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7 無名さん
燭台切光忠 [編]

文月二十七日

徒花本丸にて加州清光君にパンケーキを作る事にした。パンケーキはもう幾度となく作っていて、自分で言うのもなんだけど慣れたものだ。
ベーシックなタイプにしたけれど、作っていると不動君を思い出してしまう。
僕は彼が大好きだった。
僕の料理を望んで食べてくれる唯一のお客さんだったからね。
ふくふくと笑う姿や、彼の選ぶ言葉が好きだった。
いつか酒蔵を二人で訪れたいと思っていたんだ。
酒粕を買って、厨で甘酒を作る。
皆がそうしている様に、僕も君を撫でてみたかった。

( 2017-07-28 10:07 )

元サにいない奴の名前出すとか正気か