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48 無名さん
夕べは、彼奴を睡魔に取られた後、寝付けるまでのつもりで久しぶりに茶に行ったんだ。
俺が彼奴と出逢った時の様に、人恋しい奴等がやはり集まっていたぜ。
そんな中の一室に飛び込み話をしたんだが。
敢えて選んだ久方振りの公開茶は、すりる満点で面白かったな。
況して、相手二人が恋仲持ちじゃねぇっ事で、俺も彼奴の存在を黙ってた。

ん?浮気相手の物色かって?
違う違う、俺が恋仲持ちって話したらさ、話の観点が、そっちばかりに成るじゃねぇか?だからさ。
茶は見知らぬ相手との言葉の駆け引きが面白いってのに、要らぬ野暮は無しだろうが?対等の立ち場で話したいって。
うーん、これも、俺の主観的な思惑だろうけどよ。

然し、まぁ丑三つ刻を過ぎた真夜中だってのに、閲覧者が不特定多数居たんだ。
おいおい、俺等の会話を見てる位なら仲間に入れよ。(笑)

茶に行くのは容認してくれてる彼奴も、俺が恋仲持ちを黙ってた事でちょっと妬いてくれたらしい。其れが、又、少し嬉しかった。

なぁ、心配掛けちまってごめんな?
大丈夫だぜ?俺にはアンタだけさ。浮気はしないって約束は守る。