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24 無名さん
1 創作♂
殺人鬼と近親相姦(R20)

長過ぎるので一部略

▽俺達のこと
ヨーロッパに拠点を置くマフィアボス、それが父さんだよ。
父さんには二人の息子が居て、長男はマフィアのNo.2、次男の俺は静養中。
後継者として生まれた時から厳しく育てられてきた兄さんと違って、母親似の俺は父さんに溺愛されながら育った生粋のパパっ子。それを拗らせたのは片手で数えられる歳の頃だったかな、父さんにガチ恋してた俺はその愛情を独占したくて実の母親を毒殺しちゃったんだ。俺の頭は凄く良くて、片手で数えられるような幼い頃でもその辺の草から毒を調合して作れたんだ。あの女とは庭園で二人きりのティータイムをしてて、今だなって思ってさ。俺が入れた毒に気付かないまま紅茶を呑んで苦しそうに死んでいった姿は滑稽で今でも忘れられないよ、あれが俺の初めての殺人だった。──ただ、父さんやファミリーにバレないように俺も自分で作った毒を呑んで倒れたんだ。だから疑いの目は一切向けられずに済んだし、俺が「犯人」ってバレる事はなかった。勿論そうだよね、だって俺はまだ幼子だったから。だけど、兄さんだけにはバレてた。俺がサイコパスなのを元から気付いてた人だから仕方ないよね。でもなぜか黙っててくれたんだよね。
あの毒殺事件がキッカケで、俺は父さんから今まで以上に愛されるハッピーライフが始まったんだ。大好きな父さんが俺のことを付きっきりで看病して、気にかけてくれるのが嬉しくてさ、毒で身体がやられたって事にしたらもっと愛されるんじゃないかな?って思って“病弱で、か弱いフリ”をして今も父さんの気を引いてる。だから今も静養中ってこと。このまま父さんとのラブラブハッピーライフ♡

───って、ワケにも行かなくてさ。俺はヨーロッパで人を毒殺し過ぎちゃって、後始末をいつもしてくれる兄さんにこっぴどく叱られちゃったんだよね。それと…父さんにこっそり媚薬を盛ったのも兄さんにバレちゃってさ、未遂で終わったんだけどそのせいて今は兄さんに言われて一人で日本に帰国してるんだ。