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誰にも受け入れて貰えなかった俺と話してくれたのはあの人、そしてアイツだったな…。甘ったるい話し方で最初は楽しかったんだ。アイツの恋人の話であの人だってわかって確かめに行った俺にいきなりアイツに何もするんじゃないと言ったね。
何を企んでも俺はアイツ以外愛さないって言ったんだ。覚えているだろ?
だけどそれまでだってあなたに好意を示していてあなたはそれを受け止めてくれていたじゃないか。
アイツが不安定になって俺がアイツにあなたとの事を話し始めたら途端に冷たくなった。お前はただの後輩なんだと言い含めるようになって友人だと言う先輩、マガの管理人まで引っ張ってきて…茶室でさんざん俺を叩いてアイツ庇って恋人宣言をアイツにして。
からかわれたんだと初めは諦めた。
だけど2人きりで茶室にいたあなたとアイツを見たから。
甘えて泣いて拗ねるアイツを大事そうに慰めてたあなたを見たときから諦められなくなったんだ。
アイツじゃなくてそこは俺の場所だと思ったんだ。