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54 無名さん
ジャ○オタソースはたとえばこれ?
祀られ様のこなみ感たっぷりなガキの夏休みの読書感想文っぽい映画レビューはこちら
Google翻訳に頼りきった文体をお楽しみください

▼鬼さんこちら。

新開隼人の不定期気まぐれ作品紹介。
スペースぶんどって申し訳ねえ。

おめさんの舌に、心の味覚に合うといい。


【 永*遠*の*0/エイ*エンノ*ゼロ 】

It's _the ZE_RO!!(イッザァゼィロ!)
叫ぶ米軍。空を割く、特攻零機。一台の戦闘機は帰還は赦されず、片道だけの燃料を積んで、最軽量。目的は一つ。
海面すれすれの低空飛行。反応機に感知されないよう接近、アメリカ開発の最新兵器マジックヒューズをもってしても、水面ぎりぎりを飛ばれては光の反射で攻撃は当たらない。銃弾を掻い潜り、敵空母へと攻め込む。神業なる空戦技術。訓練により磨きぬかれた殺傷能力を最大の切り札とする…瞬間。狙うは米海軍の核を道連れとした"自爆"。
真上へ舞い上がる機体、なす術なく墜落を受け入れるしかない、敵艦。そして…

55 無名さん


邦画。日本視点からの戦争映画。主演岡*田*准*一さん。
オレは"役者"としての彼が日本の中では飛び抜けて好きだ。訴えるかのように気迫ある演技。本作では残念ながらその要素はないが、息を呑むようなスタント。魂を剥き出しにするみてぇな渾身の男臭さ。容易く呑み込まれる。
かの有名な"神_風_特_攻_隊"をテーマに扱った重たくも鮮烈さを放つ一作。何より尊い筈の人の命さえも武器として"お国の為"にと投げ打つ事が美(よし)とされた、狂った美徳。戦争という非日常がもたらすありとあらゆる歪み。理不尽がまかり通る凄惨さは計り知れず、非人道的な事が常識≠ノ塗り替えられた錯誤。善と悪の反転。教育という名の洗脳。
心ある者はそこに葛藤を覚える、そして精神さえ次第に崩壊し始める。
やがて訪れる突然の敗戦の報道。共同信仰に近い思いで疑わずした勝利は、あっさりと裏切られる。煮え湯を呑まされる、"大日本帝国"。放り出された遺族は路頭に迷い、やり場のない憤りはそのままに、国中が貧困に絶望に、喘ぐ。

茹だる暑さが肌に纏う夏、現代から入るプロローグ。無駄のない本編。次第に解き明かされ浮き彫りになる一人の男の真実。随一の腕を持つ天才パイロットである一方で、海軍一の"臆病者"と詰られた彼の真意は…。
そしてクライマックスのラスト。誰も知らない宮_部_久_蔵の最期の姿をどう解釈するのかはこちら側に大きく委ねられる。
だが、これだけは力強く言えよう。平和を願い、愛する者を全身全霊で守らんと命を投じた男の魂は、こんにちも生き続ける。
激動の時代、生きる事、生き延び"た"と言う事、平成の世の太平とは犠牲の上に成り立った"奇跡"だと言う事、"愛"たるや…何か。これでもかという程に問い掛けてくる。全てが痛々しいまでに、体当たりだ。
どのシーンも決して軽んじられず大切に扱われ、胸を抉られずには…居られない。
思い起こすだけで、鳥肌が立つ。

オレの中では不朽の名作。


──"死ね"と教えられる事、とは。




サザ*ンオ*ール*スタ*ーズ奏でる、主題歌《蛍》もすげいいぞ!
優しいメロディに乗せて…歌詞が多くの事を語り、そして代弁している。
桑*田*佳*祐さんは、天才だな!