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1 シン・アスカ

俺だけの。

手紙でもずっと言ってて末期みたいに成ってるし…─否、末期だけど。其れと、あっちだと自重出来無いからって事で好き勝手出来る場所造ってみた。
好いか?此処は、俺が、好き勝手出来る場所。
…だから、好き勝手書くけど文句は一切受け付けない。


──挙げた根拠に詳細追加。

自分にも、偶に俺にも厳しい処が可愛い。
律儀に云う事守って呉れる優しい処が可愛い。
普段凛と為てるのに時折照れる処が可愛い。


俺に、好きとか、愛してるとか、言って呉れるのが…可愛い。


此れで解っただろ?アンタの事を可愛いって云う理由。

然んなアンタが、夜の9時近くから朝方の7時過ぎ迄…十時間以上も一緒に居て呉れて、其の上─ッとと、こっから先は怒られそうだな。
兎に角、俺に何の不満が在るって?


アスランさん達は一々喧しいけど、俺は未だ未だ出張る積もり!

彼の人達が幾ら代われ代われって言って来ても、俺の『愛してる』は御前だけに。


──愛してる。
2 レイ・ザ・バレル
未だ御目に掛かった事は有りませんが、私が出て来ても問題は無い筈。
勝手乍ら然う踏んで出しゃ張らせて戴きます。


──貴方からの言葉が途絶えると、酷く不安に成る。
具合を悪く為たのでは無いだろうか、又、以前に有った様に連絡が届いて無いのでは…と。

…俺では有りません、シンやアスランの話です。
二度有る事は三度有ると好く言うものですので。

唯、俺やハイネ、キラ・ヤマトも…─心配くらいは為て居ますが。


今迄はシンに対し若干呆れ等も抱いて居たと云うのに、自分自身が斯う思うとは笑えない冗談だ。


私は、貴方の事を好いて居るらしい。
3 キラ・ヤマト
一人如何も頑張る子の御蔭で余り出番も無いから、僕は此処で頑張ってみようと思う。


──良く云えば、安心して大分喜んでる。
悪く云えば、舞い上がってて少し落ち着きが無い。

うん、然んな感じ。


君に無理は為て欲しく無いんだ。
でも、如何為ても嬉しく成っちゃって。


駄目だなぁ、…もうちょっと大人に成らないと。

御面ね。有難う。


君があんまり可愛いから、抱き締めて放したく無く成るって云うのが本音。
…って、此れは彼からの言葉で、僕からじゃ無いんだけど。
本音も何もアレ為てコレ為てって言ってる筈なのに、改めて此処で言うのも今更だね。


可愛いだろう刹那に逢える事を楽しみに、僕はもう少し後輩を苛──可愛がり乍ら眠るよ。

直接『好き』って言えます様に。


其れと、後一つだけ。


優しい君が大好き、だって。
4 ハイネ・ヴェステンフルス
参った参った。
彼んな内容見せられちゃあ、流石に此処で野暮な事も言えないッてね。


彼の嘘には遣られたよ。
だって超考えてたんだぜ!?
なのに其れが嘘って御前…!

…でも、其の後の一言が半端無く嬉しかったそうだ。
ググッと凹んだ気持ちが一気に膨らんで大変何だと。


次に逢った時は覚悟為てな。
多分、1ミリ足りとも離れないからさ。
何時も以上にキス強請るぞ、きっと。


さて。4月1日も終わった処で一つ本当の事でも言っとくか。


ウチのエース──基い黒髪紅眸の主人からは御前に。
俺からは未だ見ぬ御主人様に…


愛してる。


嗚呼其れと最後に。
普段は可愛いばっか言ってるが、格好良いってのも、あながち嘘だと言い切れない。

要するに、だな。


──御前は綺麗だ。
5 シャニ・アンドラス
──何で出て来たとか、禁止。別に好いじゃん…言葉残すくらい。素直な奴だと言い難……此れって、俺喧嘩売られてる?

…まァ好いや、とっとと終わらそ。だーるい…。


御前が此の間言った言葉の所為で、落ち着かない。

嬉しい…んだって。


好き、って。

回数…多く言って貰えれば、確かに嬉しい。だから期待為て待ってる。
けど、御前が云う『好き』は一回だけでも凄い威力って忘れ──ハァ?何此の内容…うざいなァ、呼んでるコッチが恥ずかしいんだけど。
此れから先の文は飛ばし読みね。


嗚呼、然う然う。
Z.A.F.Tの子供から言葉、届いてる?
忙しい時は要らない。でも、事故かもって思ったら言って。二日とか返事来なかったり、とか。俺は大抵暇じ…─何でも無い。
えーと、不安に成ったら直ぐ云う事ー…。


ンじゃ、取り敢えず、前に言ってたヤリタイコト…っての?其れ、俺から言っとく。だって今ちゃんと話せる奴等、ヘタレと子供で…頼り無さ過ぎ。


先ず一個目は何時も通り、思い…っ切り抱き締めてキス。

二個目は手、繋ぐ。勿論、ちゃんと指絡めないと認めないってさ。普通に握手っぽいのは却下。

三個目は、躯中に痕…キスマーク。…御前は俺のって証拠。

前みたく一緒に御酒とか、風呂とかも如何?今度は石鹸ぽい御湯に為ないし。何か為に行くのも偶には好いんじゃん?
後…髪の毛弄ったり、眼鏡変えた…─此んな事為たら、又怒られる?


──ま、俺からは此れで終わり。
本当は未だズラズラうざい文章が続くんだけど…面倒臭いから省略。
本人から直接言わせる。


追伸。

今度為る時は、俺に指頂戴。


好きだぜ。
6 ザックス・フェア
関係無い奴にも代理が任されてる、…ッて事は、又俺が出て来ても問題無い!…よな?


あのな。…何て言うか、其の…
──少し、寂しい。
少しだぞ!?本当、少しだけ!…正直、可成。
まァ何だかんだで、然う云う時は前貰った手紙見ればバッチリ元気に成るんだけど…。


本当は、未だ言って無い事が有るんだ。
其れだけじゃ無い。
もっと貪欲に、御前が欲しいッて思ってる。


大切だから何時も柔らかくしか接せ無いけど、大切だからこそ、偶に斯う…──言わなくても解るだろ?


逢いたい。
7 クラウド・ストライフ
──ザックスが出る成ら、俺も此処に出て来て構わないだろ?


昨夜、威勢の好い心配性な黒髪紅瞳の少年からアンタ…─眼鏡の執事へ手紙を承った。
ポストの中には入れたけど、其処から事故が起きて居るかも知れない…。だから、此処に一言残して置く。
…仕事、ちゃんと終らせないと店の家族と依頼人が五月蝿いんだ。現在進行形で。


だが、唯確認だけって云うのも味が無い。其処で、もう一枚手紙を預かって来たから此処で読み上げ様と思う。
他人の恋愛沙汰に興味は無い。
…でも、たった二行成ら俺だって読めるさ。


『待てと言われれば何時迄だって待ってる。』

『好きだ。』


以上。

其の他は昨日の手紙の通りみたいだな。
若し届いて無ければ何時でも言って呉れ。直ぐにもう一度送る。
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9 無名さん
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10 無名さん