1 夏／油／傑
姿を変えた君に。
久々にここを借りて君を捜索させて貰うよ。明日は記念日だからね。覚えているかい？君が忘れるはずは無いから当たり前だと怒られてしまうかな。
それでも、明日の為に任務を前倒しで片付けて時間を作ったんだ。勇気、出してくれないか。会いたい。君からの便りがなくても結局祝うんだけど、それでもさ。
君の顔を見て、どうせなら君の為に紅茶を淹れたいよ。

鍵:豊／臣／秀／吉／の／御／守

暫く顔を見せられなかったけれど、私が諦めたと思ったんなら、笑いながらも君はきっとまた勇気が出せなかったと一人で悔やんでたんじゃないかな。これまで君は同じ事を繰り返しているだろう。この予想を信じきっているわけじゃない。ただ、もしもそうなら、当たらずとも遠からず。そうでしょ。
私から伝えたい事も君が聞いてくれるなら謝りたいと思う事も、ずっと心に抱えて任務を行っていたんだ。そろそろ、頑張れないか。一歩でいい。それなら私が百歩でも千歩でも、数として書き表せない数字になってもいい。こっちが動くから。
私が出来る事は全て行動で君に見せてきた。格好のつかない物もあった、反省する事も多いよ。それでも私は君へ口だけじゃなく、動いて目に見える形で伝えようと必死にやってきたよ。君にはまだ伝わっていないかい？まだ足りないのかな。これでも笑ってしまう程尽くしているんだけど、君の満足な量じゃないかい。
それなら記念日、明日は私の尽くせる事全てで君を笑顔にしよう。確実に出来るかは分からないけどね。それでも努力は怠らないさ。
早く帰って来てほしい。
私はね、君だから信じるんだ。
明日、盛大にお祝いしよう。君と祝うのは3年ぶりになるけど、あの頃と変わらない、それ以上の思い出に出来るように頑張るよ。
連絡を待ってる。任務の疲れで寝ていたらすまない、もしもそうなら明日起きてすぐにでも返信しよう。
君を信じて待っている。
[伝言ではなく捜索目的であり、アドレスはダミーではない。連絡を取り終えた後は全ての記事を削除する(はい/いいえ)]
はい
2024/6/26(水)22:16

別の棒いるけど記念日だから一応出てきたって感じの短さ