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45 無名さん
す、んません…(変な感じ、と伝えるとその場から手を離してくれたことに安堵し、そのまま手を握られると無意識に握り返して指に力を込めつつ先ほどから妙に高鳴る鼓動を抑えるように大きく息を吐いて、手の甲に相手のするりとした頬が触れるとその甘えるような、こちらを伺うような行動がとても愛おしく、先ほどの自分の行為が相手を傷つけてしまったような気がして胸の奥が締め付けられ、結局鼓動は高まったままながらも相手の言葉を聞いて)…さ…さわって、いい、ス、どこでも…けど、どうしても嫌なところがあったら言うんで、その時はさっきみたいにやめてくれますか…?(沢山触れたい、という言葉だけでぞくぞくと背中が震えてしまうものの、羞恥や困惑以上に自分の好きな相手の願望に答えたいと強く思い、一生懸命頭の中で考えながら興奮し掠れた声で応えて)