Write
1 渚カヲル

蒼と紅

やあ、キミも此処を利用してると知ったから何となく…ね。

ボク達は完でのやり取りが主だろう?
だからもし互いに綴りたいコトバや独り言があればと思って作ってしまったよ。
完半、質問、独り言、頻度何も問わない。ボク達だけの空間さ。

赤がお似合いの紅い瞳から、赤がイメージカラーの蒼い瞳へ。
9 惣流・アスカ・ラングレー
ただいま!……って今すぐ言いたい所だけど、まだあと少しって感じなのよ。
一区切りついたから頑張った自分にゴホービって言うか、とにかくこれだけは伝えておきたかったワケ。

ちょっとフライングになるけど…記念日、おめでと。

待たせてる私が言うのも変だけど遣り取りを中断してから何となく不安になってさ。でもアンタの独り言見て何かスッとしたわ。

私には帰る場所が在るんだからベストを尽くすだけ、それで良いのよね?
だから面倒事はさっさと片付けて必ず帰って来るから楽しみに待ってなさいよ。


私からはこれだけ。
それじゃもう一頑張りしてくるからっ!
10 渚カヲル
久し振り…かな。呟きに来たよ。


アスカ、不安になった時は言って欲しい。
少しでも取り除けるようボクが全て否定するよ。
キミには安心して居て欲しいんだ。

此方こそ待たせてしまうような事をして本当にすまなかったね。
でもそんな事をしていても何処かで待って居てくれてるかもしれないと自惚れた自分も居た。
だからボクも安心してキミを待って居られる。

最近はキミにしてあげたい事やキミと話したい事がどんどん増えて行くんだ。
次は何をしよう、とか何を話そうとかそんな事ばかり考えている。

ねえ、ボクの傍に居てくれてありがとう。
こんな事を言ったら怒りそうだけどキミの皮肉や暴言、罵声すら可愛く思えてしまうよ。
11 渚カヲル
永遠に来ない冬。
風になびくドレスのようなワンピースを纏い、赤茶色をした長い髪を揺らすキミは何よりも綺麗だよ。

永遠の夏。
共に逃れる事の出来ない乗務。
大人の連中に管理、監視される日々。
それでもキミと居れるからボクはこの生活を気に入っている。
キミの傍に居るだけで独りじゃないと実感出来る。

キミが涙を流さないように…
キミが寂しくならないように…
キミがキミ自身を好きになれるように…
永遠の夏を共に過ごしていけるように…
永遠の夏をボクはキミの為にキミと共に生きたい。

アスカ、ボクがパイロットでなくなってもキミは傍に居てくれるかい?
12 惣流・アスカ・ラングレー
最初は真っ赤な瞳が気になった。
喧嘩腰でも話してたら真っ白な肌に銀色の髪…柔らかい唇、それから変な話し方に気付いたわ。

一緒に眠った時は、温かかったっけ。
手を繋ぐ時は優しい。
自転車に乗せてくれる時は案外頼りになるし…。

1日1日過ぎてく度に増えていくのよ。
なにが?とかは今更言わせないからっ!


それとアンタがあんまり馬鹿な事聞くから答えてあげるけど、私が好きになったのはフィフスチルドレンじゃないわ。

渚カヲル――…ヘラヘラ笑ってて変な話し方するアンタ自身。

世界に二人と居ない唯一私が受け入れた人なのよ、もっと自信持ちなさいよね?
その代わり私もアンタの初恋になれたってこと……誇りに思うから。