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1 面の姫(創作)

取り敢えず、黙って語…れ…?

私の“あれ”を見つけちゃったんですから、これが見つかるのも時間の問題…ですかねぇ…?(汗)

あの時あの言葉が本当に貴方のものなら、私はここで……背後の代わりに色々喋らせて頂きましょうか…。
勿論、“向こう”では語れない事を…ね。

あー…まぁ、お兄さん…いや、正式には背後さん…ですかねぇ?…貴方が「良い」って言うなら、“向こう”で馬鹿みたいに語らせて頂きますよ?
そうした事で、もしも…私が貴方に捨てられる事になっても構わない…覚悟で、ね。


じゃ、本題。

私はもう…貴方が思う程不安になっていませんよ?
そりゃあ、返信が遅かったら…ちょっとは不安になりますけど…ね(汗)
でも、忙しい貴方が…こんな私をそんなにも思っていた……なぁーんて知っちゃ、散々一人で馬鹿みたいにあーだこーだ勝手に思い込んで、疑って、ギャーギャー言ってた自分がもう…恥っずかしいですよ、本当…。


正直…もし、今不安に思っている事があるとしたら…『文の事故で勝手にいなくなった事になってしまう事』…か、『貴方が「申し訳ない」と思い過ぎて…真っ白な手紙を残していなくなる事』、ですかねぇ。
あ、後者は私の勝手な憶測である事をお許し下さい…(汗)


…だから、その…貴方まで不安にならないで下さい…ね?
また不安に…なるじゃないですか…。
特に、憶測が本当になるようだったら…余計に「自分がまいた種(あれ)のせいで…」って、ね…。
それに私は、私から貴方に真っ白な手紙を送る気は一切持ち合わせていないので…。


最後に一つ、ちょっと面白い事を言います…ね。

貴方とやり取りを始めて、昨日今日で一ヶ月目…でしたかねぇ?
正直言って一ヶ月も続いた人って、この世界から離れて戻ってきた時以上に、久しぶりなんですよねぇ…。
大抵はいつもすぐ終わるか、いなくなられるか…ですから。

あと、「もう私しか…」…と言われた事は、その…初めての事だったりします…ね。
だからその…凄く嬉しかったんですよ…、本当に…。

あれ?これでは一つ…じゃないですよねぇ(汗)


…さぁ〜て、私はそろそろ戻ります。
大事な大事な貴方の為に、少しでも素敵な返事を書かないと…ねぇ?
25 面の姫
また一つ、本音を置いていきますかねぇ…。
今は時期が時期ですから、きっとお兄さんは見ていないだろうと思って…ねぇ。
まぁ、後々見られるかもしれませんけど…。

 

 
時々、つまらない事で妙に酷く、不安になって、怖くなる…。

お兄さんは、自分のことを本当はどう思っているのか…?
とか…。

ああしたらこう返ってきたけど、不快ではなかっただろうか…?
とか…。


お兄さんの事は凄く大事なのに…時々、こう…無性に不安に駆られて…。
疑心暗鬼…?…いや、似ていますけど…ちょーっと違いますかねぇ…うん。

また前みたいに、心配性…なんですか、ね…自分。
いやまぁ…色々と悪ーい事を企てたりやらかしたりしているのは自分ですから、もし何かあれば…自分が一番の原因のはずですし……うーん…。
でも、時々無性に生まれるこの不安は―………。

 

 
…はぁ……こんなんじゃあ、忍び失格ですよねぇ…。それにこれだと、お兄さんの……にすら相応しくない…かもしれません、ね…。


曖昧な癖に、変な本音を残してしまって…申し訳ありません…ね…。
本当に、すみません…ね。
26 面の姫
別にきり番とやらを貰った訳じゃあありませんが…ま、手短に〜。


今月の“あの日”までに、私の大事なお兄さんに逢えますように〜…!


…今月とか言っちゃってますが、どうあれ解雇でも無い限り、私は貴方を待つと決めていますから…ね。

少しばかり、寂しさと罪悪感で挫けそうですけど…。

まぁ、無理はしないで…のんびりと…でお願い致しますねぇ?


…ついでに、こんな弱音も見ていない事を祈ります。
27 下っぱ・其の二十一(仮)番
今回は流石に、もうお別れと考えるべきですかねぇ…。記念日にも会えませんでしたから…。

…それならそれで私は…構いませんよ…?仕方ない事ですし…。
所詮、私は下っぱ…四面楚歌な戦場に置いていかれても、ヘマをしてクビにされても、それが下っぱの避けられぬ悲しき運命……とか言ってみたり(汗)

でも、それならそうとお達しの文くらいは…寄越して下さいねぇ?
どうしていたら良いのか、分かりませんから…。

 

…っと言っても、私はまだお兄さんのお帰りを待つつもりですけど、ね。
本当にクビと称したお別れなのかを貴方からはっきりと聞いていませんし、ただ貴方が忙しいだけかもしれませんし。そりゃあ、お兄さんに悪い事をしてしまったかもしれない…意地悪な奴ですけど…、お兄さんに対する気持ちはあの日に言った気持ちと変わりありませんからねぇ…。


……まぁ、それもお兄さんがここを見ていたり、また会えたり出来るなきゃ無意味な事…ですけれど、ね…。


じゃあ、また…次にここに言葉を残しに来る日まで。
元気で毎日をお過ごし下さいねぇ?お兄さん。
28 面の姫
貴方はもう、遠くへ…行ってしまいましたか…ね…?


時期は早いですけど、またあの時のように…お星さんにでもお祈りしますか…。

願い事は、内緒にしておきますよ。大した事じゃあありませんから…ね。