1 金糸雀姫
愛しい瞳色の日記帳
青緑、深く優しい…貴方の瞳の色。
初めて外の世界に出て、貴方に教えてもらって初めて購入した、綺麗なノート。
これは貴方への想いを綴ることだけに。
本当は、幸せな事を書き留めようと思っていたのだけど…私の幸せは、貴方そのものだから。
貴方は気付いたら…どう思うかしら?
照れますか? 笑いますか?
…微笑んで、くれますか?
最後の1ページまで、沢山の幸せを、貴方への想いを言葉にしたいです。
今日は、大切な日。
願わくば…貴方に幸せが訪れますように。
愛しています、世界で唯一の人へ
初めて外の世界に出て、貴方に教えてもらって初めて購入した、綺麗なノート。
これは貴方への想いを綴ることだけに。
本当は、幸せな事を書き留めようと思っていたのだけど…私の幸せは、貴方そのものだから。
貴方は気付いたら…どう思うかしら?
照れますか? 笑いますか?
…微笑んで、くれますか?
最後の1ページまで、沢山の幸せを、貴方への想いを言葉にしたいです。
今日は、大切な日。
願わくば…貴方に幸せが訪れますように。
愛しています、世界で唯一の人へ
7 サイリ
記念日、とは随分と大袈裟だな……?
ただ、お前が何を思っていたのか知れた、という点では
俺にとっても実りの多い日だったと思う。
……すまない、何も気づいてやれなくて。
あまり泣くな、どうしたら良いかわからなくなる。
泣く前に頼れ。どうにかしてやれることもあるはずだ。
これからも待たせることが多い、だろうな。
その度にお前を不安にさせて、悲しみを覚えさせるともわかっている。
待たせ続けている間、あの花のように
お前は静かに消えていくのかもしれない……とも、思った。
だが、お前は散らない、消えない。
俺の傍に居てくれるんだな……?
桜色の布を用意して、お前に着物を作らせよう。
きっと似合うはずだ。
それを着て……そうだな、一緒に桜を見に行こう。
明けない夜はない。
だが、散らない花はすぐ目の前に……か。
幸せ者、だな……俺は。
会えずとも、俺の想いは伝わっていると信じているが……
――リリス、愛してる。
ただ、お前が何を思っていたのか知れた、という点では
俺にとっても実りの多い日だったと思う。
……すまない、何も気づいてやれなくて。
あまり泣くな、どうしたら良いかわからなくなる。
泣く前に頼れ。どうにかしてやれることもあるはずだ。
これからも待たせることが多い、だろうな。
その度にお前を不安にさせて、悲しみを覚えさせるともわかっている。
待たせ続けている間、あの花のように
お前は静かに消えていくのかもしれない……とも、思った。
だが、お前は散らない、消えない。
俺の傍に居てくれるんだな……?
桜色の布を用意して、お前に着物を作らせよう。
きっと似合うはずだ。
それを着て……そうだな、一緒に桜を見に行こう。
明けない夜はない。
だが、散らない花はすぐ目の前に……か。
幸せ者、だな……俺は。
会えずとも、俺の想いは伝わっていると信じているが……
――リリス、愛してる。
8 リリスレイア
ありがとう。あの時は、ごめんなさい。
あなたを想うと…どうしても言葉にできないの。
大切な、愛しいあなたを傷付けてしまうかもしれないと………怖くて、とても…怖くて。
私が弱いばかりに、あなたの優しさに甘えるばかりに。
手を差し伸べてくれて、ありがとう。
あなたを傷付けてしまうくらいなら、私1人で抱えていた方が良いと思ったの。
でも……でも、ごめんなさい。
きっと、その考えが間違いだった。気付いていないのは、きっと私の方。
どんな気持ちでも伝えるから。辛いこと、悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと……幸せな、こと。
ふふふっ、できれば幸せな気持ちを沢山伝えたいわ。きっとそれは、あなたの存在があるからこそ。
毎日、とても幸せよ。
たとえ手紙の数が少なくたって、一通一通にあなたの深い想いを感じることができるから。
あなたがくれた言葉、愛の数だけ、私に幸せをくれるの。
世界にはこんなにも沢山の人が居るのに、どうしてあなたなんでしょう。……いいえ、きっとあなたじゃなきゃダメなの。
あなたは言いましたね、もっと甘えても良いと。
なら…言ってもいいでしょうか?
この手を、離さないで。
もう私は迷ったって、あなたの手を離しません。優しいあなただから、私の為に身を引くのではなく…私の為に離さないで。
心に響く痛みさえ、零れる涙さえ、すべてあなたを愛している証なの。
好き……スキ、すき…あなたが。
すきよ、愛しい人。
…愛しています、サイリ。
あなたを想うと…どうしても言葉にできないの。
大切な、愛しいあなたを傷付けてしまうかもしれないと………怖くて、とても…怖くて。
私が弱いばかりに、あなたの優しさに甘えるばかりに。
手を差し伸べてくれて、ありがとう。
あなたを傷付けてしまうくらいなら、私1人で抱えていた方が良いと思ったの。
でも……でも、ごめんなさい。
きっと、その考えが間違いだった。気付いていないのは、きっと私の方。
どんな気持ちでも伝えるから。辛いこと、悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと……幸せな、こと。
ふふふっ、できれば幸せな気持ちを沢山伝えたいわ。きっとそれは、あなたの存在があるからこそ。
毎日、とても幸せよ。
たとえ手紙の数が少なくたって、一通一通にあなたの深い想いを感じることができるから。
あなたがくれた言葉、愛の数だけ、私に幸せをくれるの。
世界にはこんなにも沢山の人が居るのに、どうしてあなたなんでしょう。……いいえ、きっとあなたじゃなきゃダメなの。
あなたは言いましたね、もっと甘えても良いと。
なら…言ってもいいでしょうか?
この手を、離さないで。
もう私は迷ったって、あなたの手を離しません。優しいあなただから、私の為に身を引くのではなく…私の為に離さないで。
心に響く痛みさえ、零れる涙さえ、すべてあなたを愛している証なの。
好き……スキ、すき…あなたが。
すきよ、愛しい人。
…愛しています、サイリ。
9 リリスレイア
どうして、いつも気付くとこの日なのかしら。
ふふっ、また記念日……と言ったら、あなたは大袈裟だと笑うかしら?
でもね、とっても大切な日なの。
いいえ、あなたと過ごす毎日が……大切。
私も、あの頃に比べたら…欲張りになったわ。
あなたからお手紙が来ないだけで、こんなにも不安になるなんて。
あなたを信じて、ずっと待っているつもりでしたのに…。
もう、大人しく待ってるなんてしません。
だって、私にはあなたが必要で……好き、だもの。
ずっと、ずっと。
この絆が続く限り。
いいえ、いいえ、
この想いは永久に。
あなたは言ってくれました。
弱い私でも良いと。
我が儘になっても良いと。
あなたの声だけ聞いていれば良いと。
あなたを、ずっと好きでいて良いと…。
あなたじゃなくちゃ、ダメなの。
あなたじゃなくちゃ、私は唄えない。
あなたじゃなくちゃ、もう愛せない…。
好き、スキ…誰よりも、何よりも……好き。
ずっと愛しています、大切な人。
私はまだ子供だけど、必ず大人になって
あなたの隣りに並んでも恥ずかしくないように。
追い付いてみせるから。
待っていて。
躓きそうになったら、手をかして下さい。
愛しています、唯一の人。
大好きよ、愛しい人。
今宵は…どうか、夢で会えますように。
愛して、ます……サイリ。
ふふっ、また記念日……と言ったら、あなたは大袈裟だと笑うかしら?
でもね、とっても大切な日なの。
いいえ、あなたと過ごす毎日が……大切。
私も、あの頃に比べたら…欲張りになったわ。
あなたからお手紙が来ないだけで、こんなにも不安になるなんて。
あなたを信じて、ずっと待っているつもりでしたのに…。
もう、大人しく待ってるなんてしません。
だって、私にはあなたが必要で……好き、だもの。
ずっと、ずっと。
この絆が続く限り。
いいえ、いいえ、
この想いは永久に。
あなたは言ってくれました。
弱い私でも良いと。
我が儘になっても良いと。
あなたの声だけ聞いていれば良いと。
あなたを、ずっと好きでいて良いと…。
あなたじゃなくちゃ、ダメなの。
あなたじゃなくちゃ、私は唄えない。
あなたじゃなくちゃ、もう愛せない…。
好き、スキ…誰よりも、何よりも……好き。
ずっと愛しています、大切な人。
私はまだ子供だけど、必ず大人になって
あなたの隣りに並んでも恥ずかしくないように。
追い付いてみせるから。
待っていて。
躓きそうになったら、手をかして下さい。
愛しています、唯一の人。
大好きよ、愛しい人。
今宵は…どうか、夢で会えますように。
愛して、ます……サイリ。
10 リリスレイア
どうして、こんなことに。
そう、昔から。
ずっと私が幼い頃からあなたはそうだった。
自分の身を危険に曝してまで、私を護ろうとする。
真面目なのは知っているわ。
私を大切に想っていてくれていることも。
あなたは確かに私の護衛よ、だけど―……。
今は、とても大切な人。
最愛のかけがえのない唯一の人。
愛しているの
ずっと、ずっと
子供の頃から
あなただけを見ていた
あなたがいてくれれば、
他には何もいらないの
…… 好き、です 。
怖い、不安で堪らないの。
あなたは目覚めた、還ってきてくれた。
だけど。
傷だらけのあなたを見た時、心臓が止まるかと思った。
怖かった、あなたを失ってしまうんじゃないかと。
お願い、もう自分を犠牲になんてしないで。
あなたを失うことが、何より怖い。
あげるから。
命も、愛も、心も、大切なものも。
全部、あげるから。
早くあなたの傷が癒えるように、祈っているから。
あなたの為なら、声が枯れるまで謳うから。
もう、離れないから。
ずっと傍にいるから。
愛しています。
愛してる…
愛しているの、サイリ。
次に会える時は、あなたの笑顔が見れますように。
そう、昔から。
ずっと私が幼い頃からあなたはそうだった。
自分の身を危険に曝してまで、私を護ろうとする。
真面目なのは知っているわ。
私を大切に想っていてくれていることも。
あなたは確かに私の護衛よ、だけど―……。
今は、とても大切な人。
最愛のかけがえのない唯一の人。
愛しているの
ずっと、ずっと
子供の頃から
あなただけを見ていた
あなたがいてくれれば、
他には何もいらないの
…… 好き、です 。
怖い、不安で堪らないの。
あなたは目覚めた、還ってきてくれた。
だけど。
傷だらけのあなたを見た時、心臓が止まるかと思った。
怖かった、あなたを失ってしまうんじゃないかと。
お願い、もう自分を犠牲になんてしないで。
あなたを失うことが、何より怖い。
あげるから。
命も、愛も、心も、大切なものも。
全部、あげるから。
早くあなたの傷が癒えるように、祈っているから。
あなたの為なら、声が枯れるまで謳うから。
もう、離れないから。
ずっと傍にいるから。
愛しています。
愛してる…
愛しているの、サイリ。
次に会える時は、あなたの笑顔が見れますように。