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49 無名さん
アットホームで有名なバーの敷居を跨ぐと小さな同窓会が開かれていたようで、カウンタに座りつつチラチラ見ているとその一人と目が合った。間違える筈がない。初恋の人。顔を合わせるのは数年ぶりな中学の同級生と懐かしさこみ上げ。お互い笑顔を浮かべて、俺はグラスを持ったまま群れへ近づいて行った。途端に囲まれ胴上げが始まる。盛大にこぼれるお酒。みんなの野次が飛ぶ。)こんばんは!混ぜて混ぜて!一緒に飲もうよ。って、キャー!