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今の物語を

代理は無い。名を解読すれば、誰かは判る。


いつかは終わる物語。


それぞれに終わる物語、最後には幸せになれるだろうか?


泣かせずに終えるだろうか。


先は判らぬ筈、だが無理そうなら白紙でも送ってくれ。


やって来た物語は、必ずとも幸せにはならない。


運命?偶然?必然?逃げ?


どれでも構わないから、後少しだけ愛してしまう俺を許せ。


物語が終わるも後の貴女の物語に幸有れ。
27
無理だろうな俺はこの先…


物語を忘れない。


あぁ…言わないつもりだったが

ありがとう。


さようなら。


あの頃の騎士よ。
28 騎士
今朝のメールには驚いたな。
あぁ、安心してくれ、確かに削除しておいたから。

恐らくこの場所がなくなってしまえば、私とお前とを繋ぐものは全て消えるのだろう…

本当に長かった。確か一年と数ヶ月…か?
その間、確かに幸せを感じていた。
いや、私の独りよがりやもしれないがな。


…前置きが長くなった。本題に入ろう。
まだ私はきちんと謝罪していなかったからな。
すまなかった、複数の相手がいたことを隠していて。

……此処が消えてしまえば一生言えない気がした。

返事はなくてもいい。いや、もはやここを見ているかどうかも疑わしいか。


感謝と謝罪とを自由の王へ
29
いや全く…追われに追われて焦っていたもので。


あぁそのくらいだな、貴女以外は誰もいなかった、ただ見つけてしまったので…俺もいいかなとな。嫉妬に狂い…思いはせた日々…。


だがそれも薄れた…前向きに行こうと、俺が前を向かなければ……誰もが付いてこれないだろうと…な。


…もういいかな、後一回、これで追うのも終わり……後一回きり、直接送るよ…今正に…正直な気持ちを。


どう取るかは…貴女次第だ。


騎士へ。
30
もう大丈夫。


沢山悩ませて悪かった。


後は楽しもう、ただそれだけだ。