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1 土方十四郎

猫サンタ

もう少しで二ヶ月。…10日っつったら少しでもねーか?

キュン死にするのはこっちの方だ。あのプレゼント、すげぇ、すっげェ……………無理だな。この興奮は言葉じゃ表せない、うん。
とにかく嬉しかった。ありがとう…とか、柄じゃねーけど言ってやる。本当にありがとう。一生解いてやんねェからな。


昨日、夢にお前が出てきた。自分でも驚いたがマジだぞ?内容は……プ、教えねー。

黒い犬から今は白猫のご主人様へ。追伸、最近ムラレス激しくて悪ィな。
12 沖田総悟
昨日は久し振りに逢いに来てくれて嬉しかったですぜ、いつもお仕事お疲れさんです。
いつの間にかまた次の記念日が間近になっちまったけど…今日はそっちじゃねェんでィ。


……5月5日…誕生日おめでとうございやす、土方さん。

ホントは完の方でもお祝いしてェけど…まだホワイトデー始まったばっかな俺たちじゃ祝わせてもらうにしても随分先の話になっちまいそーだろィ。
だから当日の今日はこっちでコレだけ言わせといて下せェ、渡す予定のプレゼントは…まだ内緒ですぜィ。


アンタが忙しくしてる間は、ちゃんとイイコで待っててやっから安心しなせェ。
ご褒美に尻尾で遊ばせて貰うの楽しみにしてまさァ。
13 土方十四郎
元気してるか?
なんて、まだ十日と少ししか経ってないんだよな。

書き込もうと意気込んだは良いが、何を言おう。
…そうだ。前に見たって言ったお前の夢、どんなのか話してやるよ。


一言で言やァお前からメールが届くだけの夢なんだけどよ。
開いてみると、最初に「今まで我慢していましたが、もう少し確定ロルを使ってくれませんか?」って書いてんのな。普通にPL口調で。

全く意味分かんねーまま下に続いてる完なりのレス読んでみたら、有り得ないことに確定の嵐。

(相手の拍手を聞きながら〜)
…アレ?俺拍手なんかした?つかどんな場面ですかコノヤロー。

で、全部読み終えてから首捻りながらも必死に謝罪文打ってるって夢だった。


あ?別に甘くも何ともねーよ。期待して損したな。
まあどれだけ盲目的にお前を想ってるのか分かったし、俺からすれば結構面白かったんだ。


眠ィ。最近はすぐに眠くなっちまう。…年か?
つー訳で、おやすみ。お前もあんまり夜更かしするんじゃねェぞ。
14 沖田 総悟
おはようございやす、…土方さん。
……随分長ェこと寝てたような気がしてたけど、まだ1ヶ月も経ってねェのに少し驚きやした。

俺は相変わらずな感じでグダグダ生きてますぜ。
変わった事といやァ…携帯に向かう時間が著しく減ったことぐれェで。


――…つか何でィその夢、……べたべた甘い夢ェ見たって言われるよか破壊力ありまさァ…
どーせ見るなら首輪と鎖で繋がれてワンコ以下略な夢でも見てて下せェよ。…馬ァ鹿。


…やっぱりアンタもうオヤジなんだろィ。疲れたらゆっくり休むのが正解ですぜィ?
多忙期は過ぎたって聞いたけど、毎日無理しねェで頑張って下せェ。


ありがとうございやした。
15 沖田総悟
今夜は七夕。
俺が短冊に願い事を書きました、なんて言ったら…柄にも無ェことしやがってって笑いやすかィ?
自分でも判ってんだからほっとけコノヤロー。

…でも俺の願い事はきっと、天の神様には叶えられねェや。


― もう一度、アンタに逢いてェ ―


なんて、ねィ。