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74 無名さん
1 創作♀
神様との夏休み(刀/剣、片道NL、物語重視)
おばあちゃんのお葬式以来ずっと手付かずだった田舎の家が秋には取り壊されるって聞いて、きっとこれが最後だからとお父さんとお母さんに頼み込んで夏休みの間はずっと一人でおばあちゃんの家で過ごすことにした。
おばあちゃんとはあんまり会ったことないし、家に行ったのもお葬式のときを含めたって五回もないけど……家がなくなったら、本当におばあちゃんのこと分からないままになってしまう気がして。

[条件]
・やり取りには帯を使用
・こちらのアイコンがキャラクターのイラストではなくキャラクターのイメージに沿ったものであることを許容していただけること(容姿はプロフィールや描写で表現)
・返信は三日に一通程度、多忙時応相談
・打ち切り時は部屋の削除か退室
[募集]
全ての刀/剣/男/士
[提供]
創作♀(元審/神/者の孫娘)
[応募要項]
萌萎、接触描写の二つを必須事項としてその他自由

新幹線に乗って、電車に乗り換えて、それから長いことバスに揺られてくったくたになって到着したおばあちゃんの家はもう何年も誰も住んでないとは思えないくらいきれいだった。床とか光ってるし、埃とかないし、畳はさすがに古いままだけど庭には雑草なんて生えてないし……。田舎だし誰かが手入れしてくれてたのかなー、田舎ってあったかいなー、と思ってその日はぐっすり寝た。
翌日、朝起きて庭に出たら家庭菜園?畑っていうのかな?庭にある小さい畑にはきゅうりとかトマトとか、色んな野菜が植えられてて……っていうか、たわわに実っていた。つやつやのきゅうりには水滴がついていたし、土も湿ってた。ここしばらく雨は降ってないから、近所の人が水をやってくれたのかな?……歩いていける範囲に家なんてないのに?こんな朝っぱらから?……い、田舎ってあったかいなー。
その日の午後、お昼寝していたら二階から人の足音が聞こえてきた。パタパタ、って。なんとなく……子供が、何人かで走り回ってる、みたいな。……どうしよう、なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ。