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1 浮気症な黒猫

ガキ大将に木の枝。

このタイトル見たらきっと怒られちゃいますねー…困ったな。うーん。
ま、とりあえず文句は金髪のヘタレに言って下さい。土下座させます。
そもそも気付くかどうか危ういんですけど…。
あ、もし気付いたらお姉さんの唇にチューの刑ですよ。もちろん、あたしじゃなく根性なしの3人から(笑)…わかりますよね?心の準備はしておいて下さい。

さて、ここから本題。

あたしは飽きません、それは約束します。不安にさせたのならごめんなさい。全部変態の責任です、はい。…え?いや、嘘じゃないですーぅ。
ただいつもより来る時間が遅いと心配にはなりますけどね?

それから、旦那様に。
捕まえておきたいなら目を離すな!って事で、伝えて下さい。あたしはフラっと消えますから。あと、キスは唇にって。
もっと強引になれ!(笑)

何にしろ無条件で傍にいてくれるなら、こんなワガママどうでもいいんですけどね。
最終的に黒猫が帰る場所は大好きな貴方達の元だけです。
11 いぬ
こまったな、貴方達がそうやって待ってくれるような事言ったら、私、甘えてしまう。さよならを言いに、来たのに。


ねえ、私の言い訳、聞いてくれるかな。貴方の本音も聞きたいから、私も嘘つくのは、やめるよ。


3ヶ月ちょっと前かな、身内の不幸があったって連絡、したでしょう?
その辺りから、「遅レスになります」のメールとか、確認に対する言い訳、沢山したと思う。内容もちぐはぐだったんじゃないかな、本当に、ただの言い訳だったから。

本当は何もなかった、忙しくなんてなかった。
ただ、唐突な事のショックと、日常でちょっとしたいざこざに巻き込まれて、疲れ切ってた。

メールの返信するなら、元気になってからにしよう。明日なら大丈夫。って、毎日そんな言い訳ばっかり自分にして、何もしなかったの。
貴方ならきっと待っててくれる、なんて甘えてたのと……ほんとはちょっと、疲れててメールが面倒だった。自分勝手だよね。

貴方に飽きた訳でもないし、嫌いになった訳でもない。無断したかったなんて事も絶対にない。
ただ、「背後の精神的な事情で遅レス」なんてあまりに勝手過ぎて、話したくなかったの。

酷い事して、本当にごめんね。信じて待っててくれたのに、呆れさせてしまってごめんなさい。


ねえ、もし本音を言っていいなら、傍に、居たかったよ。
ううん…今も、居たいよ。

けどきっと、貴方に甘えたら、私またひと月もふた月も待たせるわ。今も私、大変な毎日を送ってる。

だから、お別れを選びます。返された指輪と首輪は、大事に大事に取っておくよ。私だって未練たらたらなんだからね(笑)

けど、さよならの覚悟はしたよ。負担になるとかならないとか、そんな優しい事言わないで、もっと怒ってくれていいから…貴方の本音も、教えてください。

ここでも、直接でもいいわ。ずっと待ってる。
12 丸まってた犬
…結局貴方は許してくれるんだもの、私、また帰って来ちゃった。

ぐずぐず続けて良かったのか、ちょっと迷ってるよ。


私にできる事、なんでも言って。
それくらいしか、罪滅ぼしの手だてがないから。


大好きよ。
13 目を覚ました犬
メリークリスマス。
どうしても貴方達が忘れられなくて、ひと月も前からこの文を書いていた困ったお姉さんを許して。
今日だけは、ちょっと弱音を吐かせてね。


お別れしてそろそろ2ヶ月?3ヶ月近いの…かな?詳しくは覚えてないや、ほとんど全部消してしまったから。
ただ、何故か途方もなく長い時間が経ったように思える。

やり取りしていたジャンルからは、もう離れてる。なのにどうしても、あの頃の事を思い出してばかりなの。
凄く楽しかった。私は凄く楽しませてもらってた。

貴方はどうだったのかな?楽しかった?
辛い環境で生きてたよね。それなのに私のワガママ笑って許してくれる、心の穏やかな人だった。もう無理はしていない?
夢へは近付けた?
私の事は…もう、忘れてしまった?
あの時なんて身勝手をしたんだろうって、今でも思うわ。
それでいて今更"忘れられない"だなんて、勝手過ぎるとも思う。本当に、本当にごめんなさい。


ただ、もし私の事、許してくれるなら。この感謝と謝罪を偶然見付けて、受け取ってくれて…なおかつ、ちょっとクリスマスプレゼントをくれようなんて気まぐれを起こしてくれたら。

元気かどうかだけ、教えてね。


短い間なのにあんなに楽しい時をくれた黒猫ちゃん達を、離れた所からでもずっと応援してるわ。迷惑でなければ、そうさせて。

たくさん、ありがとう。
私はずーっと、ずーっと貴方の味方よ。
14 黒猫の片割れ
椿の花…って言えばわかるかしらね。まぁいいわ、わからなくても。とりあえず猫から預かった伝言だけ。

…メリークリスマス。

あの子は貴方に最後の最後で酷い事を言った、今思えばとても後味の悪い最悪な終わりだった。
何度か自分でも最後の手紙に綴った事を思い出してみるんだけど…わからない。ただ、悔やんでる事は確かよ。ごめんなさいね。
ずっと謝りたくて、何度か捜そうと思ったけど…今更。泣いて縋るのは私達の性に合わないもの。だから忘れるつもりだった、それしか頭になかった。けど、よくもやってくれたわね…。どうしてくれるのよ(笑)
許すも許さないも別に怒ってなんかないし、仕方のなかった事だわ。今貴方が少しでも幸せで元気なら私はそれでいい。何もない。
こっちの事なんてどうでもいいのよ(笑)何とか騙し騙し上手くやるから心配しないで。

本当にありがとう。
大嫌いを100回言っても大好きだった貴方に、感謝してるわ。

私も楽しかった。
無理は多分してない。
夢は…どうかしら。

応援より自分の幸せを願いなさい、それが私にとっては一番嬉しい。私を酷い奴だったと思って構わないから(笑)

皮肉と強がりばかりの言葉をひまわりみたいな貴方に。