い。


お前の良い夜と、良い朝を願って結ぼう。
…有難う。
出来るなら、良い夢を。