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1 いつかメロウになる者

関西弁のキミ

きっと気付かれる事はないだろうから、そっとキミに囁くよ。

最後に笑い合えたのは、いつだったかな。
キミの手を何度も何度も振り払って、今俺はまた独り。
滑稽で、仕方ない。なのに、独り泣く時はキミをいつも思い出すよ。


逃げるんじゃなくて、嫌な事があったなら正直に言えば良かった。
きっとキミは判ってくれた、よね。


本当にゴメン。何度も傷つけて振り回して。

離れてただ思う事は、
俺はキミが好きだという事。…この気持ちは意味がなくていい。ただ、好きなだけだ。

言いたい事も言えて、笑い合えて、大好きだったのに、どうしてキミの価値に気付かなかったんだろう。

…有り難うは、まだ言えそうにないよ。
キミを、忘れるまで。