~──…遅過ぎるのよ､此の馬鹿…｡本心で謂えば変わっては居ない､けれど…誰拠り好きだからこそ､届かない物に手を伸ばすのは厭何だもの…｡…亦居なく為る､の｡折角今日は時間が空いて居るのに…少し位話して行って呉れても良いじゃない…｡直ぐ何処かに行っちゃう長谷部何て嫌いだわ…｡(膝抱｡)

次に逢えた時は何でも叶えて呉れるって言ったもん…其れに､頻繁じゃ無くても御話出来れば､其れで…｡(膝ぎゅ､う｡)…無理には引き留めないけれど､若しもう少し残って呉れるのなら…悪態を吐いた事位は謝る､わ…｡

#_ 好きだけれど嫌い､好きだからこそ嫌い──…もう解らない､わ｡感情何て無く為って仕舞えば良いのに…｡(膝ぎゅ…う｡)…再会出来る日をずっと､ずっと､待って居たのに…､な｡

もっと心の儘に寂しかった､逢いたかったと言えたなら──…何か違ったのかしら､ね｡尤も､そんな素直さも可愛気も無い事は自分が一番良く知って居るけれど｡…気持ちが強ければ強い程に｡──…まあ謝罪すら聞入れて貰えないのなら仕方が無い､わ｡…噫､誰か手酷く犯して呉れないかしら｡空っぽに為りたいの｡

──…泣いて呆然として居たらランキングの時間､過ぎちゃった｡散々使ったアイテムも全部無駄にしちゃったし…､一度落込むと総て駄目ね｡本当｡…元気､出さなくちゃ…｡(目許ぐし｡)

…もう二度と､寂しさから逃れたい一心で安易に誰かの手を取る事はしたく無い｡曇った目では真を見極められないし､何れ相手の好意を､優しさを総て踏み躙って仕舞う｡だから､孤独に打ち克てる様に為らなくちゃいけないの｡其の先にこそ屹度､私の求める物は在る｡…けれど此の如何しようも無い寂しがり屋な性分は如何したら治るのかしらね｡教えて､強い人｡

悪態を吐いたり態と怒らせる様な事をして､其れでも私の手を繋いで居て呉れるか試すのも悪い癖｡当然皆居なく為って､次こそは気を付けなくちゃ…と思うのに気付けば同じ事を繰返す｡学習能力が無いのでしょうね､私は｡──…恋仲持ちの素敵な人達から恋愛の伊呂波でも学べば少しは変われるのかしら､…何て､ね｡

以前あれだけ注意されてこれじゃあいかんですわ