繋ぎ目のうやむや(呪／術)虎／杖／悠／仁

冬と春がうやむやな今日みたいな夜に誰かと通りすがりに遭遇して、最近どうって話をして、やっぱ寒いねって自販機であったかいの買ったりしたい。
夜に光ってるもの見るとなんとなく安心する気がしてさ。
どうにも寒かったらどっか入る？なんて話をしながら、夜の道をふらふらほっつく。
冗長気味の助走がいちばん、大切だったりしない？
自分じゃない他人を抱きしめるとき。キスをするとき。あずかり知れない他人の中の地獄を真綿でくるみたいとき。花火でぱちぱちちかちか、憂鬱を一瞬でもをふっとばしてあげたいとき。
そうされたい、でも構わない。ピンときたそこのアンタは俺とちょっと気が合うかもしれないから、こっち来んかなー。って、釣り糸をね、垂らしにきたんだけど。

一日限りなら細かい事は不問にしない？属性も嗜好も、なんでもいいんだ。一緒にほっついて話して抱きしめてキスしたいだけだから。…？だけ？って顔した？今。ちょっとー。
大丈夫怖いことしないよ。っていうよりは歯医者みたいに右手上げてくれたら、あ、これヤなんだなって判断するから正直者でいてよ。右だから突っ込まんし、あ、でも舌は口に入れてあったかいなーってしたい。
季節の変わり目は掻き乱される。少し気持ち悪くて、少し気持ちいい。ふたりでいたい。

今日は短すぎるから明日の夜まで付き合ってくれたらすごく嬉しいけど、寝ちゃうまででも嬉しいよ。
斑レスも途中撤退もなんでも大丈夫。
中文程度でロル回してくれる人で、捨宿が使える同柵の男ならどちらさまも歓迎するからアンタらしい姿で来て。
歩道橋の上でぼけーっと黄色信号警察してるから通りすがりのていで描写で声かけてくれたらそっから返すよ。
消すまでは待ってるからさ、会いに来てな。
虎／杖

こういうのをなんで虎杖でやろうと思うんだろう