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28 無名さん
1 天/王/は/る/か
別れと出会いの季節。
良い思い出と言うか…特に思い出がないのが原因とでも言うべきか。兎に角、僕は旅立つ事にしたから。

初めは君の手を引いていこうと思ってたんだ。幾ら手を引こうがうんともすんとも言わないものだから、この半年間君に怒ったりもした。君が黙りを決め込む間にも敵の手によって負傷を負ったし、我慢の連続だったよ。
その結果がこの間の大爆発さ、自分でも思った以上に辛かったみたいだ。

素直に言うよ。君以外の人を選んでいたらクリスマスも、バレンタインデーも、誕生日も、幸福に満ちたものだったんじゃないのかなって思ってしまった。

それで、僕は思ったんだよ。……君が幾ら呼び掛けても来てくれないのは、もしかして僕にありのままの姿を見せて好かれる勇気もなければ、次のステージに踏み出す覚悟もないんじゃないのかって。
そんな事を口にしたら僕が簡単に手離してしまいそうだから、だから…あんな気の惹き方をしてるのかなって。
何度も言うけど、僕は別に可愛い娘が好きなわけでも、お金持ちが好きなわけでも、頭が良い人が好きな訳でもないんだよ。大切なのはこれから先どうしていくかだと思うから。

だけど、何度こうやって訴えようが、きっと君は変わらない。今日のお昼に相変わらず上がってる日記を見て諦めがついた。
明るい未来を夢見たりもしたけど、今となっては君の存在が僕にとっての足枷になってる。
終わりにしてよ、み/ち/る。恨んでる訳じゃない。人生なんて人それぞれなんだから、君は君の考えを大切に生きていってほしい。
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はい。
2022/3/5(土)22:36