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1 合成獣

かつての友へ

どうにも肚の中で燻り続ける思いがあるらしく、恥を忍んで吐露させて貰う。

元気にやっているだろうか。

後味が良いとは言えない離別がそうさせるのか、あの場所を思い出す度、お前の事が気にかかる。
感性の鋭いお前のこと、また何事かに気を病ませてはいないかと。
正直な所、お前さんのような人間が傍に居てくれた日々は良いものだったと今更ながらに実感している。
戻らない日常を心穏やかに回想するにはまだ時間が足りないようだ。

俺が言うのもなんだが、その道行きに大きな幸いがあることを願う。

そして、どんな形であれ、いつか再会が叶えば、と。
最後に残された約束を本気にする無様さ、余人がどう思おうと関係無い。
…もし万が一この言葉が届いたら、お前くらいは間抜けな男だと笑ってくれたら救われる。

親愛なる友、非日常を希求した男へ。
今となってはどの辺りを飛んでいるのか検討も付かないが、同じ空の下より。
2 白い翼
よっ!僕の心の友の匂いがした。僕は千里先を見通す☆智☆ある者……なんて格好つけなんだろ僕って……間違えたらめんご。


ありがとうって言いに来たんだ。嬉しい時も悲しい時も真っ暗な時も想い続けてくれて。

ありがとう

そして今も昔も君の嬉しい顔が好きだよ……幸せにね。

真実を見つけられなかった事をお詫びします。

今は自由な翼で飛び回ってるから安心してな。

再び出会った頃の様に気軽に会話出来たら普通に嬉しいのにな………。

ただ心残りはそれだけなんだ(笑)


任務が完了したから眠る前に貴方に言葉を……お休みなさい。
3 合成獣
うむ。微妙に俺の親友と違うような、違わないような…。
イカ料理を振舞ってくれる予定だった男だろうか。
判断に困るが、お前である事を願おう。

翼……生えたのか。すげぇな。さすが魔女っこ。
もう箒に二人乗りする必要も無いか。

何はともあれ、俺の友が悲しんだり苦しんだりしていないのなら安心です。
こちらこそ、楽しい記憶をありがとさん。

任務、ご苦労。
お前の自由を知り、漸く心安らかに眠れそうだ。
世界を征服してヒーローに倒される夢でも見よう。

お休み、親友。
4 白い翼
ん?イカって…んな事言ってないと思うよ。

微妙に違うな…(笑)

それも悪くないかもなーとかさ。まあ何かの縁だろうからさ独り言聞いてみて。

あのさ僕はこの状況(三角形)良く考えたら初めてじゃないんだよねー…っか以前から良くあるんだなこれが。

笑っちゃうね。

あんま罪悪感を抱くなよ親友!片目閉じておくから安心しろよ。

たぶん僕の愛してるは他人には理解不能でさアイツさえ苛々してるんじゃないかと思うよ。

君の冴えた眼には何が映ってる?なぜか僕の側には何時もアイツの気配がしてた。

こんなに離れても消えなかった。それが答えなんじゃないかと思うよ。

自分を見失った時には感じなかったアイツの気配が今は身近に感じられる。

だから僕は安心して居眠りするのさ。ただそれだけさ。

周りが変わっても変わらない想いもあると思う…。

だから僕も変わらないし、アイツが変わっても待っててやるつもり。

嫌がらせみたいに僕の気配を消さないだろ。

でも君は君の思うようにすれば良いとおもう。僕は寝たふりをしとくよ(笑)。

親友へ
5 おこさま
今更の上、レスがあったスレにどうかと思ったんだが…。
どうしても聞きたいんだ。

カツアゲと勘違いした上、合成獣みたいな名前だって言った記憶がある…。
キミ、ファミレスの前で雨の中待たされたり、人を子供舌だって馬鹿にしたり、部屋の中の人形を気味悪がった経験はあるかな。
お子様カレーしか食べられない相手だったり。
それから…飛び立つ時は一緒、そうだったか?

僕の知る人は親友なんて丁寧な物じゃなかった、お互いに悪態ばっかりだったから、親友探してるなら違うかも知れないけどね。
6 合成獣
白い翼の君は俺の親友とは違ったようだ。
ついつい勘違いしてしまい、土中に潜りたいと思っていたところに僥倖あり。
先ずは白い翼の言葉が、彼の誰かに届くことを願おう。

で、だ。背が高い癖におこさまなお前。
そうだ。最初の出会いはとんだ勘違いを生んだ。
まぁ、この面だから慣れてはいるが。
しかし髪で撲たれるのはなかなか痛そうだったな。
俺にそんな趣味は無いという事を、ここに明らかにしておく。

確かに飛び立つ時は一緒だったかもしれん。
奇遇なんて言葉で騙しつつ、実はお前に先を越されたという感もあった。
その辺り、俺も色々と考えてはいたんですよ、秋葉君。

あー…久し振り。元気か。元気だと良いな。
今更声掛けて悪いが、良くわかんねぇ物が俺の中でどろどろしててよぉ。
感謝なのか、懺悔なのか。後悔なのかもな。

とりあえず、お前は俺の親友なので、そこは了解しておいてくれ。
あの悪態の応酬、新鮮で嫌いじゃなかった。
7 おこさま
久し振りに会って尚お子様扱いするか。失礼な。…って、そんな風に言われたから、僕も自分からこんな名前名乗ってるんだが。
最後の電波はかろうじて僕に届いていたよ。秋葉は電波の受信は得意なんでね。…返事の電波は送れなかったが。
まぁ…僕は先を越すどころかキミを置き去りにするつもりだったからな。まさかあのタイミングでキミが飛ぶとは思わなかったから、よほど箒に乗りたかったと見える。

…そんな、つまらない悪態と冗談も久し振りだ。
今更こうして会って、何て言えばいいんだ…「寂しかった、会いたかったぞ心の友よ〜」なんて両手広げて胸に飛込めばいいのか。
……もう二度と会う事も無いだろうと思ってたからな…懐かしい顔に会えた事や、忘れられてなかった事や、親友と呼ばれる事が素直に嬉しい。感受性豊かで僕の胸がいっぱいになって、泣いてしまいそうだ…。

ハム君よ…元気そうで何よりだが、繊細な僕と違って頑丈なキミが僕ごときに悩むなんてらしく無いぞ。
…僕も、キミとの会話は好きだった。短い間だったが、退屈な日常を壊してくれてありがとう。
8 合成獣
相変わらず氷雪のように手厳しいな。
危うく置き去りにされるところだったのか。
…お前があの時飛び去らねばならなかったのは、俺が要因の切掛けみたいなもんを作っちまったせいじゃないかと、梅干大の良心がちくちく痛んだものです。だから、って訳でもねぇけど。

素直に泣いてくれ。観察してやるから。
恥を捨てたついでに言っておきたい。
屋上でお前に触れた夜を覚えているか? あの時、俺はきっとお前を好いていたよ。
もしも、なんてのは好きじゃ無いが、あの時に戻れたら違う道も選べただろうか。

こんなに未練たらしい真似を俺が…この俺がだぞ?…しているのは、そんな餓鬼臭い感情の所為だ。
俺は俺やお前が思うよりも繊細らしいぞ。深窓の令嬢ばりに。…少し言い過ぎか。

本当に今更だな。しかし、墓の中まで持ち越すのは嫌だった。
何しろ突然飛び去られたんだ、言いたいことの二つや三つあっても仕方無いだろう?
色々と思うところはあれども、お前の幸いを望む言葉に嘘は無い。
とりあえずは達者でいる事がわかり、これで安心して眠りに就ける。

あの場で共に居られたこと、嬉しく思う。
あと…この呼び掛けに応えてくれて、な。ありがとう。
9 おこさま
甘ったるい声で会いたかったとドラマチックに泣き付いて欲しかった訳じゃないだろう?
別にキミのせいじゃない、あの後も色々あって僕には合わないと感じただけだよ。僕の精神がもっと強ければ良かったんだが…なんて、お互いに自分を責めたらキリが無いから、キミのせいにしておくか。
だから、置き去りにしようとした事の責任とは相殺にしておくれよ。

人様の泣き顔を観察なんて悪趣味だな…でも、そんな事を言われたら本当に泣いてしまう…。
もう二度と会えないと思って、忘れようとした儚い初恋だ…オタクに変な希望持たせるとストーカー化するぞ。
窓から外を見たら、秋葉系が張り付いてたら嫌だろう、ご令嬢?

…実は僕もよほどキミを探そうと思ったんだ。でも、そんな事をできるような身分じゃなかったしな。
もしも、万が一にもキミが僕を探してくれたなら…と、そんな得意の空想に似た期待を抱いていたんだが。
まさか叶えてくれるとはな…クソみたいな神様だと思ってたが、最後の最後に感謝するよ。
実は、ここに来るの初めてでたまたま通りかかった時に見付けたんだ。…運命だとか馬鹿な事を考えてしまいそう。
…で、安心したらもう行ってしまうのかい?
恥晒しついでだが僕の繊細なハートは、まだ…キミの物なんだぞ…。
10 合成獣
いや…泣き顔で縋られるのも悪くない、というか結構惹かれるものが。
とはいえ、お前のそういう所に居心地の良さを感じていたのも事実か。

お前も薄情だな。最後の手紙で再会を仄めかしたというのに、二度と会えない、とはね。
俺にしてみればあの約束があったからこそ、こうやってのこのこと顔を出せた訳だ。
で、俺がそこまでする意味を考えるに、お前はもっと自信ってものを持つべきだな。
流石に窓に張り付かれるのは困るが…。玄関から入ってきなさい。

神に感謝するくらいなら俺に感謝しろ。
運命なんて馬鹿げた物じゃなくて、俺の意志の賜物だろ。
俺が呼んだ。お前は応える。これ、自然の摂理。
…なんてな。俺も期待していた訳じゃないが。

俺の今の状態ではお前のガラスなハートを更に疲れさせるだけかもしれん。
だから、一言伝えることが出来たら暫く眠るつもりだった。
…いざ会っちまうと、このまま何の実りも持たずに今生の別れをするのは惜しいな。
11 おこさま
…会いたかったよ。ずっとキミだけを想っていた。
もう離さないで、お願い…ずっと側にいて、僕を掻き抱いておくれ…。

…自分で言って大量の砂糖を吐きそうだ。いつぞやのファミレスでの話みたく、砂糖ハムスターの出来上がりだな。
冗談でもなければ、こんな恥ずかしい台詞も吐けやしないぞ。

一応、再会を夢見てたんだがな。返事は期待しないで探そうと思ったし。
自信か…キミもようやく僕の魅力に気付いたようだな、と言って置こう。

呼んだら応えるって犬みたいな扱いだな…二人の想いで惹かれあったとか言えば良いものを。
…馬鹿かキミは。勝手に探して、勝手に安心して、勝手に人の思い出煽って、一人で寝てしまうのか…?

惜しいなら…離さない、くらい言っておきな…縄をつけていないと、また置き去りにして飛んでいってしまうぞ。
12 合成獣
角砂糖でピラミッドが作れそうだ…。
無理すると熱が出るぞ…。

安心しろ、俺は犬派だから。と、フォローになっていないフォローを。
馬鹿は承知の上だ。分かっていて我慢が出来なかった青年の気持ちを汲みなさい。

戯言は置いといてだな。

実際、いつまで俺が存在出来るかわからん。
今の俺は長い冬眠の間に一瞬だけ目を醒ました様なもので、近く完全に眠らなければいけない日が来るだろう。
そうと知っていてお前の時間を奪うのは、それこそ勝手過ぎる気がする。

進めば共倒れになると分かっていて手を取れるか?
13 おこさま
顔面だけなら十分発熱しそうだな…慣れない事はするモノじゃない。
人がせっかくご希望に応えてやったんだから、もう少し喜んでおやりよ。…僕じゃそそられないってか。
どっちがお子様だ、我慢の弱い奴め。

…気に入らないから、オタク特有の暗さにまみれた僕の本音を聞くが良い。
途中で泣いたら、キミが一発芸で笑わせておくれ。


本当に馬鹿だな、キミは。…僕がここに居る時点で、ここに居る僕はキミの為に、キミに会う為だけに存在するんだぞ。
キミが消える日が僕の消える日だ。
それまで…僕の退屈な時間を好きなだけ奪っておくれよ…。
もう一度、名前を呼んで、想いを伝えたい。叶うなら、最初の相手は無理だったが、僕の最後の相手になって欲しい。

…好きなんだよ。一秒でも一緒に過ごしたいんだよ…純情な恋心なんだぞ。
そんな事、言わなくても分かるだろう…今度こそ一緒に飛んで消えられるなら、共倒れだろうが構いはしない。
待ってたんだからな…ずっと…。
14 合成獣
悪い、遅くなった。
馬鹿馬鹿言うな、へこむ。

これは独り言だが、人に好かれる様な要素は持ち合わせていないと思っていた。妙なものだな。
憎まれ役を目指した人生の心算が、どう間違ったのか。素直に言うと嬉しいの一言。

色々と考えて、お前のお人好しさにつけ込む事にした。
最後の時間を託す。
俺の終の住み処になれ。

もう一つの板に道を乗せておく。
迷いが無いのなら来い。
15 おこさま
へこめ、へこめ。こっちだって、小っ恥ずかしい台詞吐いて自己嫌悪だ。

じゃあ僕はキミを寛大な心をもって、眠るまでを生暖かく見守ってやるとしようか。

行きますよ、総指令官殿の命とあっては行かない訳にはいかないもの。
迷う余地なんか無いよ。じゃあ、続きはそっちで。
16 無名さん
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