1:へ／し／切／長／谷／部
恋仲を前提として出逢って欲しい(刀,A3等)
先週だったか。朝、本／丸の戸を開いた瞬間金木犀の香りがした。
秋どころか冬の足音がこんなにも近い。今年も残り2ヶ月にも満たないという事に驚愕した。

本当はずっと望んでいた、そんな他愛もない事を共に楽しめる者と出逢いたいと。
俺にはそんな資格はない、色恋など不向きだと様々な理由を付けて目を背けてきた。
人は常に過去の自分が選んで来た「正解」に導かれた場所にいる。
そうして目を背け、蓋をし続けていた事が過去の俺にとっての「正解」の場所だった。
そして今、その「正解」の場所や形そのものが変わろうとしている。
己の心に蓋をし埃を被せたまま通り過ぎていく季節を眺めるだけの日々に満足する事はもうやめる。

その為に立て札を立てに来た。

経済的に不安のない、容姿も笑ってしまう程酷くはない無難な相手と、適齢期といわれる年齢で世間体の為だとか子供が欲しいのだと尤もらしい理由を吐いて結婚する。そこに俺は幸せも美も価値も見出さない。
そして、自分の心に性癖に嘘が付けないからと嘯いて同性の相手を探す。それを愛だと言うのならそんな物は要らない、俺は1人で生きていく。
それ以外の恋愛観の重さの是非を問うつもりはない。
ただ愛する事が追い詰める事と同義にならない事を望む。
お互いの身を滅ぼすような関係は望まない。
言葉遣いは言わずもがな、過度な催促や放置はご遠慮願おう。
最低限の想像力は持ち合わせている事を願う。

僭越ながら幾つか条件を設けたい。
▼ 希望する事
・帯でやり取り可能な背後25歳以上女性
・都内で1、2ヶ月に1度会う事が可能
・結婚出産願望や過去にその事実がない
・完フリーの同性愛者
・昼職従事者で金銭面自立(求職活動中は○/扶養内・受給者等は×)
・持病のある方はどうぞ先にお伝え下さい、全身全霊でお支えします。共に生きましょう。
・体型や清潔感等の身嗜みを整えている
・仮装や観劇等盲目的な趣味がない
＊休日が暦通りに取ることが可能であれば有り難い
＊夜型生活ではない
＊喫煙しない