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73 無名さん
恋のひまわり畑にて

君の真白な頬に張り付いたてんとう虫と
それを指差して笑う小さな子供
君は恥ずかしそうに笑って
そのてんとう虫が潰れないように、潰れないように、優しく指に乗せて放った

さよなら僕と君の夏 いらっしゃい 夏