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1 毛利元就

君がくれたFantasia

恐らく、勘の良いそなたなら題目で気付くのであろう。
だが、気が付いても何も言うな。もし口に出すような事があれば…覚悟しておけ(笑)
そしてまた、らしくないとでも笑うが良い。


永遠などないのだと、我自身が一番理解している。故に、今が恐ろしい。
それは愛情なのか、そうでないのか。解らない。
未来は始まったのか、消えたのか。解らない。
言葉はまやかしなのか、真実なのか。解らない。
疑いたくはない。信じたい。…愛したい。
だが先のない世界が怖い。見えない未来が、怖い。

無限に鳴り響く幻想曲が、消えない。


また終わりが来るのなら、その時、我は……
2 毛利元就
体調を崩した、か。

互いに忙しい癖に何時もの刻に来ぬと不安になるなど……我も堕ちたか。


しかと治ってからで構わぬから、その時は……等と言えぬ。
連絡など適度に回復し、暇が出来てからで構わぬと言った気もするが。…無理はされたくない故、な。


人が病に伏せている時に文を送る様な事をする程、我は落ちぶれていない。
そなたの体調が良くなるまでどれ位待てばよかろうな。
三日でもすれば、文を送っても良いだろうか。

早く…治してまた我の元に来い。


………待っておる。
3 石田三成
嫌な夢を見て目が覚めた。

最悪の気分だ。

しかし、そんな夢の中でもお前の存在に癒された記憶がある…おかげで早朝からお前に文を認めたくなったのだが。唯でさえ長文気味な遣り取りにこれ以上の話題を加える事は流石に、俺が辛いのでな…過去にお前が作ったこの場所を拝借させて貰うとする。

徐々に文の数が減って来ているにも関わらず不安にならぬのはお前を信頼して居るからか、それとも事情を理解して居るからか。

何にせよ対人関係において此処まで心穏やかと言うのも俺にとっては珍しい。

お前はどうなのだろう。
4 石田三成
俺の存在がお前の癒しであれば良いなどと柄でもない事は言わん。

ただ、せめて、俺との交流が心労となって居ない事を祈る。俺の言葉は人を不快にさせるようなのでな。

…――最後に。

この縁が末永く続く事を願い、ひとつ、言霊を残しておく。

どんな時も傍に居てくれた事、心より感謝している。ありがとう。

…フン、笑いたくば笑え。

(分割陳謝;)
5 無名さん