Write
1 常陸院光

大事な大事な弟へ

今、おまえは何してるのかな。
ちゃんとベッドに入っていー子にしてるか?

おまえが初めて僕のところへ来た時のメールを読み返してみたんだけど、もうすぐ四ヶ月になるんだな。出逢ってから今まで本当にあっという間だったから驚いた。
少しずつだけど僕らの距離は確実に縮まっていってて、今はあの頃よりもっと近くにおまえを感じてる。
僕ばっかり想ってんのかなって思ってたから、一言一言がすごく新鮮でくすぐったくて、心が弾む。こんなに幸せでいいのかなー、なんてネ(笑)

おまえはいつだって可愛くって、好きで好きでたまんない。
めいっぱい優しくして大事にして甘やかしてあげたい。
気持ちは全然褪せる気配なんてなくて、むしろ強くなっていってる。

未来のことなんて何もわかんないし何の保証もないけど、
離ればなれになって見失っちゃっても必ず探し出す。迎えにいくよ。
おまえの手は離さない。だから、ずっと僕の隣で笑ってて欲しい。
さらっと流されちゃったからここでもう一回。(笑)

僕が持ってる好きだとか愛してるだとかは全部おまえにあげる。
馨、愛してるよ。
2 常陸院光
一ヶ月前のこの自信はどこ行っちゃったんだか。しっかりしろ!

少しでもおまえの負担を軽くしてあげたかったんだ。
どーすればおまえのためになるのかなって。考えて行き着いたのがアレ。
おまえ相手にあんなズルイ言い方、通用するワケないのにネ。

ゴメンな…馨。泣いてるよな。
離してやれるわけもないのにあんなコト言って…おまえを悲しませてようやく自覚するなんて、最低のお兄ちゃんだよな。

僕の大切な人は馨だけ。
今までも、これからもずっと。僕の「馨」は、おまえだけだよ。
もっと強くなんなきゃな。おまえの分まで支えて立ってられるよーに、しっかりしなきゃ。

くよくよするのはもうこれっきりにするから、もう一度チャンスが欲しい。
もう泣かせたりしないから。

お願い、馨。僕の手を取って。