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1 金色の月

待っていた私、帰ってきた彼

何日も、何ヶ月も、待ち続けて帰ってきた人。

本当は寂しくて切なくてたまらなかったのに、どんな風に言ったらいいのか分からなくて…平気な顔をしてみせた。

本当に私が好きで帰ってきてくれたのか…、…なんなのか分からなくて、ただ笑うしか出来なかった。

…でも、側にいるとまた捨てられるんじゃないかって怖くて怖くて…背を向けるしか出来なかった。

まだ、馬鹿みたいに好きです。出会ったときから…ずっと。

だから、もう…探さないで。
みっともなく泣いて離れれなくなって、幻滅されてしまうから。
2 無名さん