銀のブレスレットをくれたお前へ

あー…その、何だ。お前がここを見ることは多分ないとは思うからな…

俺がこのような公共の場でこのようなことを言うとは思っても見ないだろうが…

好きだぞ。
豆のスープより鍛錬より。
お前が好きだ。

お前と逢っている時は心地よく、楽しい。
時間が過ぎるのが早くて困るほどだ。
もっと一緒に居たいなどと思ってしまう…

それと最後に…炬燵では寝てくれるな。風邪を引かないか心配だ。
お前は乾布摩擦や寒中水泳は嫌なんだろう？

考えたらこの名前は正確ではなかったんだな…元・軍人か。


昨夜はすまん。悪気はなかったとはいえお前に面倒を掛けてしまった…せっかく逢えたのに、な。

またお前に逢えるといいんだが…

最近はなかなか会えないが元気にしてるか…？
付き合い初めてから二度目のお前の誕生日まで、もう一ヶ月を切った。
誕生日は、少しでも一緒に過ごせるといいんだが。

その…公共の場ではあるが、今日はここでお前の名を呼んでみよう。


…アリオス。


む…なんとも気恥ずかしいものだな。
お前との何気ない会話や温もりや…その、口付けが足りないと言ったらお前は呆れるかもしれん。

お前に、会いたい。

今夜は会えるといいんだが…
忙しいお前に無理をさせていないかも心配だ。


俺はこれから先、少しバタバタしてて会えない時間も増える。
だからせめて、会える時間を大事にしたい。


…その、何だ…

…愛している。