『隼人』へ

かーくれんぼしましょ…ってこれは睨めっこか。
もし見付けられたらお菓子あげる。いらない？…いらなくても無理矢理押し付ける。

実は俺、多分お前が一番最初に書いたやつからずっと見てた。その度に何かよく判んねェけど叫びたくなってさ。ともかく嬉しかったんだよ。


…俺達ってさ、こいつらを演じてなかったら、まだお互いに友達のフリしてたのかな？ってかお前が俺のこと、好きになってくれてたのかな？
今考えたらすごい告白の仕方だったなって思うけど、後悔どころか良かったって思う。

「隼人、好きだぜ」

――…あの日俺が泣いて言えなかった台詞。
いつかまた演じられたらいいね。その時は稽古の時からこいつらの気持ち、痛い程理解できると思う。

私も逢いたかった。逢いたかった、けど…その、何だか照れるね。こういう場所に二人で出てくるの初めてだからかな…？ふふ、美*-貴ちゃんも相変わらず可愛いからびっくりしました。…なんて。せっかくだから私も頭撫でてあげる、いーこいーこ。

み、美＃貴ちゃん、一人でも下見なんか行ったら駄目！こんなの…真っ赤になるに決まってるよ。外、だもん。中だって恥ずかしくて緊張して…なのに外なんか行ったら私どうなっちゃうかわかんない。大~]□さんが諦めたとしても私は諦めないから！…って美.@貴ちゃん聞いてる？ねえ、お店とか仕入れるとか、…え？何を？ほら、なんか達：也くんまで動き出しちゃったじゃない！

駄目！大:/口さんにくっつくのも駄目、大=)口さん早く逃げてください！美,:貴ちゃんは私にくっつかなきゃ……じゃなくて、えっと…。私はね、指輪が無くてもずっと美+*貴ちゃんと一緒に居るって誓えるよ。だって美／貴ちゃんのことが大好きだから。…理由になってないかな？だけど本当の話、私達はずっと一緒。…ね？

そういう恥ずかしいこと聞くのやめようよぉ…。…達*/也くんもそんな楽しそうに頷かないで！もう…頭くらくらしてきた。…――３つ？データフォルダに３つ、って何が？…変な声とか写メとかじゃないよね？違うって…言って。お願いだから違うって言って！

あ、お帰りー。ほら、あっち見てみ。来_*未ちゃんが面白い事になってる。だから兼\$悟がエロいなんてきっと覚えてないよー、あははー。……もう片方の人は完全に覚えてるだろうけど。だ、大丈夫！実際兼/:悟のエロいところは俺しか見れないんだから。

来年の今頃、俺達何してんのかな。こうやってわいわい出来てるのかな。……そしたら俺がガキのままってことじゃん、ダメだダメだ。…でも夏を楽しみたいのは大人も一緒だもんね、よし！来年はいっぱい｢夏｣しようね！秋も冬も春も、二人で楽しい事いっぱいしよ。つか、俺ん家来るのは大歓迎だし何なら泊まって欲しいくらいだけどさ……大丈夫？色々と。俺ん家だよ？何あるか判んないよー、兼=)悟が大嫌いなアレがあるかもしんないねえ。クク。

俺は毎日兼＊悟にドキドキしっぱなし。朝起きてメール見返してドキドキして、夜メールしてドキドキして。マジで毎日が兼+､悟でいっぱい。
俺だけの可愛い兼／悟、愛してる。だーいすき。毎日好きになりすぎてヤバいくらい好き。

最初に/言って/おく。俺は代理だ。――…何でも仕事に身を任せてたらこんな事になったとか。ほぼ一ヶ月置くだなんて信じられないよな。安心しろ、それに関しては俺からきつく言っておく。

最近、お前に迷惑掛けっ放しで嫌になる。何にしても女々しくピーピー喚いてるのはこっちだからな。大の大人が何処までオチるんだか。どうしたらお前の優しさに応える事が出来るんだ。今の状態、負んぶに抱っこ、って言うンだろ。…そ、想像すんな！俺じゃない、代理を頼んできた奴の言葉を借りただけだ！
たまに、…ほんの時々お前からの言葉が苦しくなる時がある。俺は、お前にちゃんと気持ちを伝えられてるか、って不安になるんだ。柄にも無く、な。別にお前が嫌いになった訳でも、気持ちが減った訳でも無い。なのにこうも不安になるのは、お前が俺の事を…愛してくれてんだって身に染みて分かる、…から。アー…くそ、こんなん俺の柄じゃねえ！何だって奴は俺に代理なんて頼んだんだか…！

好きだ。…お前が、どうしようも無く。キスの回数を増やして…伝わるンなら、…幾らだってする。抱き締めて伝わんなら…これも幾らだってする。っつか、何つーか…本当に今はお前に伝わってんのかどうかが判んなくて不安なんだ。
多忙続きで頻度は落ちるし、現在進行形でスランプ。…神様なんて信じちゃいねえが、縋りたくなったのも事実だ。

なァ、お前は…こんな状況の俺の事。見放さないでいてくれるか？…メールが来たと思ったら白紙だった、なんてオチ…笑えねえ。知ってるか、愛情をどれだけ注いでてもそれが自分に微塵も返って来ないとなると…愛情ってのは冷め行くものだって。人間の利潤追求の徹底振りが滲み出てるよな。

俺はお前が好きだ。これは、里予*上ンとこの青い亀が言う様な「嘘」なんかじゃない。

…俺の使命は果たした。――俺は帰るぞ。……ッDE/ネ+ブ！キャンディなんて渡さなくて良いから早く来い！

今回は俺が代理だとさ。…俺って代理か？ま、何でも良いってこった。やっと『俺』を使えるようになって何気なしに覗いたら…、…居たよ。お前が。もうビビったの何のって！俺なさけねー！
…っと。いい加減本題行くぜ。

あー、そうだ。言っとくけど俺はお前に迷惑掛けられたとか微塵も思ってねえからな。迷惑ってのは被った方が嫌だと感じて初めて迷惑になる！ってずっと前に何かで見た気がするんだよ。うろ覚えなのは気にすんな。
…俺は、お前を嫌だと思った事は一度も無い。寧ろお前にこうして色んな事を打ち明けてもらえる事を誇りに思う。スランプだ、なんてどうでもいい奴になんか言えないじゃんかよ。それをお前は有りのまま俺に伝えてくれた。これの何処が迷惑なんだ…？

なあ、お前の言葉も気持ちも、…――ちゃんと届いてるぜ。
「好き」「大好き」「愛してる」「ばーか」「可愛い」「格好良い」「変態」「ごめんね」…マジにいっぱいの言葉。その言葉一つ一つに篭ってる気持ちごと受け取ってるつもりだ。つかこんだけいっぱい貰った物切り捨てて「うわーん、何も愛をくれない！」なんてほざくと思うか？俺は欲しがりちゃん、だからな。くれた物はくれたまま貰うぜ。
……お前が不安になるのはちゃんと伝わってるのにリアクションに表せない俺のせいでもあると思う。でもお返しにするとキス何百回とか抱き締め一日中とか、酷え時には「いただきます」なんて事もザラじゃねえし…怖いんだよ。いらないかもしれないお礼を押し付けるのが…さ。

ともかく頻度が落ちようがスランプだろうが、何でお前を見放す必要があるんだ？って事。俺はお前を好き。…この時点で見放す訳ねえだろうが。本気の本気で愛してんだよ、ばーか。好きな奴の愛に埋もれてられる今がすっげえ幸せ。
俺だって頻度遅くなったりスランプだったりしたけど…お前が助けてくれただろ。だから今度は俺がお前を助けたい。護りたい。…つっても、見守るしかないんだろうけどな。それでも良い。

お前を、安心させたいよ。