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1 緑の瞳の桃薔薇

Dear.蒼い瞳の白薔薇様

見つけてもらえたのか、教えてから見つかったのか、どちらになったかは分かりませんが…
足を運んでくれて、ありがとうございます。
心からお礼を言います。


やっと勇気を出して、こちらへお邪魔する事が出来ました。
知った貴方は誉めてくれますか?
それとも笑いますか?


…書き込んでいる今の状況は、貴方が多忙になり、言葉が途切れてから少し経ったところです。

寂しくないと言えば嘘になります、間が空けば空くほど、貴方の気持ちが離れていきそうで怖い。
独り、取り残されているようで…不安です。


無理はしてほしくないけれど、少しで良いから貴方の顔が見たい。
温もりが欲しい。
きっと、時季が時季だから余計に…でしょうね。
我が儘でごめんなさい。

でも、あまりにも顔を見せてもらえないなら…
抓りますから覚悟して下さいね?
酷い時は勲章を取り上げます。


…いざとなると、何を書けばいいのか分かりません。
おかしな内容になってしまい、恥ずかしいです…

あ、貴方から戴いた紅白の薔薇、水を綺麗にしなくちゃ枯れちゃう。
急いで行かなきゃ…
そろそろ失礼しますね。


最後に。
1841000個の幸せを貴方へ。
その隣りで幸せを感じたい私より。
13 桃薔薇
こんばんは。
今日もお疲れ様でした、
ゆっくり休んで下さいね。


貴方からのお返事を、
ずっとずっと待っていました。
ドキドキして、苦しくて、何を書こうかな?お返事はどうしようかな?…そんな事を考えながら。


…私、こんなに早く眠ったりはしませんよ?
いいえ、貴方からのお手紙が早い時間に来たのですから、返事が書きたくて…眠れません。


誤解しないで読んで下さいね。
お手紙の最後の言葉、私の為を思って言ってくれたのは理解してますが、少々寂しく思ってしまいました。

少しだけ…
返事は要らないと、拒絶された気がしまして。

変なことを申しまして、本当にごめんなさい。


…だって、貴方のお手紙が眠りを妨げるだなんて、あり得ないのに――


ふふ、私も少し疲れているのでしょうか…
後日、きちんとしたお返事を書かせて下さいね。
お願いいたします。


では、おやすみなさい。
どうか良い夢を…――


14 蒼い瞳の白薔薇
……他愛のない話で御座います。
ほんの少し、私が疲れていただけのことで…
私がただ、時計の針を一時間見間違えていただけのこと。
お返事を考えて、お手紙を書くにしては
貴女様が眠くなってしまう時間と近くなってしまうでしょう…?

他意はありません。
時間も遅いと思い、気を遣い、おやすみなさいと告げただけです。
それとも、手紙の全てに私がそう取れるような言葉を残していたでしょうか……?

何が貴女様を不安にさせてしまうのか……どの言葉を選べば、安心して下さるのか…
難しいですね。

互いの胸に寂しさが落ちた時は
温かな紅茶を飲んで眠るのに限ります。

おやすみなさいませ。
どうか、貴女様にも良い夢を。
15 緑の瞳の桃薔薇
2647800

頂きましたので、大切な貴方へ差し上げます――
16 無名さん