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1 薬売り

俺の…加世さん。

嗚呼…まだ、アンタと出逢って、二月も、経っていないんです、ね。

実は、ね。此処だけの話…

アンタから鳩が来るのを……心待ちにしている自分が居るんですよ。
なかなか、鳩が来ない日は…事故なのか、それとも萎えられたのか、と、日がなハラハラしながら、空を見上げる時も、少なくは、無い。

やれ、やれ。
我ながら…女々しい。


俺の鳩がまた、届いていないんじゃないかと、今も不安なんですよ。実際、ね。


加世さん。

まだ、出会って間もないが…
俺は、アンタに相当参っているようだ。


ふふ。
アンタがこれに気づけるように、鍵を。


二口女。
雨之助。


さぁて…俺はゆっくりと、餡蜜でもつつきますかね。


では。
2 加世
やだァ!
びっくりした、もう!

アタシに何も言わずにこーんなところにまで現れるなんて、ちょっと意地悪が過ぎるんじゃありません?


なぁんて、本当は嬉しかったりしてェ。


でも、ずるいわ、薬売りさん。
アタシだって機会を見て、ちょっと呟いたりー、惚気の掲示板に書き込みしたりー、そんでもって、もぉっと仲良くなったらここを使っちゃったりなんかしてー!

ってぇ、色々想像して楽しみにしてたのに!先にします?そういうことー!


…う、嬉しいわよ。嬉しいけどぉ…アタシだって色々してあげたかったの。


そうだ、随分前に梅のお花を捧げてくれたの、あれもきっと薬売りさんですよね?

本当に、色々ありがとうございます。
アタシったら、お待たせしてばっかりなだけなのに。それでこんなに好いてもらえるなんて、きっとバチが当たるわ。


…もー、餡蜜なんか悠長につついてられないでしょ!やり取りの方、今からって感じなんだから!
働いてくださいよぉ!(笑)
3 薬売り
おや、気付いてくれるとは。
ふふ、意地悪、ねぇ。

どうも…オレのこれは、趣味みたいな物。なんで、どうにも…(笑)

しかし…見つけてくれた事。
正直嬉しい、ですぜ。

おや、おや。ずるいと、きましたか。
実は、鳩具合が最悪だったんで…連絡と呟きように立てたのですが……

まぁこういうのは…先にやったが吉。

楽しみを取ってしまい、失敬、失敬。(笑)

ならばオレがやっていない事を探して、驚かせてみては?なんて、ね。

梅の花…ああ、キリ番の。

如何にも…と、いうか。

よく、解りましたね。
驚いた。あそこは、流れも早いのに。
……少し、照れくさい、ですね。これは。(照)


俺からも、礼を。
見つけてくれて、有難う。

…出逢ってくれて、有難う。

おや。バチですか。
好くのは俺の勝手、でもありますから、大丈夫ですよ。多分(ニヤリ)


大丈夫。大丈夫。
餡蜜をつつきながらでも…尋問は出来る。(笑)
真と理。なかなか面倒くさいモノノ怪だが…ゆっくりさがしやしょうぜ。(ゴロンと横になり)


また…時々呟きに来ますぜ。
日記感覚、と。そのような、感じで。

良かったら、加世さんも、ね。


では。ひとまず此にて。
4 薬売り
2136600を、うっかり取ってしまったので、ね。

ふむ。全て、金平糖にして、加世さん。アンタに送りましょう。

文は…届いていますか?

少し、事故かとはらはらして、おひますが(笑)
では、また いずれ。
5 薬売り
予告通り、アンタに、捧げましょう。


+CA+N/TAの コ/コ/ア

それと…

恋/に落+ち/て


ふふ…オレは、毎日 ワクワクして、ますよ。

加世さん。

アンタに逢えて、良かった。

これからも…宜しくお願いしたく、候。


では
6 薬売り
おっと…忘れて、いました。

これは、うっかり、うっかり。

コ/コ/アは…一番のBめろとか、言う場所からサビまで…
後はCめろから、ラストまでを。アンタに。

恋/に落/ち/ては……さぁ、全部か一部か、当ててみて、下さい。

ふふ。
アンタからの文―――楽しみにしてますぜ。
7 加世
久しぶりに書き込み失礼しまぁす。似てないのは見逃して下さいよ、アタシ、薬売りさんと連絡が途切れてから一度も使われてないんだからァ(笑)


手紙が返ってこななくなったの、いつだったかしら。二回くらい確認したけど返事がなかったから、忙しいのかと思ってたんだけど…今考えたら、また事故だったりしてー。なんて。

宛先がわからない訳じゃないから捜索板は使えないけど、やっぱり今更確認の連絡はできないのよねェ。
だから、ここ使ってみようかなって。

薬売りさん、元気ですか?
アタシは元気にしてますよー、って、いつもですけどぉ(笑)
8 加世
少し時間が出来たから、もらった手紙の整理をしてみたわ。
とは言っても、もう殆ど消してしまったんですけど…。

思えばいつもアタシが待たせて、迷惑掛けてたのよねェ。愛想、尽かされちゃったのかしら。

でも、やっぱり薬売りさん、無断打ち切りする人だとは思えないんですよー…。それに、それに!もし事故なら、薬売りさんもアタシが無断打ち切りしたと思ってるんだものね?
…ヤダぁ!最悪!

…うう、やっぱり、確認の手紙…送ろうかな…どうしよォーっ!
9 加世
ついさっき、確認の手紙を送ってみたわ。
宛先不明の手紙は返って来なかったから、きっと薬売りさんの所へ届いたのよねェ。迷惑じゃないと、いいけど。


あぁ、もぉ!色々後悔しちゃう!
何ヶ月も空いた後に急に連絡したら迷惑だっただろうって後悔と、何度も確認するならもっと早くしとけばよかったって後悔と…!

…それより、薬売りさん、大丈夫かしら。病気とか、事故とか…そんなのじゃないといいけど。

白紙でもいいから、返信、来ますよーに。無事がわかりますように。
10 加世
薬売りさんからお返事が来ましたぁ!
嗚呼、良かった。やっぱり、ただの事故だったみたいで。

また、ここも使ってお互い会話する事になるのかしら。
もう呼び掛ける必要が無くなったから、今度は薬売りさんのお返事があるまで、ここはもう、使わない事にしますね。

結局、ここで呼び掛ける事に意味は無かったんだけどォ…(笑)
でも、また会えて本当に良かった。

ありがとうございます、薬売りさん。
11 薬売り
アンタとまた、繋がれた。

それが、らしくもない。素直に、嬉しい。

アンタから、手紙が届いたとき。


打ち切られたか
はたまた病気か
事故か


不安で、引きちぎれそうだった心の臓が鼓動して。
不覚にも、忘れていた涙が。一粒。


此処を確認しなかった、俺も俺。だったが。


嬉しかったんですよ。
本当に。


黄泉道迄…と云うのは。

冗談や、酔狂じゃ、ありませんぜ。


俺なんかが、アンタに似合うか解らんが。


あんたに触れていたい。

もっと強く、確かめたい。

この、痛みを。
この、喜びを。


アンタに、似合う、俺でいたい。


再び繋がれた縁。


大切にしましょうぜ。


……加世さん。
12 加世
ほらぁ。またそうやって、聞いてる方が恥ずかしくなるような事言っちゃうんだから。

でも、ありがとうございます。
アタシ、勇気を出してみて本当によかった。
また繋がれた、っていうのもそうですけどぉ……でも何より、薬売りさんから「嬉しい」って言葉が聞けたのが一番幸せ。


ねェ、薬売りさん。
あの言葉が、冗談なんかじゃないなら…アタシも、本当に、この手が動かなくなって、文が書けなくなるまで、傍に居るわ。

…なァんて、そんなのは流石に無理があるかもしれないけど。
縁が繋がる限りは、ずっと。
一緒に居ましょうね、薬売りさん。
13 無名さん