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87 無名さん
>>69
(四畳半の狭い室内に絶え間無く響く微かな電子音と、壁に掛けられたアナログ時計の秒針が刻む音が重なり、不思議な空間を作り上げた。眩しい日差しが容赦無く差し込む、カーテンが開け放たれた窓の外を、はしゃぐ子供達が騒がしい笑い声を上げながら駆けて行くのを喧しく思う。カチリ、カチリ、マウスをクリックする音が続く。淡く光を放つ画面には文字の洪水。ページを更新する度に増える草の数。思わず、口角が上がる)フヒ、フヒヒ…。(唇から自然と零れる笑みには愉悦と優越感が滲み、フローリングの床を裸足の足裏で二三踏むとキャスター付きの椅子を前に滑らせ一層画面の近くへ。両の手、十指を使い器用にキーボードを叩くその速さたるや玄人の如し。ボックス内に打ち込まれて行く意味を成さない文字の羅列。仕上げとばかりに一際強くEnterキーを押すと画面に現れる、文字に因って作られたアスキーアート。今、彼の一日が始まった)

一度やってみたかったロル回しができて楽しかった。ありがとう