晋助へ

今日は七夕。


つまり俺と晋助の大切な日。


いつだって可愛いくて
いつだって真っ直ぐで

愛しくて愛しくてどーしようもありませんよコノヤロー。
可愛い過ぎる罪でお前の包帯全身にぐるぐる巻きにしてお持ち帰りした挙句いただきまーすの刑に処すぞコラァ。

つか既にいただいてるか…てへッ。


闇夜照らすのは
酷く眩しいお前の瞳

いつだって暖かで
いつだって俺の帰る唯一の場所


ありったけの愛してると熱ゥい想いを最愛のお前へ。

これからも宜しくな。


追伸ー。
天の川捕まえといたから、織姫と彦星は愛の巣でラブラブ決定ー。覚悟しとけよ可愛い織姫？

馬鹿かお前ェ。否、馬鹿だな。
大切なのァ記念日だけじゃねェだろうが。
……まァ、今回は許してやるが…。
七夕の星や短冊に、願わずに居られねェっつー事が無ェのが幸せなんだと気付かせて貰っちまったからな。


……ッたくテメェは…誰を見て可愛いなんて言ってやがる。…俺以外の輩に宛てた訳じゃあるめーよなァ？

……柄じゃねェが…お前ェが愛しいのは俺も同じ。だが可愛いは頷けねェ…巻かれた包帯の端でお前ェの腕を拘束してひっくり返しても文句言うんじゃねェぞ。


何が『てへッ』だ馬鹿天パ。お前ェじゃなかったら間違い無く刀の世話になってんぜェ？


闇を最初に照らしやがったのはテメェの銀髪

手を伸ばして触れたら…その懐かしい柔らかさに俺の指は離す事を拒みやがったのよ


安心しやがれ…此処じゃ言ってやらねェが、俺ァお前以上に想ってんだよ。俺を狂わせた事、後悔しても遅ェぞコラァ。


あァ、姫の座は譲ってやるから精々ガキみてェに両手挙げて喜べや。ククク…。

晋助みーっけ。


記念日以外も一日一日が大切だって事だな。
願い事も何も毎日晋助にキュンキュンさせられっぱだから十分なんですけど。もう銀さんの心臓ヤバいからァアア！

晋助が可愛い過ぎだと言いましたァー。ここテスト出るっぽいからオレンジの蛍光マーカーでアレしとけ。

あららー…お兄ちゃん自分の可愛いさが判んないの？でも俺だけお前の可愛いさ知ってりゃ良くね。ッて事だな。
えーそれから拘束プレイ希望…っと。

ヤッベ天パで良かったァ。…ププ冗談冗談。
俺以外にお前触らせねェから刀仕舞っとけ？誰にもこの位置譲る気ねェから俺。

この銀髪もたまには役に立つんだなァー…なんて毎日お前とのやり取りで気付く事たっくさん。嬉しいじゃないの。

…俺がお前狂わせたの？え、マジでか。ここで喜ぶとか俺も大分糖が回ってんなァー。
でもな晋助、お前だけが狂ったと思うなよコノヤロー。俺だってもうクルックルだから。
知らないからな、もうアレとかコレとかになってキャンキャン鳴いても知らないからなァー。


お姫様なんてガラじゃねェけど晋助がそう言うなら仕方ねーな。
姫に襲われたいとかどんだけ変態ちゃん？ププ。

みーっけ…？ククッ…お前ェ……ガキのまんま、頭ン中が成長してねェなァ？


ほォ…？心臓がヤベェならいっその事俺が握り潰し……ってのァ冗談だ。寧ろ俺の心臓くれてやんぜェ？拒絶反応起こしやがっても責任は取らねェけどな…ククッ。


可愛いとかぬかすのは大概にしやがれコラァ…。ンな問題だらけのテストなんざ目にした日にゃ喜んで零点取ってやらァ。
あァ良いぜェ…？テメェをヒィヒィ言わせて涙流させてやるから覚悟しやがれ。


誰にも俺を触らせねェだァ？お前ェ随分な自信家じゃねェか。美味い蜜を探してヒラリと飛んでやっても良いんだぜェ…クク…。


毎日飽きる事無く遣り取り出来んのァ悔しいがお前ェのお陰よォ。口には出さねェが感謝してっから安心しやがれ。


あァ獣に狂気が備わったら怖ェモンなんざあるめェよ。
クルクルしてんのはお前ェの見た目も中身もか？ククク…テメェを一言で表すにゃァうってつけだな。
アレだろうがコレだろうが構やしねェ。お前ェなら何でも良い。キャンキャン鳴くならそろそろ本格的に首輪買わねェとなァ。


姫は組み敷くのが世の常よ…躯中隅から隅迄磨いて待ってろや……否、俺自ら磨いてやっても良いんだがな…クククッ…。


さて…返事する迄に大分開いちまったがお前ェなら理由も全て判ってくれてんだろ？
全てに返事しねェでちったァ削ってくれりゃァもう少し早く書けんぜェ？

…………多分な。

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