12 無名さん
1:杉崎 秀哉夏の終わり。君と一夜の青春(R20/受募 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄高校を卒業してから5年の歳月がたった今日、学生時代を過ごした街で同窓会。外から微かに祭り囃子が聴こえてくる雰囲気のいい居酒屋で懐かしい面々と酒を酌み交わし、ホロ酔いになった頃、君は現れた。初恋の君─。酒のせいだけじゃない。俺の鼓動は、あの頃のように高鳴りだす。明日、結婚式を控えた君に、哀れにも恋心が甦る。君が現れてから一時間、もう酒もつまみも、味がしない。同窓会の一次会も終盤に差し掛かり、二次会を提案する者、帰る者、各々が動き出す。君は帰ってしまうのだろうか…?俺は意を決して、いや、気づいた時には、君を外に連れ出していた。君の手を引き祭り囃子のする方へ。風はまだ、昼間の熱気を孕んでいるのに、君の左手の婚約指輪だけは…酷く冷たい…。─それは夏の終わり、一夜限りの青春が幕を開ける─。
─今夜だけ、あの頃みたいに。ダメとは言わせない。2015/8/21(金)3:37
安っぽい乙女ゲーみたい
─今夜だけ、あの頃みたいに。ダメとは言わせない。2015/8/21(金)3:37
安っぽい乙女ゲーみたい