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49 無名さん
▼鶴_丸_国_永
ふとした拍子にきみを思い出す。
嘘つきで、今後俺が折れるまで消えることのない傷を作ってくれたきみ。
確かに愛していたんだが、きみの方はどうだったんだろうな。
誰に話すことも出来ないまま、呪いのように時と共に蓄積されていく毒を定期的に吐いて生きていくしかない。それだけきみは俺の中で大きな存在だったってことさ。
きみはもう断ち切ってるのかもしれないが、俺はまだまだきみが残してくれた傷を癒せそうにない。
2020/4/23 11:22