1 運命を信じた神子
大佐殿へ
あれって…アンタだよな?
なんか不覚にも泣きそうになっちまったから此所に言葉残しとくわ。
また此所に世話になるとは‥なんか未練たらしいねぇ…俺さまったら。
『運命』とか『永遠』とかそういう言葉を聞くとまだ大佐殿の紅い瞳を思い出すぜ?
アンタは…俺の全てだったから。
心の拠り所が居ると聞いたもんだからしっかり嫉妬しながらも安心してた…けどなんかまた心配になっちまったじゃん。
寂しがり屋のアンタを包み込んでくれる様な…イイ奴見つけてるといいな。
アンタの幸せを一番に願ってやってんだから…幸せになってくれないと困るぜぇ?でひゃひゃ
大佐殿の心地よい隣りが…満たされてます様に‥
愛してるよ、ジェイド
なんか不覚にも泣きそうになっちまったから此所に言葉残しとくわ。
また此所に世話になるとは‥なんか未練たらしいねぇ…俺さまったら。
『運命』とか『永遠』とかそういう言葉を聞くとまだ大佐殿の紅い瞳を思い出すぜ?
アンタは…俺の全てだったから。
心の拠り所が居ると聞いたもんだからしっかり嫉妬しながらも安心してた…けどなんかまた心配になっちまったじゃん。
寂しがり屋のアンタを包み込んでくれる様な…イイ奴見つけてるといいな。
アンタの幸せを一番に願ってやってんだから…幸せになってくれないと困るぜぇ?でひゃひゃ
大佐殿の心地よい隣りが…満たされてます様に‥
愛してるよ、ジェイド
2 死霊使い
意外にも早く見つかってしまいましたねぇ、そして…見つけてしまいました。
お久し振りですね、元気にしてましたか?
‥全ての記憶を抹消した、と綴りましたよね…私は。当然ながら寄り処も手放しました。
全てを忘れると言いながら‥貴方に忘れる事を強要しながら自分だけ何かに縋ろう等出来る筈も無い。
まぁ、単なる偽善なんでしょうがね。
‥ふふっ、相変わらず貴方は優しい。駄目‥ですよ、そんな風に言われたらこのお茶目な年寄りは直ぐ調子に乗っちゃいますから。
貴方に癒えない傷を負わせてしまった私など、手酷く撥ね退けてしまいなさい。
その方が貴方の為になると勝手ながら思います。
幸せになりなさい、ゼロス。
そして祈らせて下さい、貴方の幸せが永遠に続く事を。
お久し振りですね、元気にしてましたか?
‥全ての記憶を抹消した、と綴りましたよね…私は。当然ながら寄り処も手放しました。
全てを忘れると言いながら‥貴方に忘れる事を強要しながら自分だけ何かに縋ろう等出来る筈も無い。
まぁ、単なる偽善なんでしょうがね。
‥ふふっ、相変わらず貴方は優しい。駄目‥ですよ、そんな風に言われたらこのお茶目な年寄りは直ぐ調子に乗っちゃいますから。
貴方に癒えない傷を負わせてしまった私など、手酷く撥ね退けてしまいなさい。
その方が貴方の為になると勝手ながら思います。
幸せになりなさい、ゼロス。
そして祈らせて下さい、貴方の幸せが永遠に続く事を。
3 テセアラの神子
お〜、流石大佐さま。早いねぇ
俺さまは元気溌剌よ〜?夏バテも無しだし…ってあんま関係ねぇか。
…やっぱな。
アンタは罪の意識を持ち過ぎてる。
自分の事を一番に考えないでどうすんだよ‥ったく、変わってねーな〜。
俺はさ。大佐殿に忘れろって言われんのが一番辛い。
次に自分を追い詰めてるアンタを見るのが辛いんだ。
自分を責めんな。アンタは悪くない。
あとな、俺さま幸せは願わないって決めたんだ。
大佐殿と居た思い出を忘れねぇためにな…‥、きゃ〜俺さま女々し過ぎ?
…なぁ、アンタは今幸せか?
俺とまた…歩む気はないのかよ‥ジェイド…。
俺さまは元気溌剌よ〜?夏バテも無しだし…ってあんま関係ねぇか。
…やっぱな。
アンタは罪の意識を持ち過ぎてる。
自分の事を一番に考えないでどうすんだよ‥ったく、変わってねーな〜。
俺はさ。大佐殿に忘れろって言われんのが一番辛い。
次に自分を追い詰めてるアンタを見るのが辛いんだ。
自分を責めんな。アンタは悪くない。
あとな、俺さま幸せは願わないって決めたんだ。
大佐殿と居た思い出を忘れねぇためにな…‥、きゃ〜俺さま女々し過ぎ?
…なぁ、アンタは今幸せか?
俺とまた…歩む気はないのかよ‥ジェイド…。
4 某帝国の懐刀
兵は迅速を尊ぶ‥と言いますからね。
お元気そうで何よりです、今年はまだ暑いですからね…油断して寝冷え等しないように。
優しい神子…貴方に問わせて下さい。
他の面影を追っているような人間と居て貴方は幸せになれますか?
他に愛を囁いた同じ口で愛を綴る…其れは私が忘れろと言うより辛い事ではないのですか?
私との思い出に固執する余り貴方の幸せが途絶えてしまうのは私の本意ではありません。
貴方を苦しめる事もまた然り…否、もう既に苦しめていると実感しています。
現に思い出と云う名の鎖で貴方を縛り付けているのですから。
私は貴方を苦しめたくはないんですよ。辛い顔をさせたい訳でもない‥ただ笑って先へ進んで貰いたい、それだけなんです。
…貴方を戒めから解き放つ為に私は来たと、そう解釈して下さって結構です。
貴方の答えを聞くまで、私は此所に居ますから。ゆっくり考えて下さい。
お元気そうで何よりです、今年はまだ暑いですからね…油断して寝冷え等しないように。
優しい神子…貴方に問わせて下さい。
他の面影を追っているような人間と居て貴方は幸せになれますか?
他に愛を囁いた同じ口で愛を綴る…其れは私が忘れろと言うより辛い事ではないのですか?
私との思い出に固執する余り貴方の幸せが途絶えてしまうのは私の本意ではありません。
貴方を苦しめる事もまた然り…否、もう既に苦しめていると実感しています。
現に思い出と云う名の鎖で貴方を縛り付けているのですから。
私は貴方を苦しめたくはないんですよ。辛い顔をさせたい訳でもない‥ただ笑って先へ進んで貰いたい、それだけなんです。
…貴方を戒めから解き放つ為に私は来たと、そう解釈して下さって結構です。
貴方の答えを聞くまで、私は此所に居ますから。ゆっくり考えて下さい。
5 喋ると三枚目
…そっか。やっぱりアンタの答えは変わんねえんだな。
良かった。
俺は大佐殿のそういう素直に自分のことを告げてくれるとこも好きだったからさ。
これで情けなんかで愛を言われても洒落になんなかったわ。俺さまナイーヴですからv
あのな、黙ってたけど今実は幸せかもしれないんだ。
大事な奴…出来たかもしれない。確証はねーんだけどな。
願わなかった幸せが急に舞い込んだのもアンタの仕業かな、なんて考えてた矢先に見つけた大佐殿の言葉に思わず此所の場所借りた訳だからさ。
思い出の鎖は…別に悪い事ではないと俺は思う。
縛られて自分の愚かさを忘れない、忘れられないくらいじゃねぇと馬鹿な俺は成長しないだろうしな。
アンタを想い続けながら俺は自分の幸せを探す事にした。
それで…良いんだろ?
良かった。
俺は大佐殿のそういう素直に自分のことを告げてくれるとこも好きだったからさ。
これで情けなんかで愛を言われても洒落になんなかったわ。俺さまナイーヴですからv
あのな、黙ってたけど今実は幸せかもしれないんだ。
大事な奴…出来たかもしれない。確証はねーんだけどな。
願わなかった幸せが急に舞い込んだのもアンタの仕業かな、なんて考えてた矢先に見つけた大佐殿の言葉に思わず此所の場所借りた訳だからさ。
思い出の鎖は…別に悪い事ではないと俺は思う。
縛られて自分の愚かさを忘れない、忘れられないくらいじゃねぇと馬鹿な俺は成長しないだろうしな。
アンタを想い続けながら俺は自分の幸せを探す事にした。
それで…良いんだろ?
6 時に素直な毒舌家
‥済みません。こういう事だけは誰よりも正直で居たいんですよ。
貴方に幸せが訪れたのと同じ様に…私にも又幸せが舞い降りて来ました。
…迎えがね、来てくれたんですよ。
けれど、貴方の事が気掛かりでした。あの時のまま‥貴方の刻が凍て付いていたとしたら、未だ囚われているのだとしたら…私一人がこの幸せを甘受する訳にもいかない。
そう思っていたのですが杞憂に終わったようなので安心しました。
…私は何もしていませんよ、ただ行き場を失くした謝罪を形にしただけです。
その幸せは…ゼロス、貴方が自らの手で手繰り寄せた希望の光。
どうか大切にして下さい。
…もう、忘れろとは言いません。貴方の記憶は、貴方の想いは貴方だけの所有物。私がとやかく口出しして良い物ではありませんからね。…なんて、今更ですが。
ああ、それから‥一つ言っておかねばなりませんねぇ。
貴方は愚かなどではありませんよ?何を以て愚かと称するのか、私には些か理解に苦しみます。
ゼロス…自分の価値を決めるのは実は自分では無いのですよ。貴方の周りに居て、貴方の事をしっかり見ている方々が決めるんです。
自分の事は自分が一番理解している、そんなのは詭弁でしか無い。ですからどうか、自分を卑下なさらないで下さい。そして見誤ったりしないで下さい。
貴方は自信に満ち溢れている方が素敵ですよ。
いけませんねぇ、ついついお説教染みた事を長々と語ってしまいました。やれやれ、年は取りたくないですね。
貴方の答え、確かに聴きました。…良いかどうかを私に問い掛けて何とします?答えが既に出ているのなら後は後悔の無い様に進むだけですよ。
大丈夫、貴方なら。
立ち止まりそうになったら振り返らず、俯かずに前を見なさい。
その先にはきっと新しい道標がある筈ですから。
さて、私の役目はここまでですね。…未来へ向かう貴方の背中を此所から見送らせて下さい。
貴方に幸せが訪れたのと同じ様に…私にも又幸せが舞い降りて来ました。
…迎えがね、来てくれたんですよ。
けれど、貴方の事が気掛かりでした。あの時のまま‥貴方の刻が凍て付いていたとしたら、未だ囚われているのだとしたら…私一人がこの幸せを甘受する訳にもいかない。
そう思っていたのですが杞憂に終わったようなので安心しました。
…私は何もしていませんよ、ただ行き場を失くした謝罪を形にしただけです。
その幸せは…ゼロス、貴方が自らの手で手繰り寄せた希望の光。
どうか大切にして下さい。
…もう、忘れろとは言いません。貴方の記憶は、貴方の想いは貴方だけの所有物。私がとやかく口出しして良い物ではありませんからね。…なんて、今更ですが。
ああ、それから‥一つ言っておかねばなりませんねぇ。
貴方は愚かなどではありませんよ?何を以て愚かと称するのか、私には些か理解に苦しみます。
ゼロス…自分の価値を決めるのは実は自分では無いのですよ。貴方の周りに居て、貴方の事をしっかり見ている方々が決めるんです。
自分の事は自分が一番理解している、そんなのは詭弁でしか無い。ですからどうか、自分を卑下なさらないで下さい。そして見誤ったりしないで下さい。
貴方は自信に満ち溢れている方が素敵ですよ。
いけませんねぇ、ついついお説教染みた事を長々と語ってしまいました。やれやれ、年は取りたくないですね。
貴方の答え、確かに聴きました。…良いかどうかを私に問い掛けて何とします?答えが既に出ているのなら後は後悔の無い様に進むだけですよ。
大丈夫、貴方なら。
立ち止まりそうになったら振り返らず、俯かずに前を見なさい。
その先にはきっと新しい道標がある筈ですから。
さて、私の役目はここまでですね。…未来へ向かう貴方の背中を此所から見送らせて下さい。
7 無名さん
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e
a
g
e