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43 無名さん
だが、ひとたび抱いた想いとやらは早々に消えてなどくれん。寧ろ日増しに愛おしさは募り行くばかり。

刻々と己の中で降り積もり、早う早う言の葉に乗せ告げてくれと緩やかなりしを重んじるじじいの背すら、こうしていとも容易くぽんと押し、捧げる品を選ばせてくれるのだから誠に恐れ入るが…ふむ、これも良いし先刻見たあの茶器も中々であったな。認める文に燻らす香は…良し、あちらにある物にしようか。

……もしやすれば明日を共に迎えられんやも知れん、いつ何時どうなるかは誰も知り得はせんが…

その様な中で生まれ出でたるこの情、果たして告ぐるべきか否か悩んだ挙句、言わぬ後悔を抱えるよりも当たって砕けた方がいっそ清々しいと思ってな。はっはっは、まあ、今になって漸く女人達の心掴むに四苦八苦しておった公達達の労が分かった。いや、恋慕とは実に扱いの難しきものよ。

んー、では品も決まった事だ。後は書き添える歌は如何なるものにしようか…此方も一計を巡らせねば。と、ああ、すまんな。

其方が語らいを聞いてくれたお陰で良い品が見つかった。心より礼を申し上げる。ではさて、結果とやらはとくと御覧じろだが…もしも振られておったら酒の一杯にでも付き合うては貰えると誠に嬉しいぞとだけ。

□最後に
万一に関心を寄せてくれたならば、件名は無題白紙の上、希望刀と提供の姿、萌と萎、創作の主ならば風貌の仔細も添えて頂いた上での来訪を願いたく。宿はy、g、ぽ*い、本、帯、青い鳥のいずれでも構わんし、描写は此方より添える故にあくまで任意。

それでは俺は払いを済ませて来る故また後でな。

(此処までの閲覧誠に感謝を)
2016/9/23(金)12:09
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