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1 閉鎖教室に置かれた野良猫。

さようなら、を下さい

これは賭け…、てヤツだからお前が此処を見るかどうかすら解りゃしません。
某BL学園でまた偶然逢ったことは後悔してない。
振ったのがどちらかも曖昧な俺ら、一時期でも両想いだったと信じてる。

頼む。代理人でも構やせん…おまえから「さよなら」の言葉が無いと踏ん切りがつかない
勝手な我儘も、‥恥も、ガキ以下なところも承知の上で此処に残す

まだ、あの約束した二人のスタート地点へ帰る約束も果たせない自分への罵りくらい甘受けする。

迷惑かけて申し訳ん…っした
2 イカレ事務員
やらねえな。
『さよなら』なんざ誰がくれてやるかよ。
なかなか心開かねえところが野良猫みてえで……本当にフラッと居なくなりやがって。

心底惚れてる俺に寝言を言うな。
開くの待ってねえでよ、蹴っ飛ばしてブチ壊しちまえば良かったか?
引き摺り倒して首輪つけられたくなきゃ、野良のままでいた方がいい…
3 ある意味、生禿(?)の人
…そこいら中にいる野良猫のが数倍マシだろうに……随分と、まぁ‥喜ばせることを言うてくれるのな?


お前を目の前にしたら何か、…何かがヤバい‥。


独占欲て名の爆弾、これが破裂したら───……えらいこっちゃ‥?そしたら、お前に負担が掛ける。傷付けて泣かせちまう…


本心から傍にいたいと思う

こんな俺に選択権ある筈がない…。おまえがどうしたいのか、それに従う
せめて明確な答えが出るまで傍に居たい

ッたく、…どこまで未練がましいんだか
4 名前なんてない
結局、こんな終り方しか見いだせなかったんか‥
もう振り返らない。アンタへの想いを教室に残して───…‥
5 無名さん
カクテキ