5 田中
【床屋の息子への嫌がらせ真実バージョン 】

それは、今年 2月下旬のことだった。

2月21日(金曜) 23時30分過ぎ Hair saron ハヤシ の息子がコノヤローと叫びながら店の玄関から飛び出して来て、
そのまま我が家の玄関先まで走って来て、いきなりしたたかに顔面をブン殴られた。

深夜(未明)の時間帯を狙って我が家の敷地に入り込んで来ては悪戯(悪さ)をするという嫌がらせがここ何年も続いていた。私がしつこく悪さをしていたせいだろう。

確かに嫌がらせの現場を押さえることは出来ていないが翌朝になってみると明らかに嫌がらせされたという形跡が見てとれる。
しかし証拠は全くないのであくまで私の勝手な想像だ。

嫌がらせ合戦は今年に入ってからも続いていて既に5年という月日が流れていた。しかし楽しくてやめられない。
一日中ガラケーは手放せない。シコシコ書き込みをしている時が一番幸せだ。

幾ら嫌がらせを止めるように言っても止めてくれないので、2月21日(金曜)の夜(23時半頃) 夕飯を済ませた私は安酒を呑んでいて 自分が強くなったような気がして、何とか嫌がらせをしてやろうという思いから我が家の玄関先に立ち 床屋の家族に聞こえるように、「深夜未明の時間にウチの敷地に無断で立ち入るんじゃねえ! 嫌がらせして来る奴が床屋をやっていても客なんか誰も来るわけねーぞ!ざまあみろ!」とわざと大声でわめいてやった。

大声でわめく私のその声を床屋の息子は聞いていたのだろう。当然だ。わざと聞こえるように大声を出したのだからそりゃ怒るだろう。

暫くすると床屋の息子がコノヤローと叫びながら店の玄関から飛び出して来て、いきなり私に殴り掛かって来た。
その瞬間、目の中に星が散り鼻血が大量に噴き出した。

これはヤバイと思った私はとっさに我が家の裏側に廻り、ゴミ出しの時に使っていた大きなポリバケツの中に急いで隠れた。

その時、私は誰か警察を呼んでくれ!と大声で女のように悲鳴を上げていた。我ながら情けない。