4 夏／油／傑
君と離れて何度も謝って気持ちを伝えてきたけど私も私で感情が溢れて間違いがあったよ、ゴメンね。その度にまた君へ謝ってきたけど、またその度に君からの手紙や嘘をついてまで会いに来た君に私も必死だった。そんな中で本当に私と離れたいなら返事なんてしないし構わない、それが掟なんだと伝えてもそれでも君は言葉をくれる。それは今も変わらないし建前と本音を繰り返し一人芝居だ。勘違いする程少ない喧嘩の回数じゃないだろう、私はもう君の手紙を何枚と取っているし読み返さなくても分かるさ。君はここまで引っ張って手放す程無責任じゃないことも知ってる、そして素直じゃないことも知ってる。だから私は耐えるんだよ。ずっと信じて楽にじゃない独りを君への償いに変えて、読んでるかも定かじゃない手紙を書き続けてる。君は嘘が下手だからみてない手紙に書いてある事を溢した事もあるから確信したけど、今も見てるかも、なんてそんな確実じゃない事にも真剣に筆を執る。どんなに君が素直じゃなくてもそれがどんなに嬉しかったか伝わるかい。まだ私の努力が足りないならすまない。だけど私は君が願った言葉を君に伝える約束も、君と誓い合った事も、ちゃんと叶える。その為に毎日頑張っているよ。私は不器用な君が好きだ。それに不器用過ぎる君が心配で余計なお世話だろうけど私の世話焼きな性格が不安で仕方ない。それ以上に君の好きなとこが溢れて仕方ないよ。
もう少ししたら桜も花開く。私は君を信じている。早く帰っておいで。お花見、君と出掛けたい。私は信じられない人を愛する程お人好しじゃないよ。君だから信じるんだ。好きだよ。待ってる。
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はい
2024/3/19(火)8:01

オレオマ新作