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1 ジェイド

私の伴侶となった陛下へ

愛しい貴方へ、私から最初で最後の親書です。
きっと返事などないと解っていると言うのに、こんな私を貴方はどう思うのでしょうか…

…およそ二ヵ月間でしょうか、貴方と出会って、この日まで。数時間〜2日に一度程の長い間隔でやりとりをして二ヵ月。たった二ヵ月ですが、私にはとても充実した期間でした。
整理したフォルダに溜った親署を見る度に貴方を思い出します。

背後様の事情で突然離れることになりましたが、とても惜しい。
そう、惜しいのです。貴方と離れることが…私はそんな人間なのですよ…まぁ貴方は知っていますよね。
無理なこととは解っていて、引き止めはしないのに悔やんでいる。ああ、どうして一日は24時間しかないのだろう?もっと時間があれば、きっと今でもお前と手を取り合っていられた。
愛していた、いや、今でも愛している…声は届かなくとも、お前ならきっと解ってくれるだろう…?私の伴侶となって、死後の世界でも共に在ると言ってくれたお前ならば…
私は今でも忘れていない、忘れない。お前がくれた言葉も、ぬくもりも全て。


……失礼、つまり私が言いたかったのは…貴方がいつまでも健やかであるように、と。ただそれだけなのです。

貴方から頂いた愛を、同じだけ返す事は出来たでしょうか?
今でも愛していますよ、我が主、可愛い伴侶の皇帝陛下。

ここに鍵を置きます…返事などないというのに、滑稽なことですね。

・6月に陛下が掲示板で募集、私が応募して応えて頂いた。
・やりとりを始めてすぐに二人で眠った。
・私に気障だと良く仰っていた。
・死ぬまで一緒だと言った私に、死後も共に在ると言って下さった。

これで十分ですよね。
この鍵が錆びる頃まで、ここに在ることをお許し下さい。
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