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1 無名さん

雪人たん再来

1:創作♂
2*歳
籠の鳥R20/NL受募/槍メ
「私が愛する女性は不幸になる、君にはそうなっては欲しくはないからね」
最初の告白はそうして断った。
母校で主催された外部から人員いてのカリキュラムの講師を頼まれて参加した際の受講生であった君に対して。
「私はね、誰かを愛する資格が無いんだ。相手を幸せにするという感情ではなく、愛する相手の全てを欲してしまうから。自分の愛するひとが自分以外の誰かを見るのも、触れるのを、近づくのも、良しとは思えなくなる。それでも?」
講師最後の日。二度目の告白の際に告げた言葉だ。
本当は君の印象は深くある。授業中の君は他の生徒とは違い熱心で不思議と目を惹き付けたから。
「これは私の住所だ。その覚悟があるのなら訪ねて来るといい。でも、この家を訪ねた瞬間から君は私だけの籠の鳥になってしまうよ」
君は訪ねて来るだろうか。
自らの意思で望んで籠の中に。 逃げられぬ逃がさぬ真綿の檻の中に。

強烈な溺愛思考からの歪愛、狂愛、共依存愛です。この世にお互いだけいればいいと常識から外れた物語。
2020/2/3(月)14:00
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2:創作♂
2*歳
>>1


講師の男;日本画家と絵画修復師の両親を持ち、自らは書道家として活動。しかし両親は不幸な出来事で数年前に他界。現在、生家である日本家屋で一人住まい。35歳。人目に現れることを好まず、個展等を含む自らが出席する必要がある場合を除いては代理人に任せる。幼少の頃から両親の仕事柄周囲には大人が多くおり、その時にある経験をする。容姿に恵まれた点が災いしたのか、大人の女性に操を奪われたのだ。以降、利用され続けるが経験と年齢から優位に立つ術を学び、学生の頃には種馬とも言われる。女性に不自由しなかったことが理由。しかしある日を境に心情に変化し、そして現在に至る。(簡易情報)