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3 無名さん
1 ベ/リ/ア/ル
一年程前の
今頃だったかな?やぁ、コンニチハ。……まさかキミを失うハメになるなんてね。異界の強欲な神が、一部だけに限らずキミまで奪っちまったのかと思ったよ。考えもしなかった。見えない優しさを紡いでくれていたキミの存在が無くなるなんて耐えられない。当然のようにオレの傍に居たというのに…、悲しいねぇ。なぁ、愛してるんだよ。分かるだろ?他の有象無象なんてどうだっていい。キミの複製とお遊びをしたところでキミを超える存在なんてありはしないんだ。耳触りのいい言葉ばかり並べて、なんてまた怒るかい?仕方ないだろ。キミに関わる事柄なのに、冷静でいられる訳もない。
可愛らしくて、素直で、そしてオレのマゾヒズムを上手に擽ったキミの熱が忘れられないんだ。思い出しただけですぐに昂っちまう。オレをこんな風に出来るのは、次元を超えてどこへ行こうがキミだけなんだぜ?たとえ空を飛べたとしても、キミの隔絶した空間の扉まで開く事は出来ない。なぁ……頼むよ。また傍にオレを導いてくれ。自由な生き方をするキミを好ましく思っている彼や、成長を留めることをしないあの子だって寂しがっている。また指を絡めて散歩でもしよう。キミお手製の料理に舌鼓を打って、キミの愛に溺れていたいんだよ。永遠に。その気持ちはずっと変わらない。世界を破壊しかねないキミの衝撃が今でも恋しい。また聞かせてくれないか?
いつまでも待っているよ。何十年、何百年経とうがね。オレの唯一の人魚さん。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
もちろんだ。
2023/8/5(土)12:06