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1 元宮 あかね

私の好きな人

私には言葉選びの才能が無いみたいで…タイトルに捻りが無いなんて文句は言いっこ無し!これから暫く出かけてしまう私の大切な人が、いつ私を見つけてくれるか…隠れんぼみたいなドキドキした気持ちと、胸の内をさらけ出したい気持ちを独り言に……―――独り言だから普段とは違ったこんな口調で良い、よね。気合い入れて綴ろっと!


貴方は覚えてる?今日は凄く特別な日だって事。貴方が私を見つけてくれたあの日にちなんで、少しあの特別の事を思い返してみたんだ。あの日私は色々と小さな過ちで私の言葉を消したり書き直したり、漸く満足の行く文章が出来たと思ったら直ぐに呼び鈴が鳴った。来訪者は他でもない貴方。物凄く嬉しくて、本当は直ぐ貴方に言葉を返したかったんだよ。でも冷静にならなきゃっていう気持ちと何て返事をしようかな、なんて事を考えてたらあっという間にあんな時間になってた。それでも貴方は優しく迎え入れてくれて…その時から貴方の人柄に胸を打たれたのを良く覚えてる…。


今に至る迄…お互い一週間も経たずに惹かれあって…元々こんなつもりじゃなかったのに…凄く幸せ。こんなに幸せで良いのかな?
16 藤原堪増
─…余り、本名ってのは好きじゃないけど…お前がオレのモノって証拠を、此処に綴って置かないとね。ふふっ、愛しきお前が頑張ってる間に…溢れる想いを此処に。

嗚呼、どれだけ…お前に触れたく思うだろうね。毎日、触れてるのに…毎日、言葉を交えてるのに…もっと、もっと愛したい。お前に触れて、温もりを感じ…繋がって居たいよ。ふふっ、繋がって居たいってのは…どう言う意味か、想像は任せるけどね?

早く、お出で。溢れるこの想いを…唇に口付け、腰に腕を回し引き寄せ、もっとお前を愛したい。嗚呼、恥ずかしいかな?こうやって、オレの願望を綴ってるけど…お前は願望で済ませ無いだろ?

待ってるよ。今、お前がやる事が終われば…覚悟しな。ふふっ、沢山沢山…愛してあげるよ。

ホントに愛してる。たった一人のお前を、ホントにホントに大切で…堪らないぐらい愛してるよ、愛しきお前。
17 藤原 あかね
あれ、貴方は誰?本当に私の旦那様?旦那様の名前は湛増…だった筈。なんて言ったら泣き虫ヒノエは泣いちゃうかな。うん、そのまま泣けば良いよ。っふふ。花よりも美しく…蝶よりも可憐な貴方の涙大切に舐めとってあげる。


ヒノエ、証が無いと不安?私はね、不安を拭う素材を増やす為に貴方と結婚をしたんじゃないよ。もうすぐ結婚して一月。その日をまたこんな風に過ごせたら良いな。


求めてくれるのは凄く凄く嬉しいよ。でもね…発言が一々えっちぃの!私の世界では猥褻も度を過ぎると犯罪になるんだよ?ヒノエみたいな美少年だと喜ばれるかもしれ……いやいやいやいや!とにかくそういう事は二人だけの時に…もしくは知盛さんに御任せしよう。じゃないと私、妬いちゃうから。


あの…ね、ヒノエ。大好きだよ。その次に愛してるが来てまたその次に大好きが来るの。何時までも新婚気分なのは、貴方の奥さんになって、貴方の家族になって、貴方を愛しているのに毎日毎日私は貴方に恋をしてるから。


あー、恥ずかしいし、悔しいし、苦しいし、…――幸せ。

早く…早く私に逢いに来て、愛しい愛しい旦那様。幾星霜とも変わる事無く貴方の帰りを待ちわび、愛し、求めて続けると誓ったあの言葉は今も深々と心の中に……――――残っているのに…。
18 ヒノエ
相変わらず、お前は意地悪だね?…なんて、ふふっ。最近は、お前がオレを意地悪する機会が多くなったけど…オレは嫌じゃないかな、なんて言えば…十分にM発言にされそうだね?

今日も少し、お前を待たせたけど…寂しい思いをさせたかな?今頃、お前は何をしてるんだい?何時、どんな時でもお前の事が頭に浮かんで…愛しい気持ちが溢れ過ぎるんだよ。その度に、お前が欲しくて…お前を求めて、沢山愛したくなる。

時折抱く、この不安…お前を信じて居ない訳じゃ無いんだよ?お前が愛し過ぎるから…お前が居ないと、オレは生きて行けないんだよ。この腕に抱き締めた侭…オレがずっと、お前を独占したい。

ねぇ、重いと思うかい?けど…ホントにお前を愛してる。お前を想う事が、お前が居る事が…此処に居る意味になるんだよ。

もっと、お前が欲しい…お前が満ち溢れるぐらい、沢山愛してあげるよ。

覚悟しな…オレの愛しき、お前。
19 元宮 あかね
久しぶりの書き込み、だね。丁度今愛しの愛しの旦那様が働きに出ている時間だから、胸中をここに。


昨日はまたまたありえないミスで私が貴方をザックリと傷つけて…本当にごめんね、ヒノエ。傷つけた分、貴方を幸せにしたい。帰ってきてから、この言葉に気づいてくれる事を心から祈ってる。


改めていうけど…本当に昨日はごめんなさい。この謝罪には実は二通りの意味があって……傷つけてごめんなさいって意味の他に、…貴方を傷つけた癖に喜んでごめんなさいって意味がある。


一つ目はなんとなく判ると思うけど、二つ目についてはまだ言ってなかったよね?


朝目覚めて…貴方から届いていた沢山の手紙や呼びかけ、20通はあったかな。その一つ一つに綴られた私への思い。愛されてる実感が凄く沸いて……実は朝から私も泣いて、申し訳なくも幸せな目覚めを送ることが出来たんだよ。有難う、ヒノエ。


私もね、貴方のことを心から愛してる。愛してる、じゃ足りないから、愛してるで大好きで、またまた愛してる。公共の場で言うのが流石に気恥ずかしくなっちゃうくらい。ここに綴ってきた数々の言葉は今もまだ色あせない。貴方無くして生きることなんて……きっと私には出来ないよ。だから、早く帰ってきて。水を、愛をあげようとしても、肝心の赤い赤い金魚が水槽、もとい私の腕の中にいないのなら、あげようがない。早く、早く溢れ出るこの気持ちを受け取って、………――ね?愛してるよ、愛しい愛しい旦那様っ!