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24 無名さん
「 そうかい 。 …… ん 、 美味いよ 、 普通に 。」

( こういうお人好し … ? な所や 自分が傍に居ないと落ち着かない …… というより過保護な所とか 、 そういう所がどの時間軸でも変わってはいないので逆に安心する 。
…… でも 、 だからといって彼が隠しごとをしていることを見抜いていない訳では無い 。 けれども深く迫ることはしない 。 興味が無いのも一理あるが 、 基本深く迫る気が無いのもある 。
__ 生憎 、 アンタよりは隠すのが上手くなっちゃったんでな 。
なんて 、 心の中で彼とは対照的に苦笑いを浮かべていた 。

繰り返す力をも持っているのもあるが 、 監視されている事は把握済みである 。 けれども実害が無いので言うつもりは無い 。
何だか何も知らず 、 こんな自分に尽くしているのが可愛らしくも思えるし 、 哀れにも思える 。

でも 、 やはり彼は自分を人間だとは思わずに英霊として接していた 。 先程の事だってそうだ 。
___ 嗚呼 、 やはり彼は俺を人間として見てくれてないんだな 。
そう思いながら何となく 、 初めてここに来た時のことを思い出してみる 。 初めは召喚に失敗してボロボロになった彼を手当したこともあったっけ 。 それはもう遠い記憶の話になるが 。

繰り返す事で距離感が生まれてしまうってのは本当なんだな 、 何だかもう … 面倒くさくなって悲しさと切なさを含んだ笑みを作って見せた 。 )

以前のやり取りで怪我隠す美咲ちゃん
何とか探ろうと頑張る相手
相手の作戦を全て叩き壊していく美咲ちゃんのロル