1 赤い瞳の黒猫
黒なのに白い猫へ
嗚呼、駄目だ。
頭の中がこんがらがっている。
別れを告げられた今、どれだけお前に惹かれていたか分かったよ。 ─…
素直に別れを承諾出来れば良いがそれは出来ない。
まだ私はお前から指輪を貰っていないし、ピアスだってあげてない。
約束…したじゃないか。
破るつもりもない、と言ったのはお前だ。
こんな別れ方、嫌なんだ。
良い歳して泣きそうになるじゃないか─…馬鹿。
お前は離さないと言った筈だ。
…離すな。鎖でもなんでもいいから繋いでくれよ。
…束縛や独占してくれて構わない。
だから、だから─…引き留めさせてくれ。
このまま終わり、なんて嫌だ。我が儘で子供じみているのは自覚済み。
─お前だけを愛させて。
お前だけを見させてくれよ… 。
頭の中がこんがらがっている。
別れを告げられた今、どれだけお前に惹かれていたか分かったよ。 ─…
素直に別れを承諾出来れば良いがそれは出来ない。
まだ私はお前から指輪を貰っていないし、ピアスだってあげてない。
約束…したじゃないか。
破るつもりもない、と言ったのはお前だ。
こんな別れ方、嫌なんだ。
良い歳して泣きそうになるじゃないか─…馬鹿。
お前は離さないと言った筈だ。
…離すな。鎖でもなんでもいいから繋いでくれよ。
…束縛や独占してくれて構わない。
だから、だから─…引き留めさせてくれ。
このまま終わり、なんて嫌だ。我が儘で子供じみているのは自覚済み。
─お前だけを愛させて。
お前だけを見させてくれよ… 。
2 金髪の黒服
たった一度っきりの逢瀬。
叶うのなら貴方ににもう一度…会いたいです。
貴方の体の中で冷えた私の体を暖めて、声を聞かせてください。
もうすぐ冬…
あの時は二人一緒で寒くない、と言いましたけれど…今は寒いです。
奇跡というものを信じ願いました。
もう一度…もう一度だけ、と。
それでも貴方には会えません。
何処かで貴方の名前を聞くだけで泣きそうになるんです。
胸が切なく痛みを上げる。貴方の名前を聞いた瞬間に…
忘れ様と努力はしてみるも、まるっきり駄目…
こんなに私は弱く、脆くなってしまいました。
貴方から別れを告げられまだ一週間。
時間は酷。
あの一時はあっという間だけれど、今はほら。
ゆっくりと進んでいる。
貴方には迷惑に変わりない。
この溢れる想いを防ぐ術を知らぬ私をお許しください。
あと少し…
あと少しだけ…
そうしたら私は彼女を連れて…
自ら待つと言った癖に可笑しいですよね?
こんな矛盾ばかり…
どうしたら、良いんでしょうかね──?
叶うのなら貴方ににもう一度…会いたいです。
貴方の体の中で冷えた私の体を暖めて、声を聞かせてください。
もうすぐ冬…
あの時は二人一緒で寒くない、と言いましたけれど…今は寒いです。
奇跡というものを信じ願いました。
もう一度…もう一度だけ、と。
それでも貴方には会えません。
何処かで貴方の名前を聞くだけで泣きそうになるんです。
胸が切なく痛みを上げる。貴方の名前を聞いた瞬間に…
忘れ様と努力はしてみるも、まるっきり駄目…
こんなに私は弱く、脆くなってしまいました。
貴方から別れを告げられまだ一週間。
時間は酷。
あの一時はあっという間だけれど、今はほら。
ゆっくりと進んでいる。
貴方には迷惑に変わりない。
この溢れる想いを防ぐ術を知らぬ私をお許しください。
あと少し…
あと少しだけ…
そうしたら私は彼女を連れて…
自ら待つと言った癖に可笑しいですよね?
こんな矛盾ばかり…
どうしたら、良いんでしょうかね──?
3 リボーン
チャオ。今お前との繋がりを消したところだ。
ずっと考えていたんだがやっぱり一期一会のお前を引き留めるのはいけない、とな。
そんなお前が俺に惹かれてくれて嬉しかったぞ。
あそこで言うのが筋だが此処で言わせてくれ。
─今まですまねぇ…茶で会話したのは一度だったが楽しい時間をありがとう。
そして、愛してたぞ。
此処も消す。
お前が見ているのか見ていないのか俺は分からない。
だが、黒猫からのこの思いはちゃんと伝えたからな?
そうそう。黒猫から最後に1つ。
『武運を祈る』
だそうだ。
自分が出てきて話せばいいのにな。
それじゃ、元気でな。『キョーヤ』…─
ずっと考えていたんだがやっぱり一期一会のお前を引き留めるのはいけない、とな。
そんなお前が俺に惹かれてくれて嬉しかったぞ。
あそこで言うのが筋だが此処で言わせてくれ。
─今まですまねぇ…茶で会話したのは一度だったが楽しい時間をありがとう。
そして、愛してたぞ。
此処も消す。
お前が見ているのか見ていないのか俺は分からない。
だが、黒猫からのこの思いはちゃんと伝えたからな?
そうそう。黒猫から最後に1つ。
『武運を祈る』
だそうだ。
自分が出てきて話せばいいのにな。
それじゃ、元気でな。『キョーヤ』…─
4 無名さん
あ