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11 無名さん
かつてはコアなジャンルと認識されていた[12]。元々「やおい」ということばは「おタク」同様に、社会にとって「病理的」な現象の一つだった。「やおい」「女おタク」と「BL」「腐女子」という新しい言葉には大きなイメージギャップがあり、男性同性愛を題材にした作品やその愛好者を「新しい存在」にすることに一役買った[7]。近年は『おっさんずラブ』(2018年)、『きのう何食べた?』(2019年)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)等の作品のヒットにより一躍メジャーとなった[12]。原田イチボは『週刊ポスト』に寄せた寄稿文で、『きのう何食べた?』と同じよしながふみ原作だったテレビドラマ『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』(2001年)を例に挙げ、「(当時の)ドラマ版では登場人物のゲイという設定がほとんど消えていた」ことを指摘し、(当時から比較すると)「良い時代になった」としている[12]。
BLには男性からの影響もある。西村マリは「BLCDには(出演する)男性声優たちの作品に対する解釈が反映され、結果的にBL界へのフィードバックとなっている。」と述べている。[13]