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30 無名さん
1 夏/油/傑
甚/爾から真/人になった君に。
久しぶりに探しに来たよ。忙しくしていて暇が作れずにいたよ。といっても、君に宛ててあの場所へ言葉は残し続けているけど読んでくれているのかな。
会いに戻ってはどこかへ消える君といたちごっこを始めてあと少しで季節が二巡する事になる。もうそろそろ、戻って来てくれないかい?それとも、君はまだ私を試したいのか虐めたいのか、若しくは君にまだ何か思う事があるのか。何にしても、私は説明しなきゃならない事と謝りたい事がもう数え切れない程あるんだ、それは君もきっと気付いてるだろう。
君が戻らない間、まるでまともな僧侶みたく君を思って言葉と行動で気持ちを届けているさ。
勿論、君との約束もそのまま。
他の誰にも興味はない。記念日や誕生日は独り寂しく祝わせて貰ってる。寂しいなんてもんじゃない、帰り道に土産でも買って早く帰っておいで。
まさかここに来てまで君もこれまでの事を誤魔化したりしないだろ。私は君を信じてるさ。どんな姿になろうと、私は君が隣で笑ってくれるまで尽力する。
気持ちも思いも出会った時から今日まで磨き続けているよ。私は君が好きだ。

鍵は豊/臣/秀/吉のお守り、湯たんぽ痕、スープの透き通ったラーメン。

去年言ってたスノーボールを準備しておこう。バレンタインは君が好きなイベントの一つでしょ。少なくとも、私の前ではね。
君を信じて全てに耐えて待つ。
会いに来てくれないか。もう離れた場所から探らないでいいから。話をしなきゃ意味がないんだ、私達は。
違うかい、真/人。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい
2024/1/31(水)0:00