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1 石田三成

泣いたりしないで。

…ふん。やられてばかりと言うのも癪だ、お前が執務へ出ている間に言ノ葉を残して置いてやる。

言っておくが、別にお前の喜ぶ顔が見たい云々などと寒い事を考えている訳ではない。断じてな。

ない頭を絞り悩んだ末、題目には俺達を繋ぐ曲の名を借りさせて貰った。面白みに欠ける?…俺にそれを求められても困るのだよ。

―…愛している。

交わした伴侶の契り。死した後も共になどと良く良く思えば馬鹿げた話だ。しかし、そうなる事を心から信じ願う俺が…やはり最も馬鹿げているのだろう。

……、…

羞恥が過ぎる故これ以上は許せ。
2 直江兼続
ははは、三成。お前らしいな。有り難う。
今の私は十二分に…否、確実にお前が不愉快になり得る顔をしていよう。

死して尚…それは所詮口約束にしか過ぎないのだろうな。お前を縛り付ける事等出来ぬ、一つにはなれぬのだから。

故に欲するのだ。
何時までも此方を見ていてくれと、求め合うのだ。
うむ、まさに真の愛だな。

この先は果て無く永い。
人の心は移ろいゆくもの。そんな刻もお前の傍に居たい。また私の傍に居てほしい。
人として、生物として生を受けた時点で既に永遠等は無い。

お前の傍で永久の愛の夢を見させてくれ。

生きるその存在を…熱を、愛を。

三成、好きだ。愛している。私にもっと沢山の事を教えてくれ、話してくれ。

ふ、恥ずかしがり屋め。
返事を待つ。
3 石田三成
真の愛か…まるで夢物語だな。

いっそ本当に夢であれば良い。

覚めぬ夢の中で。死すら訪れぬ世で。お前と二人、永久の愛を紡いで行けたなら…例え其処に義が存在せずとも俺は構わん。

…所詮は世迷い言だがな。そのような事、お前も望みはしないだろう。

終わりあっての生ならば、命あっての愛ならば…どうかその瞬間まで共にと願う。最期の時、この手を握るのはお前であれと。

現つの世、漸く見つけた片割れ…どうか再び離れてしまう事のないようにと祈る。最期の時、その手を握るのは俺であれと。

糸しい糸しいと言う心をお前に。
4 直江兼続
三成、我慢などしなくて良い。
辛いなら戻って来てくれ。
私はずっと待っているから。
お前の寂しさも辛さも受け入れる。
愛しているのだ。お前という存在を。
お前に好きな者が出来ていても構わない。
お前が辛いなら一緒に居たい。
私はいつもそうしてお前に助けられてきた。

私に心を開いてくれた愛おしい三成。

また、また会いたいよ。
私は待っている。お前を待っているから、素直で優しい三成、戻って来い。

一人で辛い思いをするな。いつでも此処に休む処がある。

…会いに行くからな。お前に会いに行くよ。三成。
優しい三成。
5 石田三成
相変わらずお前は心配性だな。

そんな処も嫌いではないが…浮気を疑われるのは、流石に気持ちの良いものではないぞ?

何処の馬の骨を俺と見間違えたかは知らぬが非常に不愉快だ。俺はお前しか必要としない…一体、何度言えば解る。

まあ、この悪態もお前を盲目的に想っているが故だ。悪く思うな。

どうしても不安だと言うのならばもっと俺を縛り付けろ。物騒な鎖や麻縄ではなくお前のその温かな両腕で…などとは、やはり俺らしくないか?フ…偶には、このような言葉も悪くないだろう。

愛している。

おやすみ、兼続。
6 直江兼続
まさかお前が書き込みをしてくれていたとはな、三成。可愛い奴め。

先程眠る努力をすると言っていたが、今は無事眠れているのだろうか。
最近は完全に夜行性となってしまったお前の身体が酷く心配で堪らぬ。

弱った心、強がり、かと思えば素直で利発で…優しい、可愛い。お前の全てが愛しい。だがお前はいつも何かを我慢しなければならなかったのだな。しかし、もうその必要は無い。

二人の夢を現実にする為、今を大切に生きよう。残り少ない今年だがとても良い年だった。お前に出逢え、お前と結ばれる事が叶った年で今年は半分以上幸せな時間が過ごせたよ。無論三成の御蔭でな。

来年も楽しく過ごそう。ずっと愛している。私から離れるな、愛しい三成。不安に駆られる時も寂しい時も愛しく思う時も嬉しい時も共に居られると、約束した夢を叶えよう。

では、来年もよろしく願おう。
午年の最愛の可愛い三成へ。


して、年越は如何しようか(笑)
7 石田三成
書き置きを見つけてすぐに筆を取ると言うのも負けを認めるようで些か癪なのだが…まあ良い、飽くまで暇潰しだからな。

お前はどうも俺を買い被り過ぎているようだ。俺は其処まで弱くもなければ見ての通り可愛いげのある性格でもない。お前の気持ちだけは有り難く受け取っておくが、これだけは譲れんよ。

ただ…語らった夢だけは、愉しみにしておいてやる。必ず実現させるぞ、兼続。あれが俺とお前の…義の世への第一歩だ。

お前に出逢い、結ばれた今年に感謝を。そして…新たな年をお前と共に迎えられる事、何よりも嬉しく思う。
8 石田三成
例え年が変わり、世が変わり、全てが変わってしまおうとも…この想いだけは変わりなき事を此処に誓おう。愛している。来年もまた、誰よりもお前の傍に在れる事を願う。

愛しい丑年の兼続へ。

年越しは、共に天丼と蕎麦を食しに行きたい処だな(笑)

…最後に、この書き込みが分割となった事を詫びておくか。
9 直江兼続
今年初の書き込みとなるな。

密書でも伝えたが、明けましておめでとう。改めて今年からもよろしく願う。
三成が変わらず私の傍らで笑いの絶えぬ幸福な日々を送れるように、常日頃よりそう願っている。
如何にも時季故か、寂しい。お前に触れたい。もっと沢山触れたい。
お前を力いっぱい抱き締めて安心して眠りに就きたい。

嫌な夢を見るのだ。それは三成を想うが故か…。

重苦しくすまない。お前は私の傍に居てくれるか?
私を愛し続けてくれるか?
今年と云わず、いつまでも私はお前を必要としている。愛し続ける。
それにお前も応じてくれようか。

私の最愛の伴侶、三成。早くお前に逢いたい。
愛している。
10 直江兼続
この記事も掘るのが大変だったよ、三成(笑)

この板で筆を執るのも久し振りだ。悔い無きようにせねばならぬな。

既に昔の戻りたくとも戻れぬ記憶になってしまうとは。
今日一日、楽しかったか?また体調を悪くしてはいなかったかな。

私は今日色々あったが、お前に逢いたいとそればかりだったよ。大好きで愛おしいお前にな!

だが、もう既に内心では分かっていた。経験はしたつもりだからな。
お前は私の一番愛おしいと想った人に似ていた。否、故に追い掛け回していた訳ではないからな?

何度も同じ事を繰り返し、変わらぬ日常でお前という人に巡り逢え、愛し合う事が出来て、それだけで幸せだったというのに。それ以上を求めると、罰が当たるのだな。
身を以って知った。

数年共に居るつもりでいたのだが、未だ一年未満。今、お前の負担にしか成り得ぬ、分かっている。それもあり、此処へ記している。

三成は幸せだったか?出会いは記憶に無い程普通であったな。始めはあまりやり取りしてはいなかったが、互いを知れば知る程近い存在となっていた。
寒い日に布団の中でお前で暖を取り、起きて接吻を交わし合った。べったりとくっついて、フ●ーダムを観ようかとかお前が宛先を誤って私に絵→
11 直江兼続
→を送ってくれたりと、本当に色々あったな。

…ずっと続くのだろうと思ったよ。

しかし始まりが有って終わりがある!

私はこれで終わりにせねばならないと思ったのだ。お互いの為に。


寂しい、辛い、悲しい、苦しい。当然の感情が私の心を支配しているが、時が経てば、思い出として振り返る事が出来るのだろう。

お前は無心になってしまうのかもしれぬ。しかし、もう私では如何する事も出来ぬと分かった。お前を喜ばせられるのは、私では無かったようだ。非常に無念でならない。無論、そんな私は、もうお前の傍に居る事等出来ぬな。

すまない、運命だと言ってしまった。愛していると言ってしまった。お前が欲しいと思った。傍らに在りたいと思った。
だが結局、お前を泣かせるだけだった。いつも、今もだ。


すまない。
お前と語り合った夢は私の妄想とやらで実現されている。それも次第に薄れゆくだろう。


三成、沢山の良い者に出逢えるさ。お前も言っていただろう?
私は未だ数人と出会ったばかりで、続くか等分からぬ(笑)

もう一人で居ることも一人で悩む事もするな。お前を支えてくれる者は沢山居るのだからな。


ただ、私の事を忘れないでくれ。
12 直江兼続

愛し合っていた事を忘れないでくれ。
思い出も。
京の旅の事も、面白かった事や悲しみも全て。

お前が始めの頃に直接泣きながら私を引き留めてくれた事も。

浮気をし、何故かと泣く私を宥めてくれたお前という人を。
何度も何度も喧嘩をした事も。
やはり私は口を開けば綺麗事、偽善面かな。もう何を言われても良い。

すまない。幸せに出来なかった。
愛している、とても愛している。


すまない。嘘ばかり言ってしまった。
そんな私の隣を歩いてくれて有り難う。

もう此処も覗かぬ故、観てくれていれば嬉しい。

今度こそは、今度こそは幸せになるのだぞ。石田三成。さらばだ。


(何回もの上げ行為大変申し訳ありませんでした。)
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